【学校が人を怪物にさせる】大津いじめ自殺事件についての内藤朝雄さんのコメント

大津いじめ自殺事件について、いじめ研究の第一人者である社会学者の内藤朝雄さんのコメントをまとめました。 内藤朝雄(ないとう あさお)さんプロフィール 社会学者。1962年東京都生まれ。愛知県立東郷高等学校中退、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程を経て、現在、明治大学准教授。著書に、『いじめの講造:なぜ人が怪物になるのか』(講談社現代新書)、『いじめの社会理論』(柏書房)、『〈いじめ学〉の時代』(柏書房)、『いじめと現代社会』(双風舎)、共著に『いじめの直し方』(朝日新聞出版)、『学校が自由になる日』(雲母書房)、『「ニート」って言うな!』(光文社新書)。
コラム 内藤朝雄 いじめ 大津いじめ自殺事件 大津いじめ自殺
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内藤朝雄 @naitoasao
大津の中2自殺:生前に自殺練習強要 http://t.co/qXjTBrzR 教育のための特別な場所として法と市民的自由が入らない無法状態で、何十年も同じことが繰り返されている。学校の集団生活のなかで、生徒は人の命を虫けらあつかいする怪物の群れになる。教員は組織人として隠蔽する。
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【いじめを隠蔽する】人命が失われたことが大きく報道され広い社会がゆゆしき問題としているにもかかわらず、学校関係者たちはそれを露骨に軽視し隠蔽しようとする。外の社会がなんと非難しようと、自分たちは日ごろのの仲間うちの世界に埋め込まれ守られているという感覚を学校関係者たちは生きている
内藤朝雄 @naitoasao
【大津の事件のほぼ30年前】自殺したC君の葬式ごっこの色紙に教員数名が寄せ書きをしていた。C君の自殺直後富士見中校長と教頭がC君の自宅にあがりこみ葬式ごっこの証拠の色紙を物色するがみつからなかった。裁判で教員たちは「いじめはなかった」と主張http://t.co/DFZynNhL
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【大津の事件のほぼ30年前】嘘をついて事実関係の違いを指摘された校長は「教育の論理と司法の論理がありますから」と言った。C君からいじめの相談を受けてケアを担当していた養護教諭も、裁判では手のひらを返したように「いじめはなかった」と証言した。http://t.co/DFZynNhL
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【11年前の事件】加害者たち「はA君の自殺を知らされた後でも「死んでせいせいした」「別にあいつがおらんでも何も変わらんもんね」「おれ、のろわれるかもしれん」などとふざけて話していた。ある生徒はA君の通夜で棺桶を何度ものぞき込んで笑った。http://t.co/DFZynNhL
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【11年前の事件:福岡県筑前町立三輪中学校】加害生徒たちは、自殺したA君の机に花を飾ろうとした生徒を「おまえは関係ないやん」と追い返した。また、A君の親にいじめの内容を話した生徒に「あいつが死なんで、こいつが死ねばよかった」と言った。http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【11年前の事件】三輪中生徒父母教師会は全校生徒に「私は取材を受けません」と書かれたオレンジのカードを配布。雑誌記者は言う。地元では取材に応じるなという圧力が強い。いろいろな人間関係や団体のつながりが絡まり合いそれが隠蔽の方向に作用しているhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【大津の30年前】門野晴子によれば「『先生おかわいそう』の署名はどこの学校でも特定の親に学校が頼んで出させるものだ。『あの家がおかしかったので学校が騒がれて迷惑ね』と言いながら署名を集め、事件の当事者を孤立させていくのが学校の常套手段だ」http://t.co/DFZynNhL
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【大津の30年前】朝日新聞社会部「保護者会での発言が、出席していた親からその子、さらに生徒たちに伝わって、うちの子が『お前の親、カッコイイこといったんだってな』と白い目で見られた。子どもがいじめられるのではないかと次から、何も言えなくなったhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
被害者が自殺して大騒ぎになった後ですら、加害グループの生徒たちが、屈託なく生き生きと学校の群れ生活をおくり、被害者を虫けらあつかいするような言動をとったり、他の生徒をいじめたりするのは、よくあるケースである。http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
