粥川準二(kayukawajunji )さんの『MITのマニアックな論文よりも、『ネイチャー』の報道、というかより正確には、UNSCEARやWHOのレポートのほうがずっと重要ですよね、常識的には』

TLにRTされてきたものを見て、自分がまとめて読みたかったので(続きへの期待を込めて)まとめました。
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粥川準二 @kayukawajunji

続)は、事故直後の日本政府の行動に信用性を添えている。福島県立医科大学の研究者で、1つのローカルな健康調査を率いている山下俊一は、こうした知見が、事故の犠牲者の間でのストレスを軽減する手助けとなることを望んでいる。しかしこれらは、政府と地域住民との間の信頼を再構築するには

2012-05-25 20:20:18
粥川準二 @kayukawajunji

続)十分ではないだろう。東京大学のラジオアイソトープセンター長であり、政府を公に批判している児玉龍彦は、このレポートの価値に疑問を呈している。「国際機関は、日本へのきわめて短い訪問にもとづいて性急なレポートをつくることをやめるべきだと私は思います。そんな訪問では、

2012-05-25 20:26:03
粥川準二 @kayukawajunji

続)ローカルなレベルで何が起こっているのかを見ることはできません」と彼はいう。/約70人の科学者からなるUNSCEARの作業部会は、最終レポートが完成するまでに、行うことがまたたくさんある。部会のメンバーらは、事故のデータ・ソースの有効性を独自に立証し続け、原子炉から環境への放射

2012-05-25 20:32:52
粥川準二 @kayukawajunji

続)性同位体の流れのモデルで研究する。作業員についていえば、「個々人に対する医療的なフォローアップ(追跡調査)は、統計的なフォローアップよりもすっと重要です」とワイスはいう。「人々は、私たちがいうことが真実かどうかを知りたいのですよ」。〔とりあえず了〕

2012-05-25 20:38:00

粥川準二 @kayukawajunji

…ふう。とりあえず『ネイチャー』の記事「フクシマの線量、計算される」の主要部分を訳してみたが、関連記事があと2本もある。「世界保健機関がフクシマを計量」 http://t.co/oYfEOc6z 、「寒いところから」 http://t.co/TCcgozR8

2012-05-25 20:46:18

『ネイチャー』-世界保健機関がフクシマを計量-

リンク t.co Nature News Blog: World Health Organization weighs in on Fukushima : Nature News Blog Today, the World Health Organization (WHO) released a preliminary estimate of the dose received by the public as a result of last Marchs meltdowns at the Fukushima Daiichi nuclear plant in Japan. Nature has seen a draft of the final report, and it is mos
粥川準二 @kayukawajunji

WHO、フクシマについて計量 http://t.co/oYfEOc6z (『ネイチャー』2012年5月23日)本日、日本の福島第一原発で昨年3月に起きたメルトダウンの結果、国民が浴びた放射線の、予備的な推計を公表した。『ネイチャー』は最終レポートの草稿を参照してきた。そしてそ

2012-05-26 08:42:36
粥川準二 @kayukawajunji

続)のほとんどはよいニュースだ——その被曝線量はきわめて低く、結果として、きわめて少ないがんが予測される。その推計によれば、事故後最初の1年で、福島県民のほとんどは、1〜10mSVを浴びた。近隣の県民は0.1〜10mSv。そのほかは0.1〜1 mSv。こうしたレベル

2012-05-26 08:50:17
粥川準二 @kayukawajunji

続)は、がんリスクのごくわずかな増加をもたらしうる。/明白な疑問はなぜこれほどわずかなのかである。ニューヨークにあるコロンビア大学の放射線生物物理者デービッド・ブレナーによれば、5mSvという被曝線量は、5000人が被曝すると1人が過剰にがんを発症すると推計される、という。

