『西洋美学史』twitter読書会 16章~18章(最終回)
様式ってのはさらに別物だと思うのだが、ヴェルフリンの話は様式の話混ざっていて、さらに話を混乱させている、気がするw #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:25:55@sakstyle そのあたりE・パノフスキーが深めてると習ったのですが正直よくわかってないw #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:30:30@sakstyle @ja_bra_af_cu ゴンブリッチに「様式」というそのものズバリな本がありますね。
2012-09-01 23:33:43@ja_bra_af_cu パノフスキーの話は第18章で出てきますが,やっぱりどちらかといえばメインはイコノロジーの方かなとは思います。
2012-09-01 23:33:21ヴェルフリンからしてみると,形式の反対は内容であって,精神は内容に結びついていたからこそ,形式主義を主張したところから様式史の整備に行ったんだろうな。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:27:24精神史的な方法論がまずいというわけではなくて,ヴェルフリンは様式史を新たな方法論として提示したということ。これはパノフスキーが図像学を提示しても,前二者の方法論がその重要性を全く失っていないことも示す。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:34:26表現とは,その決定要因を見ればその内情は複雑で,その芸術家個人の精神もあればその時代特有の精神性もあり,一方で前時代からの引き継ぎや改変から生まれた流行(形式),それに質料制限もある。これらを紐解いていくのは芸術史学の醍醐味かな,と改めて思った。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:35:57@nix_in_desertis 精神だけだ美術のかたちを決定づけるんじゃなくて、形式自体から要請される展開ってのもあるよね、というのは同意できるところです。音楽史のハーモニーの複雑化なんか典型的かも。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:33:20@nix_in_desertis それらあらゆる要因をホリスティックに考えようというのは民族音楽学の基本的な方向性ですね #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:38:39第18章でダントーが「ポップ・アートを最後に様式戦争は終わり」と言っているけど,実際には20世紀初頭には様式戦争が終焉していたような気はする。キュビスムを最後に。
2012-09-01 23:49:56形式主義から抽象絵画の話へ向かって話題が泥沼化
形式主義というのが、音楽や抽象絵画へと帰結するっていうところから逆算して(?)考えているせいで、どうも形相と質料という二項対立に持ち込もうとすると混乱する。「表現媒体」とかって質料的なもんじゃないのー、みたいな。
2012-09-01 23:21:18抽象表現主義は一応,カンディンスキーが「コンポジション」とかいうタイトルつけてる通り,彼らとしては形相を追求したものだったはず。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:31:36形相と形式や抽象は違くない、という感じがどうしてもある。形相の方が内容っぽいじゃん? 形相の形相とかいうふうに、メタ化したら、それは形式とか抽象とかになるかもしれん
2012-09-01 23:37:39@nix_in_desertis ちょっと些細なツッコミですが、カンディンスキーは抽象絵画の人でかつ表現主義のグループにいましたけど、抽象表現主義はまた別のグループを指す言葉では(アメリカのポロックたち)?
2012-09-01 23:47:36@sakstyle あんまり厳密に区別して使っているわけではないんですが,確かにポロックあたりを指す言葉ですね。
2012-09-01 23:48:36というか,上でもちらっと言ってますが古典的な芸術概念が崩壊し,線=形相=形式という式自体が崩壊しているので,20世紀で当てはめるのは困難です。あえて言えば,その式も含めて作品中にすべて表現しなくなってしまったのが20世紀以降なのだと思う。
その意味でも,「抽象性を受け取るのは感覚か知覚かは,個人差があるのではないか」というのは,私的に今回の読書会最大の発見でした。(DG-Law)
@twidokusho 確かに色彩は、質料でありかつ内容ではないのだろうなー。文章の場合はより難しい、フォントはどうだろう。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:17:36@sakstyle 形相と質料の違いをつきつめていくと普遍論争化するんじゃない?という話題はここでもやってますねw http://t.co/ERUxAv0y #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:40:18