藤田直哉『虚構内存在』への、ご意見、ご感想

藤田直哉著、『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』(作品社)http://www.amazon.co.jp/dp/4861824249に対するご意見、ご感想と、それに対する応答をまとめました。
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藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

こちらは個人的な思いを書いたtwitterのまとめ。「『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』(作品社)への意気込み」  http://t.co/AssIDQyw

2013-01-31 20:30:42
ネッサ @Nesstar2

藤田直哉氏の『虚構内存在-筒井康隆と<新しい《生》の次元>』 素晴らしかった。巽孝之氏の『メタフィクションの思想』で筒井作品の面白さと批評性のあるSFの魅力を教えられ、またこの作品で新たな価値観を身につけられた。感謝。

2013-02-16 09:35:24
渡邉大輔@『新映画論 ポストシネマ』2刷『謎解きはどこにある』11/21刊行 @diesuke_w

池袋リブロの人文書コーナーに立ち寄ったら、拙著『イメージの進行形』と本日発売の藤田直哉さんの『虚構内存在』、笠井潔さんの『新版 テロルの現象学』が一挙に並んでいてちょっと壮観でした。限界研の活躍目覚ましいな…。

2013-01-31 21:06:01
ni_ka @ni_ka

会田誠さんの「天才でごめんなさい」展の今起きている各論争が、会期中の先日発売された藤田直哉さん著の『虚構内存在』(芸術論でもある)の、第七章で分析されている筒井さんの断筆宣言を巡る論争と類似の構造で示唆深いです。論争自体をデザインして、コントロールし、それを見せ物にするという作品

2013-02-11 03:42:31
飛軒 六 @tobunoki

刊行されたばかりの藤田直哉『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』を読み始める。 とりあえず第一部は一気呵成。これはよい筒井康隆鳥瞰図。言っていることいちいち納得してアドレナリンでまくる。面白い。しかし本番はこれから。舌舐めずりしながら続きを読む。

2013-02-05 00:38:18
飛軒 六 @tobunoki

『虚構内存在』第二部読めた。そうか。筒井康隆は、ずっと、ずっと、ミームとか無意識とか、文化とか空気とか構造とか全体とか、とにかくそういう構造化された世界そのものと戦ってきたんだな。制度だの大衆だの体制だの差別意識だのそんなチャチなもんじゃねえ!

2013-02-08 01:06:53
飛軒 六 @tobunoki

『朝のガスパール』辺りで、強引に無意識の中に腕を突っ込んで、中から読者を虚構の中に引っ張り出すその剛腕に惚れる。そうかあ、読者の期待こそが、虚構内存在にとっての無意識かあ。面白いなあ。

2013-02-08 01:10:01
飛軒 六 @tobunoki

『虚構内存在』読了! ラストの野心さ! 荒唐無稽上等! 素晴らしい。ロボット三原則ならぬ虚構三原則! 私はひどく同意しちゃうけど、全く理解してくれないひとは、一杯居るだろうなあ…。私も努力しなければ。基本的虚構権自立の為に。

2013-02-08 23:13:42
飛軒 六 @tobunoki

本当にもう、私は虚構が読みたいのに、本屋で新刊書コーナーに行くとどれもこれも、現実を真似た小説か、虚構を真似た小説だらけで辟易する。学校で犯罪が、とかいい加減にしろ。現実を追うな。虚構も追うな。

2013-02-08 09:36:31
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

アイドルとか芸能人というのがメディア内存在(メディアの中にしか存在せず、メディア越しに接する存在)である側面と、生身の生活者である側面とに分裂しているところの軋みが、魅力でもあり、また問題の発生源でもある、というような気がする。

2013-01-31 21:18:16
noirse @noirse

何度か言ってきたけど現在のアイドル(を巡る状況)を見ているとその存在自体がドキュメンタリー的であるように思える。ちょうど明日からAKB映画の新作が公開されるけど、前作が傑作だった理由もスタッフの力量ゆえだけでなく、アイドルという素材自体がそういう要素を抱えているからだろう。

2013-01-31 21:10:48
noirse @noirse

映画が衰退したのひとつによく挙げられるのはテレビの存在だけど、今はそのありかたも変化していると思う。ただ単純に映画によく似た映像再生装置として身近にあるからとかではなく、現在の人々の生活、リアリティがテレビ的な状況、メディアを通した状況に近しくなっているからというべきではないか。