加害生徒たち(と教員たち)は「学校的」な空間で生きていると感じている限り、自分たちの「学校的」な群れの生き方を堂々と貫く。彼らがそのようなふるまいをやめるのは、市民社会の秩序に貫かれ、もはや「学校的」な生き方が通用しないと実感したときであるhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【学校が人を怪物にする】「学校のいじめで人を自殺未遂にまで追い込んだとき『かわいそう』と思いませんでした。『なんであんなことをやったんだろう』とフシギな気持ちです」。学校で群れて生活している時と市民生活をしているときで現実感覚が激変しているhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【学校に法を、いじめ加害者に刑事罰を】暴力に対しては警察を呼ぶのがあたりまえの場所であれば「警察だ」の一言で、(利害計算の値が変わって)暴力によるいじめは確実に止まる。加害者が大きな損失を被ってまで特定の人をいじめ続けることはほんんどない。http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【学校に法を】いじめは「やっても大丈夫」「やった方がむしろ得だ」という利害構造に支えられて蔓延し、エスカレートする。さらに法は、現実感覚のモードを切り替えるを、強力な解除キーとして働く。http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【法は解除キー】法執行機関が目の前に迫ってきたり、「警察を呼ぶ」「告訴する」「あなたの行為は刑法○○条に触れている」といった法の言葉が発せられたりするだけで、現実感覚は聖なる集団生活のモードから、市民社会のモードへと、瞬時に切り替わるhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
集団にふけることが生活のすべてとなる教育共同体(学校)では、何を言われようと残酷ないじめを繰り返すモンスターたちが、市民社会の論理に貫かれた「普通の場所」では、おとなしい小市民に変わる。あたかも催眠術にかかった人がある解除キーで醒めるようにhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【学校の集団生活で怪物になった生徒たち(教員たち)への解除キー】ちょうど催眠術にかかった人が、ある「解除キー」となる言葉で一気に醒めるように、法には、人を市民社会に連れ戻す「解除キー」としての強力な効果がある。だから、学校は法をひどく嫌う。http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【学校での暴力はすぐに警察に】路上で誰かが誰かを殴るのを目撃したら警察に通報するのが当然だが、学校の「友だち」や「先生」の暴行傷害を学校の頭越しに警察に通報すれば、学校と地域社会で非難されるのは加害者ではなく被害者や目撃者の方となりがちだ。http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
いじめで子どもが殺された親がメディアのインタビューに応じ事実関係を調べ裁判を起こそうとすると、遺族に対する悪口やデマが「地元のわれわれ」の声として流れる。また、「学校を守れ」「先生を守れ」という父兄の有志を中心に近隣が遺族に嫌がらせをするhttp://t.co/BuNctyUJ
内藤朝雄 @naitoasao
私は東北関東の被災地の、被害者が被害者を、弱者が弱者を痛めつけるなかで、福島原発事故を怖いと言ってはならない「みんなの絆」の暴走を考えながら書いている。子どもを被爆させても給食を拒否できない学校のことを考えながら書いている。国家権力よりも近隣の「針のむしろ」が怖い学校のような日本
内藤朝雄 @naitoasao
学校のいじめは何十年も変わっていない。同じことが繰り返されている。たまにいじめ自殺が報道されると、あたかも新しいことに驚いているかのような世の反応。事件に驚くよりも学校制度を変えること。学校制度を変えなければ同じことが繰り返される。事件は氷山の一角。死ななくても集団生活が非人道的
内藤朝雄 @naitoasao
【こういったことは何ら驚くべきことではない。学校の集団生活の帰結】大津の中2自殺:生前に自殺練習強要 http://t.co/qXjTBrzR いじめは学校制度の構造の問題http://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
【いじめ問題のシンプルな回答】学校で集団生活さえしなければ、こんなひどいいじめは起きない。いじめの(蔓延・エスカレートの)原因は学校の集団生活。学校を大学のような市民的な場所にすればいじめは確実に激減する。
内藤朝雄 @naitoasao
日本の学校制度は集団生活をやらせすぎ。これがすべての元凶。いじめ。卑屈で周りをびくびく気にしすぎる日本人。原発で被爆しても起こらないですぐに周囲の顔色をうかがって我慢する日本人。6歳から18歳まで洗脳される。いじめがそのおぞましさを暴露するhttp://t.co/DFZynNhL
内藤朝雄 @naitoasao
大津の事件の場合は、行為があまりにも残酷で、明らかな暴行傷害の犯罪なので、民事訴訟だけでなく、刑事告発もしなければならない。人間の尊厳を守るために、加害者の中学生たちに刑事罰を科さなければならない。わたしは人権派としてこのように主張する→http://t.co/BwZy9oFf
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