渡邊先生と後藤先生の会話 心理学における「心と行動の問題」
@123_euglena @ynabe39 つまり、一番適切だったかもしれないコメントは、その問題について心理学は分析哲学に則って足を洗ったよ、ってところかな?
2012-08-21 02:11:36@123_euglena とりあえず心理学はそれまで80年くらい(前史も含めれば数百年)先生や普通の人と同じ発想で研究をして人の心や行動についてそれこそ「素人の人生訓や宗教とたいして変わらないようなこと」しか言えないでいたわけです。
2012-08-21 02:14:38@123_euglena それが分析哲学によって「それまでの心理学が不毛であった理由」が明らかになって,その不毛なものを取りやめたわけです。心理学者がいまのように文系の学問ではもっとも科学的な研究方法をとるようになったのもその結果です。
2012-08-21 02:16:07@123_euglena 心理学は(素人と同じように)「ありもしない名前だけのもの」が心や行動の問題の本質だと思い込んでいたわけです。それをやめて「実際にあるもの」を研究の対象にして,そこに自然科学と共通の方法を導入することにもある程度成功したのが20世紀の心理学史です。
2012-08-21 02:18:29@ynabe39 勉強になります。マウスだったかの赤ちゃんが毛布があるのとないのとでは成長に格段の差があるといったような、分析哲学以前の研究がふとよぎりました。
2012-08-21 02:19:35@yoshikotori @ynabe39 渡邊さんが、素人の居酒屋談義に学者的コメントをしてくれている構図で、有難いことです。
2012-08-21 02:24:48@123_euglena ワロンはそれより少し前の世代です。かつフランスですから私が述べたような英米型心理学の発展とはやや距離がありますね。
2012-08-21 02:27:34@ynabe39 @yoshikotori なんだ、結構、複合的な問題があるんですね。僕自身は、心理学の素人だから心理学を語るつもりのTWではなかったけど、、、
2012-08-21 02:29:22@123_euglena フランスの心理学の影響力は1970年代以降著しく小さくなりました。私も第二外国語仏語でしたが研究ではまったく使わなかった。これは学問の他の分野と同じで,英米系が世界を支配しているわけです。このことについては私個人はやや気に入らないですが。
2012-08-21 02:35:44@123_euglena これも同じで、フランスの心理学者たちが考えていたような問題が多くの心理学者から「心理学の問題」と考えられなくなったということだと思います。
2012-08-21 02:44:53@123_euglena 「学説の対立はないのか」については「その点についての議論は50年前に終わっている」、「ということでOK?」については「心理学の限界や不毛性が先にあってその解決を分析哲学が後押しした」と答えています。
2012-08-21 02:57:47@ynabe39 『それに対立する学説、学派は一つもない、ということでOK? 』については「心理学の限界や不毛性が先にあってその解決を分析哲学が後押しした」と答えています、、、。「一つもない」を否定しているのか肯定しているのか、不明です。また、今度ね、おやすみなさい。 有難う!
2012-08-21 03:05:09@ynabe39 @123_euglena 21世紀はどのような心理学になるのだろう。何か変化はありますか? (素人より)
2012-08-21 02:22:44@yoshikotori @123_euglena キーワードは進化,遺伝,そして「語り」です。自然科学的な心理学では前2つ。後藤先生が言うような「心と行動の問題についての考え」は「人々の語りの問題」「主観的な事実の問題」として再び(人文学的な)心理学の研究対象になります。
2012-08-21 02:26:18