「別冊少年マガジン」の「新連載コンペ」に纏わる「ぶっちゃけた話」が面白い
少部数の単行本が赤字という表現は誤解を生むかもしれませんね。単行本だけ見れば、例えば7000部でも80%売れば黒字なんです。だから連載したからには、少部数でも出します。出すべきだと思う。それさえ反対されるケースはあるけど。
2012-09-23 15:07:59ただ、単行本分の原稿を貯めてもらう過程でかなりの投資をしている、ということです。雑誌掲載時の原稿料、製版代、紙代などです。それらを合わせると、トータルでは赤字になってしまうということです。
2012-09-23 15:11:021月までマガジン新人賞の責任者もしていました。別マガ創刊で注目されたのか応募数も増えつつあり、楽しかったです。新人作家さんのご質問もある程度、お答えできると思いますので気軽にどうぞ。
2012-09-23 15:21:11おまけ(性欲と少年漫画の関係)
作家さんと食事をしていて議論になったんですが、いわく「子どもができると少年漫画は描けなくなるとか、少年漫画の編集はできなくなるとか言うけど、ありゃウソだ」「子どもが出来て、まるくなるっていうのは、気をつければ防げる」「より大きなダメージは、性欲の減退だ」と。
2012-09-20 22:18:43子どもができるとしばらく女性の性欲が激減する→奥さんとHできなくなる→半年や1年間誰ともHしなくなる→いつのまにか性欲が衰えている。そうすると、少年漫画っぽい熱量やギラギラしたものまで失われてしまうんだ、ということなんですよねー。なるほどねー。
2012-09-20 22:20:37「性欲が衰える→熱量が薄れる」。ここがよくわからないですよね。詳しく言います。少年漫画(もしかしたら男性漫画すべて)のベースは、やはり「バトル」なんですね。試合や競争、サバイバル、切磋琢磨という要素が不可欠なんですよね。それは何故か?なぜ男の子はそんなに戦いたがるのか?
2012-09-20 22:25:14基本的に、オスってのは価値が低いんですよね。やっぱり。一人の精子をたくさんの女性にあげられるわけで。実際、アメリカでは精子バンクを通じてゲットした精子で子どもを産む女性がたくさんいる。人気の精子の持ち主は、200人以上、子どもがいる。母にも子にも一度も会わないみたいだけど。
2012-09-20 22:28:14もちろん人間の世界ではほとんどが一夫一婦制です。ぼくらもどこかで動物なので、本能的には勝ち残らなきゃいけないのか、俺たちっていうのは感じている。つまり、すべての男子に女子をめぐる争いが宿命づけられている、ということなんですよね。それが一番ビビッドに現れるのも実は、少年漫画。
2012-09-20 22:33:03だからこそ、少年漫画の描き手にも熱量が求められる。その熱量とは、これまで述べた理由で、性欲とも密接に関係がある、という、そんな議論をしていましたー。
2012-09-20 22:36:29関連してるかもしれないまとめ
直接の関係はない話だと思うんですが、たまたま似たような話題のまとめがあったみたいです。連載できたらできたでそれは大変かもしれない話という意味でご参考です