縦書きのイタリック問題とその周辺(補足編)
ここで、筆写的イタリックと、調整ずみの斜体までが〈イタリック〉にシフトした。ローマンに変換をかけたものは〈オブリーク〉と呼ばれるようになる。
2013-06-06 20:42:16視覚調整の施された斜体のイタリックに対して機械的に傾斜されただけのオブリークに覚える視覚的な違和感を他のものに喩えるとこういうこと。 http://t.co/zZRUNaRD96
2013-06-06 20:46:32@zeeksphere おそらくフルティガーのような単純斜体的が出来た頃にはどれもイタリックだったはずです。後に区別をつけるためにオブリークという言葉が生まれたのだと思います。
2013-06-06 20:49:41optical slant〈調整ずみのスラント〉がデザインされて出始めると、これも〈イタリック〉の一種とみなされていった。
2013-06-06 20:55:14いっぽう古典的な、狭い意味での〈イタリック〉は、true/cursive italic 〈真の/筆写的 イタリック〉という、より広い〈イタリック〉の一部においやられた。
2013-06-06 20:55:43.@Tosche_J もちろん、書体に italic がなくて、デザインする人もいなければ余裕もないとか、そういう事情でやむを得ず oblique で済ませるならわかるのですが、フォントによっては italic もあるのに oblique もある場合があるようなので。
2013-06-06 21:20:25調整ずみスラント←きれい 機械変形スラント←まあイタリックがなくてやむをえないなら 調整ずみスラントと機械変形スラント両方売ってます!←???
2013-06-06 21:25:24@zeeksphere オブリークが最も多く量産されたのはコンピュータ時代に入ってからと思います。その当初はとにかく書体を出せば売れる時代で、質より量を重視する時代でした。つまり、オブリークの方が早く作れるからです。
2013-06-06 21:37:36@zeeksphere 今は心あるデザイナーならオブリークなど作りません。デジタル初期の書体が今でも買えるために両方あるように見えるかもしれませんが、それは厳密には同一のフォントではないと思います。もし両方が混在する例を見かけましたら教えてください。
2013-06-06 21:39:19@zeeksphere また「欧文フォント300個パック」などゴミフォントの塊みたいな類いのものにも、「イタリック」と称したオブリークは一杯入ってます。
2013-06-06 21:42:28zeeksphereさんの考察の続き:「イタリックに関するとある想像」