私的メモ:「じゃあ、勝手にしなさい」という際の心持ちと和解方法

私(next49)が学生指導の際に「じゃあ、勝手にしなさい」とどういうときに言うのか、それは何故か、それを言った相手がどういう振るまいをしたら和解できるかを書きました。 こういう話は人によって違います。一般化にご注意の上、あくまでもたたき台としてご利用ください。
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next49 @next49

「もう、勝手にしなさい」といわれた場合にどうやって関係を回復するか?という問いは難しいなぁ。私は「もう、勝手にしなさい」という側だからなぁ。あとで、私はどういうときに「もう、勝手にしなさい」と学生に云うかを検討しよう。

2012-09-30 21:17:59
next49 @next49

私はどういうときに「もう、勝手にしなさい」と学生に云うかを検討しよう。

2012-10-04 18:35:28
next49 @next49

「もう、勝手にしなさい」というときに何を感じているかというと、大体の場合は「疲労感」。「はぁ」とためいきついてから「じゃあ、もう勝手にしなさい」というテンションが多い。エキサイトしながらは私の場合は言わない。

2012-10-04 18:37:16
next49 @next49

だいたい、同じことについて1時間かけて説明するのを4回ぐらい繰り返すと、「はぁ、じゃあ、勝手にしなさい」ということになるのが多い。

2012-10-04 18:38:25
next49 @next49

同じ事を何度も注意する。しかも、改善へ向けた変化がみえないときに疲労感と無力感を感じる。疲労感は、何度も同じ事を説明していることの無意味さに対して、無力感は注意、助言、指示を無視されたということに対して。

2012-10-04 18:42:51
next49 @next49

(承前) 改善しようとしているのに技術や能力的にうまくできないというのには無力感は感じない。疲労感は感じるが。私の場合は、「じゃあ、勝手にしなさい」発言に至るには、疲労感を増大させた上で、無力感を感じさせるのが効率が良いみたい。

2012-10-04 18:45:04
next49 @next49

私に「じゃあ、勝手にしなさい」と言われた場合には、私がこれまでに伝えた注意事項、助言、指導を何度も無視していることを疑ったほうが良い。正確には、私が「これまでに伝えた注意事項、助言、指導を何度も無視されている」と認識していると考えるのが良い。

2012-10-04 18:47:56
next49 @next49

もちろん、体調や精神状態によって「じゃあ、勝手にしなさい」のしきい値は日々変わるので、たった2回の無視で「じゃあ、勝手にしなさい」と言われるときもあれば、10回ぐらい無視しても言われない時もあり得る。

2012-10-04 18:49:27
next49 @next49

私がどういうときに注意、助言、指導が無視されたと判定するかというと、伝えた注意、助言、指導に対して「理解できていません」という意思表示がない、かつ、反論もない、その上で、注意、助言、指導に対するリアクションが見えないとき。

2012-10-04 18:54:07
next49 @next49

これまでの振り返りから考えると私の場合、「じゃあ、勝手にしなさい」は「お前が私を無視するならば、私はお前を指導する気がしない。よって、もう指導しない」の短縮表現みたいだ。

2012-10-04 18:57:49
next49 @next49

より長くいえば、「一生懸命お前の卒業・修了およびメタ研究技術の習得について考慮し、順調に行くようにと提示した注意事項、助言、指導をお前が無視するというのは、お前は私の注意、助言、指導に価値を認めていないと宣言しているのと同じである。じゃあ、価値ある人に手助けしてもらえ。」

2012-10-04 19:00:23
next49 @next49

なので、私に「じゃあ、勝手にしなさい」と言われたあとに、再び私に指導をしてもらいたいならば、 1) 無視していたことを認識し、 2) 無視していたことを謝罪し、 3) 今後無視しないつもりであることを事実を持って示す。としてくれるならば、とりあえずビジネスライクに指導再開する。

2012-10-04 19:04:13
next49 @next49

「1) 無視していたことを認識する」というプロセスがなぜ必要かというと、ほとんどの学生は意識的に無視をしているわけではないため。無意識に流れるように注意、助言、指導を無視している。このため、そのままだとまた、同じように無視される事態にはまってしまう。

