作品とコンセプトと説明
しかし、絵画を説明する時に自分の精神論とか空想論の固まりばかりで話されても全然納得はいかない。正確には納得はするが、そればかり言う人が多いのがいやってだけかも。自己空想的な作品を作っているなんてもう耳にタコができるぐらい聞き飽きちゃったよ。
2012-05-29 12:05:03作品は、直感で作られることも多々あるだろう。けれども、それに対して「見ればわかる」というのは、何の説明をしたことにもならない。他者を説得するのは、結局は論理的な言葉だ。その論理は、後付けの捏造でも構わない。説得できればひとまずそれでよい。精神論なんか、誰も聞かないよ、ということ。
2012-05-29 12:12:58作品にあらかじめコンセプトはあろうがなかろうが、それは本質的な問題ではない。事後的にコンセプトを説明できるかどうかが問題。作品を作るのは技術であることは自明だが、それを言語化するのも技術。その技術がある無しで、評価は分かれる。説明できなければ、ただのバカと思われてそれで終了。
2012-05-29 12:16:51表現者がナイーヴであることは、まぁ一般的に言ってそうである。ナイーヴじゃない奴は、そもそも表現なんてしない。問題は、そのナイーヴさをどうコントロールして表出するのか、という点。それもまた技術。
2012-05-29 12:19:34美術教育に必要なのは、精神論ではない。自らの作品を、美術史上にいかにプロットするのか、それを他者に説明する技術だ。そのためには、美術史や同時代の芸術についての知識は、当然必要であるが。その技術が上がれば、結果、自らを自省することにもなりえよう。そうすれば、自ずと作品は向上する。
2012-05-29 12:27:41@seiichitsuchiya 絵画なんて特にだと思うんですが、精神論を外したら絵画じゃなくなるみたいな空気があるじゃないですか。なんというか神様みたいなふわふわしたのが絵画には存在するというか。あれを信じてたらいつまでたっても作品は向上しないということなんですね。
2012-05-29 12:30:23お返事頂けないけど、まぁいいか。下のお説から益々美術教育の無用さを個人的には感じます。「美術内美術」のお話に思えてしまって…誤解がありましたら申し訳ありません。
2012-05-29 12:40:59@shoyoshihama 精神論は無くせ、という話ではない。制作のプロセスなんて、直感的なものの集積以外の何ものでもない。ただ、説明するときに「直感です」といっても何も言ったことにならないでしょ、という話。それが、説得する技術、ということ。
2012-05-29 12:41:14ご返信ありがとうございました。美術に寄らず何につけても自分のしている事の説明義務はあるとの認識はあります。只、気になりますのは美術家は自分にとっても未知の領域に常に踏み込んでいるという現実。
2012-05-29 12:47:04@YuriTONEGAWA @ついてないよ?土屋さん宛かしらと?まあでも全てに返事することは僕もしないからね。。 宛先なしが意図的だったらごめんなさいー(^-^)v
2012-05-29 13:03:21土屋さんと僕の考え方の違いを思想に照らそうと思ったけど知識が足りなくて無理…。下手に功利主義と実存主義の違いににてるかなあとか思ったけど、正確ではない
2012-05-29 13:08:23