- Kontan_Bigcat
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カリフォルニア沖のマグロ(昨年8月捕獲)から最大10Bq/kgの放射性セシウムの件、PNAS論文 http://t.co/yLxL8w6i を読むと「乾燥重量(dry wt)当たり」でした。乾燥前の重量比なら、2.5Bq/kg程度。
2012-05-31 17:26:22セシウム:米のクロマグロから検出 福島沖から回遊か http://t.co/qXwk3Gqv ← この朝日の記事のCs検出量[Bq/kg]、最大 10.3、最小 2.9 ともに間違いです。正しくは、最大 15.6、最小 4.6。 10.3 は平均、2.9 は標準偏差ですねw
2012-05-31 17:51:262012/05/31 17:51:26 のツイート、「朝日の記事」は「毎日の記事」の書き間違いです。朝日さん、すいません、すいません _(*_ _)_ http://t.co/TEod0Kkl
2012-05-31 22:11:43これは乾燥重量(dry wt)当たり。 @miakiza20100906 正しくは、最大 15.6、最小 4.6。 10.3 は平均、2.9 は標準偏差ですね
2012-05-31 17:54:33ええ、それも本文と Supporting Info. http://t.co/dDYSTnv2 に書いてありますね。 RT @Kontan_Bigcat: これは乾燥重量(dry wt)当たり。 @み 正しくは、最大 15.6、最小 4.6。 10.3 は平均、2.9 は標準偏差
2012-05-31 18:01:49↓ ちなみに、わたくしのマトメでは正しく引用しております ( -`ω-)ノ 《論文集》 海外で検出された福島第一原発由来の放射性物質 http://t.co/zdKrF2Jr
2012-05-31 18:04:01ちょっと遅くなりましたが、カリフォルニアのマグロの話、何がポイントなのかをまとめました。今回のニュースで誤解してはいけないポイントは、昨年8月の古いデータである事と、乾重量なので数値が4倍されているということです。 http://t.co/yneYvUpS
2012-05-31 23:02:56大型魚ではピークは遅い、とは言っても…
昨日は、昨年8月カリフォルニア沖捕獲のクロマグロから放射性セシウム検出、のニュースに関連して、「マグロなどの大型魚はまだこれから要注意」という誤ったツイートをたくさん見かけた。
2012-05-30 18:14:15「大型魚ではピークが遅い」と言うヒトの頭にあるのは、「海生研ニュースNo.95(2007年)」 http://t.co/VrR8psCA のこの図だろう。 http://t.co/qn9P21Ve
2012-05-30 18:15:01しかしこの図の説明にあるとおり、汚染ピークは「スズキでは5~6ヶ月後,マダラでは約9ヶ月後」なので、1年以上過ぎた現在は、汚染ピークは過ぎているはずなのだ。(底魚については、チェルノブイリ事故後の日本の海とはかなり状況が違うので http://t.co/tswT9qdv
2012-05-30 18:15:38海水魚の生物学的半減期
海水魚の137Csの生物学的半減期は、笠松論文(1999年) http://t.co/EuEujdQ0 によると、スズキで50~80日、クロソイで50~55日、ヒラメで20~30日程度となっている。 http://t.co/Yzzh85bt
2012-05-30 18:16:16但し生物学的半減期は、体重や年齢、水温などに左右され、またスズキは塩分濃度の低い水で飼育すると、生物学的半減期は200日以上に長くなる。但し、マグロ類の生物学的半減期ははっきりとはわかっていないようだ。 http://t.co/yEASCJWl
2012-05-30 18:16:52一定の濃度の汚染された餌を摂り続けた場合、飽和に達するまでの日数は、生物学的半減期に依存する。半減期が50日なら約200日でほぼ飽和、半減期が100日でも400日ほどでほぼ飽和に達する。出典:「水生生物における放射性物質の挙動」 http://t.co/LCc5cd0T
2012-05-30 18:18:32仮に、マグロの生物学的半減期が100日程度と長かったとしても、そして餌の汚染がずっと一定だったとしても、現時点ではすでにほぼ飽和に達していることになる。
2012-05-30 18:19:06↑ 「飽和」は用語としては正確ではなかった。「平衡」と言うのが正しい。
マグロの主な餌の汚染は既に下がっている
クロマグロは、カタクチイワシやスルメイカなど、その海域に多い生物を捕食している。 http://t.co/jaVIO31E イカ類の放射性セシウム汚染は、6月頃までは数十Bq/kg程度あったが、昨夏以降はほとんどND。「イカのグラフ」 http://t.co/B4sPQTuO
2012-05-30 18:19:57こちらはカタクチイワシのグラフ(再掲) http://t.co/91jn4dTa 銚子沖のカタクチイワシは、昨年5月頃は100Bq/kg近くに達するものもあったが、1月には2Bq/kg以下に下がった。こうした餌の状況を考えれば、マグロ類の汚染はとっくにピークを過ぎているはずだ。
2012-05-30 18:20:55(再掲)「マグロ・カツオのグラフ」 http://t.co/JzgSU0RE クロマグロの検査数こそ少ないが、他のマグロの汚染はほとんど終息しつつあることがわかる。
2012-05-30 18:21:16(参考)「メジマグロのグラフ」 http://t.co/bQZiZkQN メジマグロはクロマグロの幼魚。昨年10月の茨城~福島の捕獲では、30Bq/kgくらいだった。これは沿岸に棲むためだろう。
2012-05-30 18:21:39注↑ シーズンが過ぎたため、冬以降の検査はない。
(参考)ヒトの場合の生物学的半減期
ちなみに人間の場合、137Csの生物学的半減期は、「1歳までは9日、9歳までは38日、30歳までは70日、50歳までは90日」 (消費者庁「食品と放射能Q&A」) http://t.co/BRhkvmfi のp.11
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