「葬室からの励と責~イット・カムズ・レイド」#6

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Astal_jukebox @astral_jukebox

シャッター向こうの壁だけならともかく、天井となると、昨日以前に仕込まなければならない筈!見張りを置かなかったことは勿論、天井は儀式にほぼ影響しないからとはいえ、事前に精査しなかった迂闊!どこまで自分達は愚かだったのだろうか…。彼が自問する間に柱は上の階に運ばれていた。 75

2013-01-09 17:17:44
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「…………!」『『親孝行したい時には親はなし』、って言うけど自分が無いケースもあるからな…しっかりインタビューの答え考えとけよ?…ちょっと食事とかしてくるわ』ホワイトは去って行った。 76

2013-01-09 17:17:53
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―――魔術はどうやっても回復しない。従って匣も開かない。素の身体能力では拘束も解けない。仲間は本部にしかいない。定時連絡の類が来る予定すらない。二週間がかりの予定ではあったが、表向きの活動理由を含めて彼等には小旅行程度の感覚であったのだ。 77

2013-01-09 17:19:05
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どこで、間違えたのだろう。儀式の計画を?人員の選定を?誰が間違えたんだろう?自分?上の者?いや、何を間違えたのだろう?儀式要員への立候補?UARへの参加?CUUKへの…?それ以上に素直に奴に従うべきか…?仲間と家族どちらを取る…奴は一体何者…なぜこんなことを…? 78

2013-01-09 17:19:10
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ザ―――――。ホワイトという騒音の発生源が消えた廃ビル。外の豪雨の音が場を支配していた。 79

2013-01-09 17:19:13
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―「葬室からの励と責~イット・カムズ・レイド」#6 終わり 最終セクション #7 に続く

2013-01-09 17:19:16
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