深夜のバケモノ談義。吸血鬼から鬼まで

なんかよくわからないけどDPさんとずっと吸血鬼と鬼の話をしてたので楽しかったのでまとめておきます。
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雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 海自体に恐怖感を持ってたんだっけね。クトゥルフの呼び声なんか、わけがわからない不条理さがじわっと怖いのよ。あんまり向こうのホラーは怖いとは思わないけど、ラブクラフトはじわっと怖いわ。

2012-11-18 00:30:11
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 悍ましさ自体が、膨大な理解できない知識に対する比喩表現じゃないかって推察してた。そういえばのくクラスタにいるクトゥルフ神話読者は、ラブクラフトだけ読むって人がひとりいるわ。多分、ダーレスに整理されてしまったせいで無味になったところがあるからかなっておもってる。

2012-11-18 00:34:54
DP @DP121

でも考えてみたら、夜蠢く怪物ってのはそもそも暗さへの恐怖を含むから夜しか現れない魔物ってその時点でどいつもこいつもクソ弱いよね 基本的に脅かすだけか夜闇に紛れて命を持っていくかの2択…… 夜の魔物/怪物でやばいのってなんかいたっけな……

2012-11-18 00:10:02
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

どちらかというと、吸血鬼はドリームランドにいるべき生物なのかもしれないね。

2012-11-18 00:40:25
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

吸血鬼の成り立ちが河童に告示していることから、今度から吸血鬼を西洋の河童と呼ぼう。

2012-11-18 01:53:31
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

伝承、民俗学としての吸血鬼というものたちと、今吸血鬼と呼ばれている者たちは別物なのだと思うしかないのよな。あまりに整合性が取れなさ過ぎて、まさしく河童のようなことになってる。

2012-11-18 02:28:30
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

ルー・ガルーがなんで吸血鬼なんだよ・・・でも伝承的には吸血鬼の枠なんだよ・・・

2012-11-18 02:21:00
DP @DP121

ファンタジーから素材をとって作品を作ってる人の7割以上はその原典を読んだことがなく、読んだことがあるうちの9割ぐらいはそれ以外の派生についてまで調べていない

2012-11-18 02:24:21
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

東欧なんかでは、トルコ人というズバリな名前を持ったバケモノが吸血鬼として数えられていたり、精を吸うものや臓物を食べるものまで吸血鬼なもんだから、オウまじでいい加減にしろよって一人でキレてた。ダークエッジ読んでたとき。

2012-11-18 02:19:54
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

そこが好きで、その違いを見つけたり考えたり比較したり成り立ちはどうなのかを調べるのがすごく楽しいんだけどね。根源を掘っていく作業ってのはとてもゾクゾクするものです。

2012-11-18 02:31:47
DP @DP121

@shibata1113 有名であればあるほど楽しいよね。自分は一番好きなのは鬼の伝承だったりするけどあれも後世の創作・当時の伝承・忌避と憧憬なんかが混じり合ってて掘れば掘るほど面白くなる

2012-11-18 02:33:23
DP @DP121

@shibata1113 地方の鬼伝承は地方でしか聞けないから徳島で篭ってるとどうしても得られる情報には限界があるからね。 鬼の伝承は各地にそれこそ数え切れないぐらいの数があるんだけど、物語の方向性も鬼の性質もまるで一致しない。

2012-11-18 02:38:55
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 そういえばDPさんと最初にリプ飛ばしあったのも鬼に対する議論だったねえ。変遷を追ってくだけで物凄く楽しいんだよなあ・・・掘っていくとまさかこんなものに行き当たるとはってなるのは非常に快感だよ・・・

2012-11-18 02:36:03
DP @DP121

@shibata1113 その中の同一性とか、意外なつながりとか、逆から読んだ物語とか そういうのを見つけたり聞いたりしたときはホントに幸せになれる

2012-11-18 02:39:43
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 青森の鬼はあからさまに日本に渡ってきた外国人だもんねえ。かと思うと神社の鳥居に鬼がくっついてたりして、本当にどういうことなのか解らなくて楽しいよー。他の地域の鬼の伝承は表面的なものは現地に行かなくても調べられるけど、これはってものは現地行かなくちゃ解らないからつらい

2012-11-18 02:42:57
DP @DP121

@shibata1113 京近辺の鬼は元を調べたら盗賊であることが多いし、こっちの鬼は例えば県南の土地作りに関わっていたりして自然神と同一視されてる傾向が強い。童話にもよく鬼が出てくるわけだけど、これにしたってパターンが多すぎる。泣いた赤鬼なんかが鬼の例外のいい例だ

2012-11-18 02:45:48
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 もしかして、これも鬼っていう固有名詞で固められてるだけで一つ一つ違うモノだったりするのかしら。いいなあいいなあ、楽しい!

2012-11-18 02:54:02
DP @DP121

@shibata1113 全然別物だよ~ 有名なところで言うなら 桃太郎や金太郎の鬼は酒呑童子などと同じ「盗賊団」 こぶとりじいさんに出てくる鬼は「物取り」 医者と戦うのは「病鬼」 泣いた赤鬼は「忌人」 後は「餓鬼」「地獄の管理者」「外来人」「災害」などになる

2012-11-18 02:57:35
DP @DP121

@shibata1113 地名になるようなことも多くて、鬼切り岩のような小さなものから鬼の祠、鬼島まで様々だ。 人を守るために荒れた海に沈みそのまま島となった伝承もあったりして、必ずしも討伐対象になっているわけでもない。

2012-11-18 03:01:41
DP @DP121

@shibata1113 中には鈴鹿御前みたいに討伐に来た勇者と結婚した鬼もいるし、おそらく世界的に見てもこれだけブレがある怪物も珍しいんじゃないかってレベル。要するに「恐怖」と同時に「畏怖」も鬼になったからこうなったんだと思うけどね。

2012-11-18 03:04:26
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 基本的に強いものや避けられるべきものって言うカテゴリのものを鬼と言わしめてたのね。地獄の管理者っていうところは、西洋の地獄の恐ろしい顔をした天使に通ずるものがあるね。やっぱり、罪人を管理するためには強面じゃなきゃって認識があるのかな。

2012-11-18 03:04:39
DP @DP121

@shibata1113 実際その通りだと思う。 それなりに文明の発達していたはずの江戸時代、黒船来航時でさえ西洋人が鬼として描かれたことを考えると怖い=鬼と考えてもいいんじゃないかってレベル。

2012-11-18 03:07:18
雄宗三を探し彷徨うゴリ嫁BOT @shibata1113

@DP121 昭和になっても鬼畜米兵だったもんね。文字に付与された印象がイメージを左右するってのも、なんかすごいな。

2012-11-18 03:20:49
DP @DP121

@shibata1113 というか吸血鬼にしても「血を吸う鬼」だし 鬼と言われて私たちがイメージする赤ら顔に角が生えている存在は吸血鬼で言うところのヴァンパイア的なもので、本来はもっと大きな括りの言葉だと考えたほうがいいのだと思う。

2012-11-18 03:23:47
DP @DP121

@shibata1113 もともと言葉の発症は言うまでもなく中国で、この頃は主に病魔や心の悪心を鬼と呼んでいたのだけれど、 これが日本に渡ったあとそれぞれの土地で定着していくにつれ言葉の意味が際限無しに大きくなっていった…ってところかな

2012-11-18 03:25:41