ひすとり!対談「男達の友情~ギルガメシュ叙事詩からギリシャ、そしてルネサンスへ」第二部古代オリエント篇

歴史ごった煮マガジン『ひすとり!』http://wikiwiki.jp/wesmag/ 企画、歴史対談第一回。@segawa×@davidsbundlerの変態語り(\変態じゃないよ!/)。第二部は古代オリエント神話、『ギルガメシュ叙事詩』中心に、歴史とBFとBLの地平からお送りします。 【関連まとめ】 『ギルガメシュ叙事詩』語り http://togetter.com/li/2849 続きを読む
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せがわ @segawa

@davidsbundler そうなんです。予定調和的…とまでは言わないにせよ、なにも変わりゃしないんです。ただ一つ、暴君であったギルガメシュが、不死を得る旅に失敗して故郷の街へ帰ってからは名君となったということ以外は。 #wmtalk

2010-01-23 23:25:07
せがわ @segawa

(補)旅から帰ったギルガメシュはどうやら、街の城壁の補修に取りかかったみたいだ。その前から、木材(メソポタミアでは貴重品)を入手するために遠征したりと王らしいことはしてたようではあるけど、冒頭ではもう手に負えない暴君として描かれている。 #wmtalk

2010-01-23 23:29:28
せがわ @segawa

(補)初夜権行使しまくりとか…… #wmtalk

2010-01-23 23:30:22
noby @nob_de

@segawa 読んでないので、質問です。殴り合った後に二人は何て言って認め合ったのでしょうか?「お前、なかなかやるな…。」とか、「お前のこぶし、効いたぜ」とかでしょうか? #wmtalk

2010-01-23 23:32:10
せがわ @segawa

@davidsbundler ギルガメシュはそういう人なんです……。ちなみに紀元前三千年から「部下の奥さんに手を出すとかあいつまじ勘弁だよ……」という価値観はあったようで。武勲と権威は認められつつも、どうにかしてほしいよね、という描かれ方です。 #wmtalk

2010-01-23 23:34:10
せがわ @segawa

そこへ登場したエンキドゥ。二人は殴り合い、「ギルガメシュは膝をかがめ/両足を地面につけた」→敗北した?→そしてエンキドゥがギルガメシュを讃えるのです。「猛き牛のなかの強き牛よ/お前の頭は人びとの上に高められる」 こんな感じです@noby_germany #wmtalk

2010-01-23 23:36:40
noby @nob_de

@segawa エンキドゥがタチ(攻め)って感じですね…。ツンデレなのか? #wmtalk

2010-01-23 23:39:34
せがわ @segawa

@noby_germany こwwwらwww 描き方からはエンキドゥはネコに見えます。このへん http://twitter.com/segawa/status/7521995942 からも。

2010-01-23 23:42:55
せがわ @segawa

この、なんか、勝った方が相手を丁重に扱う→和解 っていうのは一つのお約束だったみたいですね。 #wmtalk

2010-01-23 23:38:12
せがわ @segawa

二人の勝敗は微妙な書き方ではあるんですが、このあとギルガメシュが多分一応更正したらしいことを考えても、エンキドゥが勝ったか勝ち寄りの引き分けだったんでしょうね。 #wmtalk

2010-01-23 23:39:39
壺屋めり @cari_meli

@segawa 今も昔も変わりませんなww エンキドゥがギルガメシュに勝つ(?)くだりは、当時の信仰的に、純人間が半神半人に勝ったらマズかったのでは…とか考えてしまう私キリスト教脳。 #wmtalk

2010-01-23 23:38:49
せがわ @segawa

@davidsbundler エンキドゥは女神が泥をこねて創った存在なので。とはいえ「ギルガメシュ神」と書かれることはあっても「エンキドゥ神」とは書かれなかったようなので、微妙ではありますが。でも、「死すべき運命」にある時点で、ギルガメシュも神ではありえません。 #wmtalk

2010-01-23 23:41:50
せがわ @segawa

(補)古代オリエントの神様は基本的に不老不死。冥界に行くこと・閉じこめられることはあっても、それは死とはちょっと違うんだな。冥界幽閉は神々にとっても恐れられてはいたようだけど。(参考:イナンナ女神の冥界下り) #wmtalk

2010-01-23 23:44:34
せがわ @segawa

「神ではありえない」は言い過ぎたかな。でも本質的に、彼は人間なんだと思います。だからこそ、神々の生み出した精霊的存在(杉の森の番人フワワ・天の牛)を殺した罰を受けることになる(→エンキドゥの死)。 #wmtalk

2010-01-23 23:46:44
壺屋めり @cari_meli

@segawa ほうほう。古代の神々はやはりちょっと価値観が違うようですね。冥界に行く≠死 ということは、ギルガメシュが冥界に下っていったのは別にエンキドゥを探してとかそういうことではないのかな #wmtalk

2010-01-23 23:47:36
せがわ @segawa

@davidsbundler ギルガメシュはエンキドゥが死んだあと延々うじうじしてますが、取り戻そうとか探そうとはしませんねー。ギルガメシュが赴く「死の海の向こう」というのは冥界とは別で、不死人ウトナピシュテムの住み処なのです。この人は方舟のノアとほぼ同じ存在ね! #wmtalk

2010-01-23 23:49:51
せがわ @segawa

せっかくなのでフワワや天の牛の話しようか! 冒険譚パート。 #wmtalk

2010-01-23 23:55:15
壺屋めり @cari_meli

@segawa 記紀とかにも死んだ人を求めて冥界に下る話があったと思うんですが、あれとは違う世界観なんですね。冒険譚wktk #wmtalk

2010-01-23 23:55:47
wordcage @wordcage

メソポタミアの冥界観はエジプトの牧歌的なものとも、キリスト教の所謂天国とも無縁の黄泉の国ですからねい。どんな英雄でも土を食べ、泥水を飲んで過ごさねばならない。 #wmtalk

2010-01-23 23:57:30
せがわ @segawa

フワワ(もしくはフンババ)というのは杉の森を守る精霊なんだけど、ギルガメシュは王様だから、自分の街のために杉の木材がほしいの。で、精霊ぬっ殺して森を伐採しようぜ!となる。もののけ姫だね! #wmtalk

2010-01-23 23:56:09
wordcage @wordcage

もののけパートは野生児エンキドゥが聖娼と交わって自然精霊的な属性を失う箇所かと思っていた。 #wmtalk

2010-01-24 00:00:08
せがわ @segawa

@wordcage あっどっちなんでしょう。もののけは『ギルガメシュ叙事詩』からとった云々ってちらっと小耳に挟んだことがあるだけなので、具体的にどこかは。ちょっと適当言ってしまいました、すみません。確かにそこも類似していますね。 #wmtalk

2010-01-24 00:03:33
せがわ @segawa

フワワの話で面白いのは、遠征しようぜそうしよう、ってなってから、初めはエンキドゥが「やな夢見た」って言い出してギルガメシュが励ます、森に着いてからはギルガメシュが「えっなにあれ強そう」ってビビってエンキドゥが励ます、っていう、漫才みたいなことするんだよね。 #wmtalk

2010-01-23 23:58:38
壺屋めり @cari_meli

@segawa 嫌な夢にことごとくいい解釈を与えるギルガメシュにちょっと笑った記憶がある。 #wmtalk

2010-01-24 00:00:20
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