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藤田直哉『虚構内存在』への、ご意見、ご感想

藤田直哉著、『虚構内存在 筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』(作品社)http://www.amazon.co.jp/dp/4861824249に対するご意見、ご感想と、それに対する応答をまとめました。
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ワクテカ @rewktk

@naoya_fujita ようやく該当の部分まで拝読させていただいて、完読しました。まだ未消化の部分もあり、これから咀嚼したいと思います。まずはゼロアカ時代から遠目ながら批評活動を追わせていただいていた者として、初の単著の御刊行に感慨深い思いがしました。おめでとうございます。

2013-02-11 13:23:51
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@rewktk お読みいただき、ありがとうございます。人でないものへの感情・倫理につきましては、是非ともこの本をひとつの道具として、考えるために使っていただけたら、と思います。村上裕一さんの「水子の倫理」やローティの「憐れみ」などと比較して実際に使っていただけたらと。

2013-02-11 15:43:04
ワクテカ @rewktk

@naoya_fujita はい、正直まだうまく整理できていませんが、キャラクターやフィクションについて考える際の重要な参照先の一つになったのは間違いないと思います。

2013-02-11 18:48:05
ワクテカ @rewktk

美術手帖の『THE END』特集、渋谷慶一郎インタビューが短いながらもよかった。なぜ人の似姿が、虚構内存在が自意識を持ち、傷付き、死ぬ時に《人間性》が照射されるのか。人が死ぬ時に消えるのは固有名詞ではなく、「きみ」や「わたし」といった代名詞に宿る《関係性》。

2013-02-19 00:15:36
ワクテカ @rewktk

フィクションの中の人外のもの(大抵ロボット)が自意識を持ったり人間と心を触れ合わせたり傷付いたり壊れたりする物語に昔から弱い。火の鳥、ターミネーター2、攻殻機動隊、デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!、WALL-E、トランスフォーマーリベンジ…。

2013-02-19 00:50:30
ワクテカ @rewktk

『虚構内存在』が良いと思ったのは、「人間にとって虚構内存在がなぜ必要とされるか」という根源的な問いに答えを出そうとしているところ。しかし、これは批判ではなく、フロイトのあの理論以外にもそれを説明する理論を求めたい、というのが自分自身の中でまだ答えの無い問題として残っている。

2013-02-19 01:01:56
蔓葉信博🌿 @tsuruba

@naoya_fujita どんなネガティブな反応をも呑みこむシステムとして設計されていたとしても、呑みこんだネガティブなものを皆、取り込めるとは思わないのでした。きっと歪みは生じるよ。完全な名探偵がありえないように、完全なシステムなんてないんじゃないか、とは思いました。

2013-01-31 21:57:57
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@tsuruba AKBがメディア内存在としての存在と、生身の生活者としての存在の「軋み」の中で「どう動くか」が、主要なスリルとして消費されたのと同じように、このシステムが呑み込めないはずのネガティヴなものにどう対処するのかも含めて見世物になっているんじゃ、と思います。

2013-01-31 22:00:45
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@tsuruba 未完成であるがゆえに弁証法的(?)に進化していく怪物的なシステムがダイナミックに変動するプロセス、それそのものへのインタラクションを消費する、ということなのではないかと思います。

2013-01-31 22:02:04
蔓葉信博🌿 @tsuruba

@naoya_fujita 確かに場合によっては「言及しない」ことも有用な戦略ではあると思ってまして個々、己の批評の魂に従ってやっていくしかないなと思います。まあ、今回の件で言及することは、燃え上がる話題の種になっていると思うので、実に苦々しいですね。余計なツッコミすまぬなり!

