「承認欲求」という言葉の歴史的起源をさぐる
- Cristoforou
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↓なに、今は高校の倫理の授業にマズローが出てくるのか。ともあれ、俺が高校生のとき、倫理(哲学史みたいな話)は面白くなかったなあ。日常生活と全く接合できなくて。坊やだからさ。 https://t.co/gGel95XWFV
2013-02-23 11:40:49@yamtom 「自分探し」キーワードで何でも論評するのが流行ったあとに「承認欲求」キーワードに移行したような。いますぐに確実なところは調べがつきませんが、何らかの事件の容疑者分析(いわゆる「心の闇」云々)に絡んでメディアに定着したような気もします。
2013-02-23 13:25:29@genossi 宮台氏あたりが広めた説もあるようで、だとすると援助交際だとかあのへんからきたのかなという気もしたり。ちょっと機会みつけて、この概念の使われるようになった流れみたいなもの、本気でみてみたいと思い始めました。。
2013-02-23 13:56:04「承認欲求」というタームは、社会学者が使うべきものじゃないよね。社会学の基本的な発想に反しているとすらいえる。
2013-02-23 14:02:21@yamtom 面白いと思いますよ。そもそもは学術的な定義があるはずですが、近年はまず「若者論」の文脈で便利に使われだしてしまったかなあ・・・まあ宮台ももちろんそうなんでしょうが、私の印象では、当初、若者を対象とした心理分析やら教育学系の人々が好んで持ち出していたような。。
2013-02-23 14:02:30@genossi 「よくわからない行動をする若者」を理解するためのキーワードみたくなっているんでしょうかね。。いつ頃からどういう媒体で広がってきたかみるだけでも何となくトレンドはわかるかな。。
2013-02-23 14:04:23しかし、承認欲求って言葉は実質的に「社会が個人を理解する」というあり方において使われてるよな。個人が社会に対していかなる関係性を築いていくか、という話のはず。
2013-02-23 14:08:37@okazukineko そもそもマズローが「ぼくのかんがえるすてきなひとびと」を追跡調査して欲求に関するほんわかとした概念を示しただけに留めたんでしたっけね。
2013-02-23 14:13:44@_shgtn そうそうwで、「自己実現してる人いねぇぇええ!!!」ってなって、無理矢理リンカーンとか持ち出した、とw
2013-02-23 14:15:56ティリッヒの場合は、個人はある集団に所属し、その集団と自己を同一化することによって、自己肯定を得られるということを言っているけど、どの集団に所属するかという問題はあるわな。どれもがどれも、自己肯定を与えるような集団ではなかろうに。
2013-02-23 14:14:48@nurekobuta そうでしたかー。在特会とかネトウヨまわりの議論でもよくみるタームになってきてて、それ以前から流行ってるのかなとひっかかりはあったんですが、最近とくに気になり始めたんですよね。。
2013-02-23 14:26:36そもそも、マズローの説自体、ティリッヒ─メイは懐疑的なのだよね。高度に自己実現した人ってのが、なーんで社会性を同時に身につけるのかねぇ。
2013-02-23 14:18:22@okazukineko いまだにマズローが引き合いに出されるのは、そのわかりやすさからビジネスの文脈でもカジュアルに用いられるのも一因とは思うんですが、もう少し厳密に欲求や感情を体系化した仮説はないんでしょうかね。
2013-02-23 14:28:18@okazukineko 師匠のAdler, A.の影響があるのではと推察します。共同体感覚とか社会的感情という構成概念の影響では、と。
2013-02-23 15:04:46@JON_ASAN でも、メイもアドラーのセミナーを受けているんですよねw彼は共同体感覚とかは退けているように感じます。両者に共通する目的論的の考え方のズレというものも、そこにあるんではないかなと思ったり。
2013-02-23 15:32:39@okazukineko その通りだと思います。May, R.の場合はRank, O.の影響が優ったのではとも、いま思いつきましたが… どうでしょう?いま・ここの重視や、関係性および決断、自己による自己理解の必要性などなど。
2013-02-23 16:27:01@JON_ASAN ランクの影響を言われてますよね。心理学史の中で位置づけるとすればそうだと思います。けれども、僕はどうしてもティリッヒとメイの繋がりを強調してしまうのですよね。現在、ロバート・アブザグという人がメイの伝記を書いてて。やはり詳細は、その出版まちですねぇ
2013-02-23 16:35:03@okazukineko 確かに。私はどうしても心理学者・May, R.を考えてしまうので、神学者という視点は新鮮です。伝記、楽しみですね。翻訳はないのですか? 個人的には、Ferenczi, S.の心理学史的立ち位置の再考がもうちょっと脚光を浴びてもよいのにと考えとります。
2013-02-23 16:43:38@JON_ASAN おお、ハンガリー学派の。もうさっぱりわかりませんところですw メイの伝記は、もういつ出るかとやきもきしておりますw
2013-02-23 16:47:11@okazukineko 誰かのどっかの論文で、彼の、新フロイト派とパーソンセンタードに対する影響が論じられていたのを読んで、ちょっと注目してますw 翻訳だといいのですが…… もし翻訳が出ないようでしたら、わかやまさんが是非!
2013-02-23 16:53:35マズローって承認欲求なんて言ってたかなーって悩んでしまったけど、esteemだったお。承認欲求と聞いて思い浮かべるものとは違う気がするんだけど。
2013-02-23 14:29:16