2012-10-04 19:06:37
next49 @next49

(承前) また、すべてのケースについて予め言及することができないし、個人個人で物事の認識の仕方は異なるので、学生自身が自分はどういうときに相手の注意、助言、指導を無視してしまうのかを意識化し、パターンを見出してもらう必要がある。これができないと再発防止策がとれない。

2012-10-04 19:08:34
next49 @next49

たとえば私の場合は忘れっぽいという特徴がある。なので、注意、助言、指導されているその場では覚えているのだけど、一晩寝ると忘れてしまう。あるいは、別の事柄が生じると頭から抜け落ちてしまう。こういうメカニズムで無視してしまうことがわかれば、メモやToDoリストなどで緩和を図れる

2012-10-04 19:10:37
next49 @next49

「2) 無視していたことを謝罪する」プロセスが必要なのは、私の感情を納得させてもらうため。私が傷ついたのが誤解だったとしても、その誤解のうち「私がそのように受け取ってもしょうがない」という部分については誤解させたことを謝罪して欲しい。

2012-10-04 19:12:58
next49 @next49

(承前) 自分が無視してことを認識するというプロセスを自分で行うことができた、あるいは友好的な雰囲気の下で、私の指摘を通して認識できた場合は、謝罪も「すみませんでした」「わかればよいよ」ですぐ終わることが多い。認識したことを説明してもらっている段階でほぼほぼ感情の整理は済んでいる

2012-10-04 19:16:25
next49 @next49

(承前)一方で、自分が無視していたという事実をがんとして認めず、私が外形的な証拠を示した上で私がそれをどう感じたのかを逐一説明しなければならない状態のときは、だいたい謝罪も簡単にはもらえない。

2012-10-04 19:18:41
next49 @next49

(承前) そういう学生は「私が無視されている」と感じるのはしょうがないというと認めても「そういうつもりでなかった」と言いはる傾向が多い。その学生が「そういうつもりでなかった」というのはわかる。私も以前はそうだったし、今でも他の人を傷つけている可能性も高い。

2012-10-04 19:19:45
next49 @next49

(承前) でも、「私が無視されている」と感じてもしょうがない状況を作ったことについて、まずは謝罪すべきだろうと私は思う。なので、たいてい、やりとりはヒートアップして、「君と話すことはない。反省しなさい」で終わることになる。

2012-10-04 19:21:27
next49 @next49

(承前) 工学者の重要な能力の一つに当該関係者が受け入れられるポイントを見つけるというものがある。工学のいろいろな話はトレードオフが発生し、あちらをたてれば、こちらが立たずという状態になりやすい。その中で、当該関係者が受け入れられる解放を提示するのが工学者の役割。

2012-10-04 19:27:23
next49 @next49

(承前) 工学者を教育する側に立つものとして、学生が相手が自分の言ったこと、行ったことをどう受け取るのかを考えないというのはまずいと思う。だから、なおさら「そういうつもりでなかった」という言い訳を受け入れないようにしている。だれだって、そういうつもりで人を傷つけるわけでない

2012-10-04 19:29:11
next49 @next49

(承前)余談ながら、謝罪関して勉強になったなぁと思うのは「 あなたを危機から救う一分間謝罪法」 。謝罪もスキルであるというのは福音だ。 → 私の読書メモはこちら。 http://t.co/MLhxiXP4

2012-10-04 19:30:21
next49 @next49

「3) 今後無視しないつもりであることを事実を持って示す」が必要な理由は、誠意を外形的に示してもらいたいのと、同じ展開を再発防止したいから。口先だけならなんとでもいえるというのは、みんなわかっていること。口先だけでないことを見せて欲しい。 して欲しい

2012-10-04 19:34:24
next49 @next49

(承前) また、精神論でなく、システムで再発を防止して欲しい。仕事管理法のGTDでも言われていることだけど、人間だから調子の良い時も悪い時もある。精神論での再発防止は調子が良い時を前提としているので、調子悪い時には役立たない。調子が悪い時でもできるシステムが必要。

2012-10-04 19:37:06