続)いじめ自殺:われわれにできることは何か:監視や警察の介入で問題の根本は解決するか

いじめ自殺事件のまとめ★1後のやり取りの続き。警察の介入や監視カメラの導入で、いじめや暴力が防げるのか、根本的な解決になるか。 子どもは一人でいじめに対抗して身を守れるのか。周囲のおとなが子どもの言葉に真剣に耳を傾けて、ちゃんと話を聞いているのか。周囲のおとなは子どもが安心して話ができるような関係を普段から築いているのか。更に、CAP「子どもへの暴力防止プログラム」や学校の閉鎖性を弱める必要など、に関するまとめ。 ■まとめ末尾にCAPセンター・JAPAN(子どもへの暴力防止プログラム)「CAPの3つの柱」http://www.cap-j.net/power_new.html からの引用を掲載しました。 ●まとめ後のやり取りを追加しました。更に追加しました。 続きを読む
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Kalmia @kapok2009

@hijijikiki CAPは小学校低学年から積極的に取り組むべきかと...。今回の事件の関係者は開かれた情報どころか今もなお隠蔽工作にやっきになってます。頼るべき先生と学校、教育委員会がこんな状態で本人を支えるなんて...本当に大改革を望みます。まず具体的にどうしたら...

2012-07-12 09:19:25
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 「CAPは小学校低学年から積極的に取り組むべき」>そう思うのですが、 http://t.co/HmrDn0uXにも書いたように、CAPの普及が遅いのは、「まず周囲のオトナが理解する」(続く

2012-07-13 00:51:07
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続1)ことを大前提にする=オトナの従来の子どもへの関わり方に反省・変更を促すことが、受け入れの困難・抵抗になる面があると思います。要するに面倒な関わり合いは、警察や学校や教員やカウンセラーなど人任せにしたい、

2012-07-13 00:51:40
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続2)外注化したいということが大きな理由かと。CAPもその一つですが、外部や専門家の力を借りたり、利用することは、うまくやれば、とても効果的だと思いますが、いじめやハラスメントで問題になるような、

2012-07-13 00:52:00
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続3)もっとも基本的な人と人との関係の部分に関しては、人任せにできないのでは。というか、それを学校などに任せてしまって、保護者などのおとなたちが、子どもがおとなを信頼して話せる関係を築いてこなかった、話を聞かなかったことが、

2012-07-13 00:52:34
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続4)いじめなどがひどくなっても、そこから逃げられずに被害が大きくなったことの大きな要因の一つだと思います。

2012-07-13 00:52:53
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak【訂正版:URLを訂正】 続5)「本当に大改革を望みます。まず具体的にどうしたら」>まず、http://t.co/UYMqTUcSの題名にも書いた「‥中野富士見中学事件から26年、同じままの学校と社会」ということ、当時も大騒ぎして、すぐ忘れられ、

2012-07-13 01:01:24
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続6)同じことが繰り返されていることに注目してください。何故そうなるのか、どうして繰り返されるのか。それを繰り返さないためには、腰を据えて、大きな枠組みや、他の色々なこと、教育での選別と競争への煽りや、暴力や差別などとのつながりを考えて、

2012-07-13 00:56:09
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続7)継続的にやっていけるような取り組み方が必要に感じます。具体的には、http://t.co/kb0uQvQ6【いじめや暴力防止への対応】の①~③項目“子どもとかかわっているわれわれにできること”の具体化をCAPなどを通して実践してゆくこと。

2012-07-13 00:56:35
ひじじきき @hijijikiki

@kapok_kopak 続8)それを踏まえて、既存の学校の枠を問題にする「◎第ゼロの対策」を提案してゆくことではないかと。以上、大変おおざっぱで、総論的で不十分ですが、今後も考えてゆきたいと思っています。

2012-07-13 00:57:07

CAPセンター・JAPAN(子どもへの暴力防止プログラム)

のHPから引用:

CAPの3つの柱

http://www.cap-j.net/power_new.html

◎エンパワメント
CAPプログラムは、大きく2つに分けて「子どものためのプログラム」と 「親や教職員、地域のおとなへのプログラム」があります。
これらのプログラムに共通する理念は「エンパワメント」(内なる力を引き出す)です。
子どもへの暴力は、おとなと子どもの圧倒的な力の差のもとに、「子どもは無力である」という偏見と 抑圧を容認する社会状況の中で継続、放置されてきました。
同様に、これまでの暴力防止対策は「子どもは無力である」からおとなに守られなければならないと考え、 「~してはいけません」式の子どもの行動規制が中心でした。
しかし、いくら子どもが心配でも、おとなが一日中そばにいて守ることはできません。 また、この方法では実際に暴力にあい、被害を受けそうになったときにどうしたらいいかわからないばかりか 強く自分を責めてしまうことになるなど、むしろ子どもの無力感・不安感を助長します。
CAPプログラムは、子どもはおとなが守るべき弱い存在だ、とみるのではなく、不安で困難な状況にも、 子ども自身の問題を解決する力を信じ、その力を引き出すエンパワメントの考えが基になっています。
子どもは「無力で何もできない」のではなく、行動の選択肢とそれを使って自分を守ろうという力があれば、 暴力から自分を守ることができます。
子どもの内なる力に働きかけ、その力を引き出すのがエンパワメントです。

◎人権意識
子どものプログラムでは、最初に大切な3つの権利「Safe(安心)、Strong(自信)、Free(自由)」について学びます。この3つの権利は生きるために絶対に必要なものと説明します。
子どもたちは誰でも安心して自信を持って自由に生きる権利があります。
そして、暴力とはこの3つの権利を侵す行為です。子どもたちに「自分たちは大切な権利を持っている」という人権意識を積極的に教えていくことによって、子どもたちは自分自身が価値のある大切な存在であることを知り、自信と勇気を取り戻します。そして、プログラムを通して危険な状況を識別し、その危険な状況から逃げるための知識や技術を身につけ、大切な自分の身を守る力を得ることができるようになります。
極めて具体的で実践的なスキル(技能)を提供していきます。
人権を守る基本的対処の仕方が「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」です。
これを具体的にロールプレイ(寸劇)を使って学んでいきます。
大切な自分を暴力から守るために人権意識が必要です。

◎コミュニティ
CAPは、子どもたちの安全のためにはコミュニティ(地域)のおとなたちが子どもたちをサポートすることが 不可欠だと考え、そのための積極的な働きかけをします。
学校に地域のおとながやって来て子どものプログラムを提供することによって、子どもたちは子どもの安全のために真剣に取り組んでいるおとなたちがいること、子どもの話に耳を傾けるおとながいることを理解します。 また、おとなへのプログラムを親や教職員、地域のおとなたちへ提供することで、エンパワメント、人権意識などの考えや、暴力に対する知識、情報、技術などをおとな同士が共有し、互いに助け合う地域を作って、地域全体で子どもたちをサポートしていけるようにします。 CAPはコミュニティ の安全のための活動です。

このようにCAPプログラムは、暴力を許さない社会をつくるために、子どももおとなも自分と他者の人権の重さと大切さを知り、自信と勇気を引き出します。