2012-05-26 08:55:08
粥川準二 @kayukawajunji

〔朝の続き。http://t.co/oYfEOc6z の初めのほう。重複あり 〕明白な疑問は、なぜこれほどわずかなのか、である。ニューヨークにあるコロンビア大学の放射線生物物理者デービッド・ブレナーによれば、5mSvという被曝線量は、5000人が被曝すると1人

2012-05-26 15:51:33
粥川準二 @kayukawajunji

〔朝の続き。http://t.co/oYfEOc6z の初めのほう。重複あり 〕明白な疑問は、なぜこれほどわずかなのか、である。ニューヨークにあるコロンビア大学の放射線生物物理者デービッド・ブレナーによれば、5mSvという被曝線量は、5000人が被曝すると1人

2012-05-26 15:51:33
粥川準二 @kayukawajunji

続)が過剰にがんを発症すると推計される、という。いずれにせよ5000人のうち約2000人はがんになるだろうということを考慮すれば、これはわずかなリスク増加だ。ブレナーは、自分の計算の不確実性は高いことを強調した。/10mSvという範囲を上回る地域が2つある。発電所の北西

2012-05-26 15:56:17
粥川準二 @kayukawajunji

続)が過剰にがんを発症すると推計される、という。いずれにせよ5000人のうち約2000人はがんになるだろうということを考慮すれば、これはわずかなリスク増加だ。ブレナーは、自分の計算の不確実性は高いことを強調した。/10mSvという範囲を上回る地域が2つある。発電所の北西

2012-05-26 15:56:17
粥川準二 @kayukawajunji

続)にある浪江町と飯舘村では、住民たちは最初の1年で、10〜50mSvを浴びた。これは浪江町も飯舘村も発電所からの放射性降下物のプルームの真下にあったのだが、いまも、事故直後に設けられた警戒区域の外側にあるからである。これらの地域の住民たちは数カ月後まで残り続けた。政府の要請

2012-05-26 16:03:14
粥川準二 @kayukawajunji

続)にある浪江町と飯舘村では、住民たちは最初の1年で、10〜50mSvを浴びた。これは浪江町も飯舘村も発電所からの放射性降下物のプルームの真下にあったのだが、いまも、事故直後に設けられた警戒区域の外側にあるからである。これらの地域の住民たちは数カ月後まで残り続けた。政府の要請

2012-05-26 16:03:14
粥川準二 @kayukawajunji

続)によって自発的に避難したときまで。結果として、彼らは高い線量の放射線を浴びた。〔とりあえずここまで。残りはまた後ほど…。〕

2012-05-26 16:04:18
粥川準二 @kayukawajunji

〔昼間の続き。http://t.co/oYfEOc6zの終わりのほう〕たとえ最悪のシナリオ——被曝線量50mSv——だとしても、もたらすリスクはきわめてわずかである。しかしながら、このモデルが示すところでは、浪江町の幼児たちは、その甲状腺に、100〜200mSvという高い線量を

2012-05-26 20:16:13
粥川準二 @kayukawajunji

続)浴びている可能性がある。この高い被曝線量は、主として、事故直後に発電所から流されてきたヨウ素131によるものであろう。ブレナーは、1歳以下の女の子が200mS被曝するということは生涯で甲状腺がんを発症するリスクが1%あることを意味する、という(比較すると、アメリカで

2012-05-26 20:21:44
粥川準二 @kayukawajunji

続)の生涯リスクは0.02%である)。重要なことは、このWHOの数字はモデルにもとづいており、現実の被曝線量はわずかに異なるであろうことである。この地域の幼児と子ども1080人の調査では、これまでのところ、50mSv以上の甲状腺被曝を示したものはいない。同様に、福島県民の放射線

2012-05-26 20:27:37
粥川準二 @kayukawajunji

続)調査もきわめて低い被曝線量を示している。これらの測定はすべて、このWHOのモデルと一致している。私たちは今日この後で、市民や作業員が浴びた被曝線量について、ずっと詳細な事実関係を知ることになるだろう。〔了〕

2012-05-26 20:31:04

『ネイチャー』-寒いところから-