『西洋美学史』twitter読書会 16章~18章(最終回)
@ja_bra_af_cu 神話でむしろ「共通」なのに驚いてる感じですからねw 「源氏物語」は西洋でも人気ですが、それは「あんなに古く」西洋と同じ詩物語があったという驚きで、異質なものではないです。中で描かれる情緒などは異質ですがこうなると文学というより文化自体の差ですねw
2012-09-02 02:49:10これはもちろん大ざっぱな話で、言葉による作品は差がなさそうですが、そもそも全く別の語族の言葉を話す文化が存在することには驚きがあり、外来語の輸入が言葉を変え作品を変えるのは当然あります。(tieckP)
うーん、ずっと考え込んでしまってた。結局、特に思い浮かばず。ポストコロニアリズムとかが強いて言えばそれにあたるんじゃないか、と思うんだけど、なんかじゃぶさんの納得いく答えではなさそうちう気がして
2012-09-02 02:44:52皆さんの話聴く限り、非西欧世界の研究が西洋の概念を変えたなかで、一番ドラスティックだったのは音楽だった、ということなのかな。 #西洋美学史読書会
2012-09-02 02:47:10@ja_bra_af_cu さっき@dil_smと話してましたけど,芸術家のレベルで,かつ表現のレベルなら19世紀から連綿と外の影響受けているんですよね。ただ,それで芸術の概念自体や研究者の側の態度が変わったかというと,それはやっぱり無いか薄いだろうと。
2012-09-02 02:48:50@tieckP @nix_in_desertis @dil_sm 音楽の場合、和声もリズムも即興に対する考えも全部違ってて、それでいてしっかり(芸術)音楽として成り立ってるものが各地に沢山ありますからねー。自分とこだけが正解と思ってたら全然違ったという。 #西洋美学史読書会
2012-09-02 02:51:54@ja_bra_af_cu もちろん、ポスコロはおおいに流行りましたよ。ただそれは、そのイデオロギー自体の批判であって、小説の書き方が変わる類いのものではないというか。
2012-09-02 03:00:12ポスコロについては、それ自体が既存の見方に対する批判的態度であるかぎり歓迎すべきものなのですが、個人的にはそれがやや教条化しうる可能性を秘めている、そこに不信感もあります。一応、サイードを訳してる方の授業なども受けましたので多少はかじっているのですが、深入りは避けたいというか。(tieckP)
たとえばコンラッドの小説が西洋中心的だ、と非難されはするけれど、それが作品の価値自体を貶めるとは思われていないというか、あふぅ
2012-09-02 03:03:00@ja_bra_af_cu 批評理論では流行りましたねー。もちろん、その後の小説はその批評に耐えなければいけないので、差別などは「内容としては」減ってます。強いて言えば、黒人という差別対象を失ったことでファンタジー小説のような非人間のモンスターが流行ったという説は聞いた気が。
2012-09-02 03:06:14差別があって、反省したからといってその後の文学を、新たな形式としての「非差別文学」とは規定しないだろうなという話です、あふぅ。
2012-09-02 03:08:21うーん、ポストコロニアリズムは、差別はいけないよっていう道徳的なことを言ってただけではないと思うし、流行りっちゃ流行りだったのかもしれないが、今もやってる先生たちの授業を受けた身としては、流行りですよとは言えない
2012-09-02 03:12:07@sakstyle 半分同意です。これからもやり続ける人はいますし、そうした方は誠実に客観的にその力関係が生み出した現象を記述されていくでしょう。ただ、おそらくもっと「ふわっと」した人まで飛びついたからこそあの爆発力だったのだと思うし、そこには浅薄な理解があったとも思うんです。
2012-09-02 03:20:37この辺りも、もう少し言えることはありますが、勘弁してくださいませ。個人的に、揶揄されても笑ってられるくらい枯れた、成熟した理論以外については、少し距離を置きたい。(tieckP)