「ウェザリング効果」と「プルーム」

地球科学の専門用語を使うときは、地球科学のしきたりを守ってほしい。 ▼言い換え案 ・ウェザリング効果 → 浸食効果 ・プルーム → 放射能霧
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5月9日

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「さらに風雨などの自然要因による減衰(※ウェザリング効果)で,これよりはやく空間放射線量率が減少すると考えられています。※ウェザリング効果・・・放射性物質が流れ出したり飛んでいったり雨・風などによる出入りの影響をいいます。」土浦市文書 http://t.co/oRynftrK

2012-05-09 13:05:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ウェザリングと、わざわざわけわからないカタカナ言葉を使ってる時点でまったくよろしくない。態度が悪い。風化というわかりやすい日本語がある。そのうえ致命的なのは、風化weatheringでは放射能はへらない。移動して減るプロセスは浸食という。こういう基本ができてないのがなさけない。

2012-05-09 13:08:26

10月3日

早川由紀夫 @HayakawaYukio

興味深く拝見しました。「ウェザリング効果によって、将来の空間線量率はさらに減少することが見込まれる」とはどういう意味ですか?Weatheringはふつう風化と訳されます。その場で風化して線量率が減少す.. http://t.co/8lwbhxu6

2012-10-03 08:23:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

そのような意味合いでのウェザリング効果という表現を他でも見たことがあります。原子力業界では普通の言い方なのかもしれませんが、地質学地形学専門用語の誤用です。学際的には通じません。 http://t.co/muwlJt8n

2012-10-03 10:04:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(放射性プルームという語もそうだね。気象学であれを表現するベストの用語は雲でしょう。すくなくともプルームではない。プルームには特別の意味がある。サーマルに対峙。) http://t.co/el2lvWlv

2012-10-03 10:06:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

なお、浸食運搬がない場所での減衰状況を私自身でいくつか測定してます。参考までにお知らせします。http://t.co/2LyHP8paおおむ.. http://t.co/TYU2aBcv

2012-10-03 10:11:15
早川由紀夫 @HayakawaYukio

それをツイッターでウェザリング効果と呼ぶのをやめてもらえませんか。地質学者からの強い要望です。RT @hyd3nekosuki: ウェザリング効果による空間線量率の減少分を評価すると

2012-10-03 10:56:25
早川由紀夫 @HayakawaYukio

おとといの「コケと地衣類は同じ」は論外だが、ウェザリングだとかプルームだとか、こういう言葉で当該現象を表現してもなんともおもわない感性の鈍さが致命的だ。学際的・総合的な学術が育つ土壌はこの国にないとみられる。

2012-10-03 11:13:22
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

宜しければ「雨や風等の自然要因による放射性核種数密度の減少効果」を、地質学に則るとどういった日本語で表現するのが適切なのか、ご教示頂けますと幸甚です RT @HayakawaYukio それをツイッターでウェザリング効果と呼ぶのをやめてもらえませんか。地質学者からの強い要望です。

2012-10-03 11:21:42
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ひとことで言いたいなら浸食です。運搬の語を加えてもよい。RT @hyd3nekosuki: 宜しければ「雨や風等の自然要因による放射性核種数密度の減少効果」を、地質学に則るとどういった日本語で表現するのが適切なのか、ご教示頂けますと幸甚です

2012-10-03 11:24:28
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

ご回答誠に有難うございました。今後、表現に留意致します。 RT @HayakawaYukio ひとことで言いたいなら浸食です。運搬の語を加えてもよい。RT @私: 「雨や風等の自然要因による放射性核種数密度の減少効果」を、地質学に則るとどういった日本語で表現するのが適切なのか

2012-10-03 11:27:57
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@HayakawaYukio 氏の場合は「原子力推進」はもちろん「安全安心」とも一線を画して禁欲的に情報発信していると感じます。「原子力の専門家」がそういうスタンスであることに好印象を持つ私は座標を時流に流されているのかな。

2012-10-06 10:17:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@kutaromichikusa ウェザリング効果という彼ら業界の言葉をよく調べもしないで使ったところに学力不足を感じます。ただし技術力は高そう。

2012-10-06 10:23:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ウェザリングの効果によって半減期で期待されるよりも放射線量が早く減ってると主張する人は、原子核の崩壊速度が温度圧力あるいは化学変化によって変わると主張しているのであろう。ウェザリングweatheringは日本語で風化という。ほんとうなら、ノーベル賞ものの発見だ【毒】

2012-10-17 16:59:25

11月17日

森口祐一 @y_morigucci

検討会でも問題になったのですが→第1回環境回復検討会議事録。http://t.co/iktRhT6X この問題の口火を切られた田中俊一委員(現原子力規制委員長)の発言はp15、森口の発言はp23。全文議事録は重要。@birdtaka @reemayufu @niigatamama

2012-11-17 11:13:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

↓ 大臣が出席する国の会議でも、「ウェザリング効果」で放射線量が減ると思い込んで話してるのね。ノーベル賞ものだ【毒】。「ウェザリング効果」てなんだか、説明できる人がその場にひとりもいなかったのか。愚かな国だ。

2012-11-17 11:29:01
早川由紀夫 @HayakawaYukio

検索すると、「ウェザリング効果」と言ったのは、田中委員だけだ(15ページ)。おそらく配布資料に書かれていたのであろう。

2012-11-17 11:31:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「ウェザリング効果」はweathering。 日本語では「風化」という。その場で、化学的・物理的に物質の状態が変わることをいう。放射壊変の速度は、物質の状態がどんなに変化しようと、温度圧力条件がどんなに変化しようと、変わらず一定であると現代物理学は信じている。

2012-11-17 11:33:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

物質が雨や風で移動することは、浸食erosion・運搬transportationという。浸食・運搬があれば、その場の放射線量は減る。それは、河川・急傾斜地・裸地で日常的に起こる。植生に覆われた緩斜面では起きない。

2012-11-17 11:35:22
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「ウェザリング効果」てグーグル検索するとすごいね。この国、ぼろぼろだね。

2012-11-17 15:51:21
早川由紀夫 @HayakawaYukio

地理学会、地質学会、なんでこれ、だまってるんだ。

2012-11-17 15:52:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

原子力業界による「ウェザリング効果」という誤用を私が初めて知ったのは、今年5月9日。土浦市文書。 http://t.co/ShMduMIE そのときは、役所がやとったコンサルタントが誤用したのかと思った。業界(学界)全体が誤用しているとは思わなかった。

2012-11-17 15:55:48