2013-01-31 21:19:34
noirse @noirse

今回の件に関しても、すべてが倒錯したムーブメントに飲み込まれ、回収されていく、その様がまるでAKB劇場というべき「フェイクドキュメンタリー」になっているように見えてしまう。

2013-01-31 21:25:03
noirse @noirse

自分は映像見てないしこういうこと言うと怒られそうだけど、肝心の本人もどこまでが「ドキュメンタリー」でどこからが「フェイクドキュメンタリー」なのか判断が難しくなっているのではないだろうか。

2013-01-31 21:25:56
noirse @noirse

ある時期までの映画の掛け金は、スクリーンの向こうに世界が存在しているという「保証」の上にあった。90年代からCG全盛を迎え、さらに現実が虚構化してきた今、その掛け金は失効しつつある。

2013-01-31 21:30:37
noirse @noirse

映画が説得力を持ってきたのは、そこに映っているモノがかつて本当に存在していたからとよく言われるが、今やその根拠そのものが問われつつある。アメリカでアメコミヒーローものがウケるのも、半分人間で半分「キャラ」という、それが本質的に持つフェイク性が時代に即しているからではないか。

2013-01-31 21:35:06
noirse @noirse

これからの映画は「そこに現実が映っていない」「そこに映っているものはかつてどこにも存在しなかった」ことを語っていくべきなのではないだろうか。

2013-01-31 21:38:28
noirse @noirse

なんでこんなことを長々と言うとるのかというと、『虚構内存在』を読んだからなのであった。ずっと待ってた本なので発売日に買ってソッコー読んだ。待ってたというのも、藤田さんの初単行本というのももちろんだけど、「共同存在への感情移入」というその内容こそ、ずっと待っていたものだから。

2013-01-31 21:48:56
noirse @noirse

『虚人たち』などなどにガツンとやられてきた世代?だから、何故今さら筒井康隆なのかとはまったく思わなかった。この主題、確かに筒井康隆ほどしっくりくる存在もあるまい。初めは懐かしく、けど文学理論なんてサッパリだった人間だから、謎解きのように読み進めた。まず連想したのは手塚治虫だった。

2013-01-31 21:53:37
noirse @noirse

虚構内存在を殺すことによって愛が深まる、感情移入が深まるというところで、(かつての)マンガ読者としてはどうしても『テヅカ・イズ・デッド』を思い出してしまうから、がその理由。

2013-01-31 21:56:30
noirse @noirse

もうひとつ、自分は手塚治虫と筒井康隆が大きなSF体験で、それを経た上でモノを見る感覚を身に付けてしまったので、どうしても連想してしまう、というのもある。『虚構内存在』も著者にとって、夏目房之介さんの『手塚治虫はどこにいる』に当たるような本なのではないかと思ったり。

2013-01-31 21:59:36
藤津亮太/7月発売『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』(ちくま文庫) @fujitsuryota

アニメにおけるリアルは「絵で描かれた存在を本物のように感じてほしい」という狙いに端を発している。前半はそ...『虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』藤田 直哉 http://t.co/aTTNBYSS

2013-02-13 00:13:20
藤津亮太/7月発売『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』(ちくま文庫) @fujitsuryota

【ご恵贈いただきました】藤田直哉『虚構内存在』(http://t.co/Skmj9KSI)オタク大賞でお世話になった藤田さんの初単著です。筒井康隆を現代を理解する手がかりとしてため読み直す内容のようです。これから拝読します。【どうもありがとうございました】 #Fb

2013-02-03 01:18:24
ワクテカ @rewktk

現代の自然観が一回りしてイオニアの自然哲学やスピノザ的な汎神論に近づいていること、そしてそれが支配-非支配という倫理の問題にも関係するという話も示唆的。ちょうど今読んでいる藤田直哉さんの『虚構内存在』で扱われている無機物への感情移入も連想。

2013-02-07 22:45:40
ワクテカ @rewktk

(人ではないものに対する)「憐れみ」の系譜は、『一般意志2.0』(「憐れみの海」)や、そのベースでありあずまんも重視していたピーター・シンガーやローティー、そして『虚構内存在』における虚構への感情移入の話にも繋がってくる、はず…(多分)

2013-02-09 17:30:16
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