漫画を学校で学ぶ意義とは

漫画家・佐藤秀峰氏とMANZEMI原作者・喜多野土竜氏の漫画を学校で学ぶ意義について語られていたので、興味深かったのでまとめました。 これが現状。 7/31山田圭子先生のTL追加しました。
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喜多野土竜 ⋈ @mogura2001

@storybox_kr 置屋ですね、ほとんど。でも、育てるシステムは難しいですね。この業界、かなり曖昧模糊とした変な部分も多いですし。

2012-07-26 20:04:51
STORYBOX Comics @storybox_kr

例えばウチだったら、有料配布漫画のCMはLINEに出稿しない。LINEに依存するような層は、恐らくウチがターゲットとしている顧客層ではないだろうから。

2012-07-26 19:57:09
STORYBOX Comics @storybox_kr

命名。「プロデビューさせてあげるプロデビューさせてあげる詐欺」

2012-07-26 19:58:06
喜多野土竜 ⋈ @mogura2001

承前)なぜ戸塚ヨットスクールかといえば、ダメ人間を何とか人並みにしようという自嘲。なので、一流トッププロの先生が、漫画講座を開いても、やっぱり集まって来る80%は、なれる才能も天運もないタイプなんじゃないかと。以費塾も、講義終盤には毎回半分以下に生徒が減っていたし。

2012-07-26 19:53:31
鍋島雅治 漫画研究所 @SANNDAIME29

@mogura2001 ふむ、なのになぜ劇画村塾はあんなに確率が高かったのでしょう?何かご高察がおありなら、お伺いしたいです。

2012-07-26 19:57:12
喜多野土竜 ⋈ @mogura2001

@SANNDAIME29 実際、生徒の数とデビュー率って、どれぐらいなんですかね? あと、あの時代には本格的な塾がなかったので、第一期生に才能が集まった、というのはあるかも。新設校は、よくも悪くも個性派が集まるのは、どのジャンルも同じでしょう。

2012-07-26 20:07:55
喜多野土竜 ⋈ @mogura2001

承前)ただ、同じような年齢で同じ目的の人間が、周囲に大量にいるというのは、刺激になるし、実はこれの方が重要なんじゃないかと。親はなくても子は育つ、とは言わないが、雰囲気が重要。あとは、ポイントアドバイスできる人間がいれば、それで充分かなぁ。それで一人でも二人でも、可能性が開けば。

2012-07-26 19:56:06
Raifo @Raifo

@mogura2001 提供される「場」自体の影響が大きく重要という点には全面的に同意なのですが、その対価としての学費が適正かどうかという点に疑問が残ります。

2012-07-26 20:01:00
喜多野土竜 ⋈ @mogura2001

@Raifo いくらが適正か、という問題にもなります。例えば、運転免許も稼ぎになる特殊なものは、それなりの費用がかかりますしね。ヒットした時の稼げる上限を、牽引やクレーン車の稼ぎと比較しても、あまり意味がないし。実はない、というのが結論ですかね。嫌なら独学でやれば無料だし。

2012-07-26 20:11:43
Ryoichi ISHIDA @kool_mint

がっつり挫折できますです。苦笑。 RT @mogura2001: 承前)ただ、同じような年齢で同じ目的の人間が、周囲に大量にいるというのは、刺激になるし、実はこれの方が重要なんじゃないかと…

2012-07-26 20:02:23
喜多野土竜 ⋈ @mogura2001

@kool_mint 実際、彼我の差に自身喪失する子は多いですね。ただ、喪失していじけるか、自分より上の人間と交わって、少しでも上を目指すかは、そういつ次第という事で。

2012-07-26 20:13:23
Ryoichi ISHIDA @kool_mint

自分の立ち位置を意識できる機会ってのは大切ですね。「転進」もあるわけだし。 RT @mogura2001: 実際、彼我の差に自身喪失する子は多いですね。ただ、喪失していじけるか、自分より上の人間と交わって、少しでも上を目指すかは、そういつ次第という事で。

2012-07-26 20:17:25

佐藤氏の結論

@shuhosato

以前も書いたけど、「漫画家になりたい」とだけ言っているだけの人は、100% 漫画家にはなれません。 そして、そんな夢見がちな中流層からお金を引き出す仕組みが、大学なり専門学校の漫画学科なのかな、と思います。  http://t.co/sbBkEKGT

2012-07-26 20:28:37
@shuhosato

もちろん、プロになることだけが漫画を描く楽しみではないし、アマチュアとして漫画を描き続ける楽しさを教えられれば、漫画の描き方を教える教室に一定の意味あると思いますが、いかんせん、大学や専門学校はお金をボッタクリ過ぎかなぁ、と。

2012-07-26 20:34:27

結論以降の関連するツイート

@shuhosato

僕の職場のスタッフの8割が漫画家デビューし、7割は連載作家になるのは、お金を彼らから貰うのではなく、給料を払うからだ思います。 僕んぼスタッフの採用基準は、唯一「漫画を描いたことがある人」です。

2012-07-26 20:47:06
@shuhosato

僕んぼって、すごい誤字ですね。。 僕の、と書きたかった。

2012-07-26 20:48:01
@shuhosato

好きだった漫画家さんが大学の客員教授になってたりすると、そこが残念と言うか。 お金を払いたいという学生がいて、もらいたい教員がいて、矛盾はないんだけど、ボッタクリに加担している気がしてしまいます…。

2012-07-26 21:04:05
@shuhosato

ネーム大賞はプロ漫画家をはじめとする審査員が、手弁当で懇切丁寧にアドバイスをくださって、賞金ももらえる訳ですから、徐々に直接的な成果が出始めています。 本気で育てたいならお金はもらうのではなく、払うべきかなと。 自分が潤うために下を作ってたら誰も育たないと思うのです。

2012-07-26 21:07:28
@shuhosato

絶版漫画で一儲けとか、大学教員で一儲けもいいんだけど、もう少しだけ大きな視点で利己的になってくれればいいのにと言うか、次が育たないと漫画は本当になくなりそうなんだけどな…。

2012-07-26 21:24:54
@shuhosato

ちょっと愚痴になっちゃけど、以前、あるイベントの後に漫画学科の学生さんに話しかけられて、「ネームを読んで感想が欲しい」と言われたんですね。 僕はその場で読んで、30分くらいかけてアドバイスしたけど、最終的にに「青年誌的にはそういう考え方もありますよね」って言われたんですよ。

2012-07-26 21:41:17