2013-01-31 22:14:39
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@tsuruba 「言及しない」あいだにどんどんおっきくなっていったら、確かに抵抗にならないでしょうねぇ。いざというときには「戦う」ことも必要なのかもしれませんね。非常に多種多様な戦略・戦術があると思いますが。

2013-01-31 22:07:34
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@tsuruba ありがとうございます。でも、時と場合と、あと信念ですね! もう相手に利するとわかっていても猛烈に突っ込む、ドン・キホーテ的な姿が人の共感を生んで、全ての流れを変えるような英雄物語的なことだってありえますからね。

2013-01-31 22:22:41
noirse @noirse

まあそれはいいとして。SFや文学はよく分からないのでその点はうまく言えないけど、自分のクセでどうしても映画に結び付けて読んでしまう。先も言ったように、最早映画も現実を映す鏡には成り得ない。ならばスクリーンで生身を晒しているように見える俳優も、「虚構内存在」と言えるのではないか。

2013-01-31 22:03:59
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

『虚構内存在』の一貫した主題は、死の欲動=攻撃衝動。他者をいじめたり、優越感を得たり、攻撃したりする衝動を人間は本能的に持っているのか、そして、それを教育によって抑圧し、「調和」する理想社会を作ろうとする努力がより強力な「攻撃衝動」を生むという悪循環と戦う作家としての筒井康隆像。

2013-01-31 22:06:24
noirse @noirse

とはいえ我々はもちろんスクリーンに映るトム・クルーズやジョニー・デップを実在する人間だと認識している。実在する人間ということは、もちろん年を取り、いつかは死んでいく。だからこそ感情移入できる「キャラ」として、映画を消費している、ということは言えるんじゃないだろうか。

2013-01-31 22:08:42
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「いじめ」をしたい衝動、優越感を得たい衝動、それは「死の欲動=攻撃衝動」としてやむを得なく人間は持っている。そのような自己破壊的な側面は、「教育」によって、より増し、自己破壊的になる。その「人類の宿命的課題」(フロイト)をどうにかするために文化・芸術に賭けた作家としての筒井康隆。

2013-01-31 22:09:43
noirse @noirse

現実≒メディア空間が映画以上の娯楽だとすれば、受像機としてのテレビに対抗するためスペクタクルの時代を選択した90年代以降の映画も、メディア生成装置としての、テレビ的な状況に破れたと言えるだろう。

2013-01-31 22:12:12
noirse @noirse

どんな映画よりAKBのほうが人気があり金も稼いで面白いのだとすれば、スペクタリズムはスキャンダリズムに負けたのだろう。フェイク時代の映画はこれから、スペクタリズムからスキャンダリズムに移行していくのではないか。

2013-01-31 22:15:25
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@noirse 驚きました。 確かに『虚構内存在』の第三部で「虚構内存在の倫理」を考えるときに念頭にあったのは、本文では全く明示していませんが、手塚治虫さんの作品でした。特に、『火の鳥』の宇宙編、未来編、生命編辺りが頭の中にありました。

2013-01-31 22:16:11
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

しかし、芸能人の消費のされ方を、ブログやらペニーオークション騒動やらなどから見ていると、メディア内存在と、生身の生活者のギャップをうまく利用して、虚構と現実を混同する(させられる)快楽を楽しんでいる(楽しまされている)ようにしか見えないからなぁ

2013-01-31 22:21:10
sironekotoro💙💛 @sironekotoro

"キャラクター・生き方が売る対象になっている。肉体労働、頭脳労働に次いで感情労働なる言葉も生まれたが、私は第4の労働として「人格労働」を提唱したい。アイドルは人格労働である。" http://t.co/ZHjgeGIK

2013-02-03 21:09:51
飯田一史 @cattower

かつてもみあげを剃られる動画をアップした批評家がいた。その彼の単著の発売日に丸刈り事件が起こった。マルクスのブリューメル18日を引くまでもなく一度目は悲劇だが二度目はワロスwww

2013-01-31 22:22:40
noirse @noirse

@naoya_fujita 『虚構内存在』とても面白かったです!手塚治虫でも『火の鳥』はなんというか、意外です。自分は『テヅカ…』の印象もあって、どうしても初期作を想定して読んでしまったのですが。

2013-01-31 22:27:55
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@noirse ありがとうございます。まさか手塚さんの作品を想定していたことを全く明示していないのに指摘されるとは、と思い、そこに驚いています。好意的にお読みくださり、大変感謝いたします。

2013-01-31 22:33:57
noirse @noirse

あと『虚構内存在』は装丁がとてもよかった。読み終えたあと表紙を眺めているとなんだかぐっときてしまう。

2013-01-31 22:57:43
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