強いて言えば、「ライトノベル」書いてた頃の橋本紡はまぁ、このコードの拘束が弱かったからパッとしなかったわけだが、その時代はまだそれほどコードが発達していなかったから氏は生き残れたのだろう。しかし、「約束事」というのは常に蓄積されていくものだ。
2012-07-03 08:58:26ライトノベルの「読みやすさ」って、「ステレオタイプの多用による読者側の認知コスト低下」に依っているところが大きいので、ステレオタイプを共有していない読者にはかえって読みにくかったりするだろう
2012-07-03 09:00:15難しい言葉といっしょか @raurublock: ライトノベルの「読みやすさ」って、「ステレオタイプの多用による読者側の認知コスト低下」に依っているところが大きいので、ステレオタイプを共有していない読者にはかえって読みにくかったりするだろう
2012-07-03 09:13:09『妹漢』にいささか不満があるとすれば、オオダイラ・ガイと主人公以外には23世紀文学を語る者がほとんどいないことかな。他との差異の話が多くて肝心の核は空白に近い。ガイはともかく主人公イモセ・ギンは23世紀でもスタンダードな読者ではないようだし。というかさらに未来つっぱしってるけど
2012-07-03 09:26:55今のラノベのコードはあらゆる娯楽的要素を一つのコンテンツで充足させようとした結果なのであのような奇形児が生まれたのではないかと推察している
2012-07-03 09:32:32もちろん眼目は23世紀文学自体を語ることではなく、ある中心とその周縁との差異やそれらとの相克、あるいは流動してゆくもののなかで何を文学として捉えていくか、というところなんだろうなとは思う。2、3巻は理解しあえぬ他者や言語表記問題で一見文学から離れたようで、そういう繋がりを持つ。
2012-07-03 09:34:09@raurublock ライトノベルじゃないけど最近のミステリーを読んだときにもそういうお約束前提みたいなのがありました。あとで他の本を読んでお約束を理解できたけど。どの小説にも言えるけど、お約束は知らなくても楽しめるけど知ってるとなお楽しめるという匙加減が大事ですね。
2012-07-03 10:46:31