刃物の話が進化論に…道具の「進化」と生命の「進化」
『銃・病原菌・鉄』は長いこと読まなきゃと思ってるのに読んでない本の筆頭だ…。 RT @chronekotei: 銃器の発達史も結構面白い領域ではあるけど//
2013-06-12 09:47:48もう何年も前にミリタリーの師匠が大おススメしてくれた本なんですが。 RT @chronekotei: @geishawaltz 知らない本です(笑)。
2013-06-12 09:49:08ありがとうございます。これは読まずに入られますまい。 RT @finalvent: 【第2回】『銃・病原菌・鉄 — 1万3000年にわたる人類史の謎』(ダイアモンド)finalvent 新しい「古典」を読む cakes // http://t.co/eI9w2vkhbG
2013-06-12 10:09:50比較文化論的な観点では、やっぱり古代くらいまで遡って、多重的な階層性のある世界の中で発達してきた戦闘術と武器の体系が、上位の階層の世界での衝突によってまた相互影響があって、それがさらに上位の階層の世界における衝突で、みたいな複雑な流れがあったほうが面白いテーマになる。
2013-06-12 09:47:53@geppeeee 当然似てくる部分は多いでしょうね。原理を共有している部分も多いとは思います。ただ、道具の発達と生物進化は同じものではないと謂う視点も持っておかないといろいろ間違うんでしょうね。
2013-06-12 09:55:48@geppeeee 同じように動くし、同じ原理で説明出来る部分も多々あるんだろうとは思いますが、やっぱり違うものだと考えておくほうが慎重な姿勢だろうと思います。
2013-06-12 09:57:59やっぱりあれかな、道具や道具を操る技術と謂うのは基本的に合目的性が出発点にあるけど、生物進化はそうじゃなくてその時点における生存可能性によって淘汰されるだけだ、と謂うのが一番違う部分なのかな。
2013-06-12 10:01:50要するに、何の意味もない道具や技術の変化と謂うものは存在しない。合目的性が出発点にあって変化するわけで、それが適応的であるかないかで淘汰される、と。
2013-06-12 10:03:28変化と淘汰と謂う枠組みで考えると生物進化と似たような振る舞いをするけど、やっぱり実体的には別物なのだから、基本的には違うものだと考えておくほうがいい、と謂うことになるのかな。
2013-06-12 10:05:43だから、変化と適応性に基づく淘汰みたいな枠組みで捉え得る部分については、当然進化論の枠組みの考え方が援用出来るわけで、中立進化説で説明出来る部分も多分あるだろう、と謂う感じかな。
2013-06-12 10:07:50@chronekotei コンラート・ローレンツが偉大なのは,同じ類型化される動物行動を比較する中で,適応的な意味から遠い部分を見ていくことで,動物行動についても進化や系統関係が追えるというレベルまで,行動学を一代で引っ張りあげてしまったという部分です。
2013-06-12 10:11:44@chronekotei 合目的性が出発点になっているものは進化系のお話では「収斂」です。それゆえ,進化の道筋をたどるための共通祖先形質は,合目的性を持っていない(淘汰圧がかからない,かかりにくい)形質です。進化がアナロジーに使われるときこの部分がしばしば理解されておりません。
2013-06-12 10:08:56@complex_cat ああ、そう謂う意味ではなく、生物種の形態変化って別に「そのほうが便利だからそうなろう」と謂う「設計意図」が存在しない、偶発的な変化だと謂うのが定説じゃないですか。だから、そもそも出発点に「設計意図」が存在する道具と同列には語れないと謂う意味です。
2013-06-12 10:10:52@chronekotei なるほど,ただ,設計「意図」という表現については,ちょっと別の問題に派生します。以前,揉め事の中身になっていた「選択する」という意志的な表現を何故に進化生物系では使うことになったかという部分の話と少しつながる部分があります。詳しくは長くなるので。
2013-06-12 10:14:52@complex_cat そう謂う擬人化的な表現に踏み込むと、大変複雑な説明が必要になってしまうでしょう。だから、そこに「踏み込まない」と謂うのが合理的だと思うんですよ。「意図」を一般論の範疇に留めてタームに踏み込まないと謂うのが、おそらく一番誤解を招かない。
2013-06-12 10:17:16@chronekotei ええ踏み込まないというのがある意味合理的,というのは分かります。ただ,踏み込んでも,実は,きちんとした説明があるという事自体は記しておきたいということです。
2013-06-12 10:19:46「遺伝形の変異はきわめて多様であって,その中で相互作用の上で最も有利な個体の形質を与えるものが卓越する」という表現を「卓越するために遺伝形は最適戦略を採る」と言い換えても,現象の上では差がないということを理論的に指摘したのが,J・メイナード・スミスによるESS」(市川,2007)
2013-06-12 10:36:06(承前)市川惇信:科学技術への途 -ヒトの可能性の拡大の途として- (2007) http://t.co/erii4UUXCY
2013-06-12 10:38:32