ラノベ作家・榊一郎(ichiro_sakaki)氏「読者を置き去りにしないキャラの感情の起伏」

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榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

情報が積み重なると、作者の意向にかかわらず、特定の状況や状態に置かれると、確固たる存在感(リアリティ)を得たキャラは、作者からしても「こいつならここでは、こう動くしか無いよなあ」という判断がつくようになります。これがをつまり、作者は、自分の好き勝手に出来ない #sousaku

2013-01-21 21:51:30
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

という意味で、「勝手に動き出す」と評している事が多いかと思います。逆に言えば、キャラクターの自然な動き、描写、というものは、そのキャラクターについて一定の情報量が積み重なれば、自然と類推する事が可能になるという事になり#sousaku

2013-01-21 21:52:35
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

それをして「リアリティがある」と評する事も出来る訳で。無意味に設定ばかり積み重ねるのは無駄だと思いますが、一定量のキャラ設定を先に積み重ねておく事で、キャラを描く上でのとっかかりとし、その上で、話の中で動かしていく過程で積み重なる部分が、よりこれを確実な #sousaku

2013-01-21 21:55:14
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

キャラ造形に繋げていくこれが「勝手に動き出すキャラ」を造る事――ひいては「リアルなキャラ造形」とみる事も出来ます。 #sousaku

2013-01-21 21:56:19
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

更にこっから翻ると、自分、家族、友人、をモデルにキャラを造る場合などは、こういうリアリティの部分について参照先がある(あいつだったらどうするだろう? 自問自答的な問いかけが、し易い)という意味で、キャラ造形に長じていない人にはやりやすい方法かも。 #sousaku

2013-01-21 21:58:08
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

既に「勝手に動いているキャラを換骨奪胎する」事に等しい訳でw(いや、リアルの人間をキャラ扱いするのもどうかとは思いますが、まあそれはそれとして) 勿論、ラノベなんかで出てくるキャラはエキセントリックで極端なのが多いので、あくまでリアルの人間を「基」に、 #sousaku

2013-01-21 21:59:36
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

それを拡張、拡大、誇張、要素変換、そんなことをしながらキャラ造る、というのが実際的な技術かなあとも思います。 #sousaku

2013-01-21 22:00:21
神野オキナ @OKina001

@ichiro_sakaki 個人的には書くという行為でスイッチが入って、それがある一定量の情報を越えた途端、密度がぐーっと高まっていく、化学反応みたいなもの、という感じがします。

2013-01-21 21:49:28
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@OKina001 なんつうか、臨界点、みたいなのはありますねえ<勝手に動き出す

2013-01-21 21:53:35
神野オキナ @OKina001

@ichiro_sakaki 練習しているウチにある行為が「出来るようになる」瞬間に近いですよね。回路が接続されると言いますか。私は「そいつ(キャラ)はちゃんと考えているか、間抜けになってないか」を突き詰めていくウチにフト気づいて、そこから始まったりします。>キャラが勝手に

2013-01-21 22:00:37
榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@OKina001 ああ、なるほど!<練習しているウチにある行為が「出来るようになる」瞬間に近い なんかブレイクスルーぽい部分はある筈なんですが、いまいち、作者側もそれがどこでいつなのかは、判ってなかったりしますよね。

2013-01-21 22:04:13