Rowdyさんによる「クローズアップ東北…【子供たちのために福島へ~“自主避難者”はいま~】」
- LitoSnowfield
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ところが今度は50年後、30年後戻れるかどうかわからない地域をまだ抱えているという中で、復興の道筋が見えない、そうすると1人1人の復興というものを考えなければいけないですね。とどまった人、あるいは戻ってきた人、5年後・10年後に戻ってくる人、あるいは戻らないと判断した人たち。
2013-03-16 17:22:08それぞれが幸福になる権利をもっていると思う。そのためには1人1人の事情を避難元自治体、避難先自治体あるいはNPOが把握する必要がある。そのためには被災者カルテといったものを整備する必要がある。」
2013-03-16 17:22:24キャスター「カルテですか?」 山中教授「そうですね、だから1人1人のあるいは1家族のですね…どういうことに悩んで、どういう状況に置かれてて、どういうような支援を受けた・受けていないのか?そういうものをまず用意をする。」
2013-03-16 17:23:13山中教授「そこからですね…どういう支援が必要か?っていうのが見えてきますよね。そういうパーソナルサポートをするための支援制度を作っていくことが必要だろうと思うわけですね。で、そのパーソナルサポートをするためにはとてもじゃないけど、行政だけでは出来ないですよね。
2013-03-16 17:24:23キャスター「そうですね」 山中教授「で、そこには例えば専門的な人、あるいはまぁ、支援する知識をもった人はいるだろうと。で、そうですね、私どもは以前から【復興士】というのを提案したんですね。
2013-03-16 17:25:37そうですね、行政と被災者とをつなぐ専門的知識をもった人、それは被災者の立場に立ってそのサポートをしていく、いうような立場の人なんですけども、今現在、その制度はありませんので、
2013-03-16 17:27:14例えばNPOの方々とか、それからまず民生委員さんとかソーシャルケースワーカーとかそう言う役割を果たすのかもしれませんが、今回、大きな特色はですね、被災支援者とでもいいますか、被災者が被災者を支援する、というような現象が起きているわけですね。
2013-03-16 17:27:32各地に出ていったお母さんがたが、それぞれの地域で被災者の人たを支えている。そう言うお母さんがたを確認して、そういう支援するシステムを作る。 そのために行政がそこになんだかの活動をしやすい、費用を支援をしていく。 キャスター「VTRの中でいうと、Sさんのような方ですね。」
2013-03-16 17:28:02山中教授「そうですね、Sさんのような方に活動しやすいように場とか、活動する資金とか、提供していく。あるいはそういう人達を緊急雇用して例えば暮らし再建サポーターとして活躍していただく…というようなシステムを全国的に作っていくとシステムが必要だと思うのですね。
2013-03-16 17:28:43で、それは政府の力がどうしてもいるだろうと思うわけです。」 キャスター「そうした対策をとっていけば誰かを救える、その糸口になると」
2013-03-16 17:29:37山中教授「だからその出て行った方たちもそこで西日本に行った方たちはもうそこで住む決意をしている人たちもいるんですが、やっぱり、住宅、仕事、子供の就学の問題もありますから、そこを支えていくシステムがいると思うんです。
2013-03-16 17:33:34そうした人達を育てていくことも、今後の大きな災害文化になると思っています。」 キャスター「人の数だけ復興の形があるはずですからね」 山中教授「そうですね、是非、それを実現して欲しいと思います。」
2013-03-16 17:35:50以上、クローズアップ東北【子供たちのために福島へ~“自主避難者”はいま~】の書き起こしを終わります。TLを汚してしまい申し訳ありませんでした。
2013-03-16 17:36:21