第一回大罪大戦黒陣営【交流フェーズ03】

黒(ノワール)は色欲、ルクスーリア[ @whycame_sin ] 黒(ノワール)は旧紅色欲、ラスト[ @temari_sin ] 黒(ノワール)は嫉妬、『唯一』ウーヌス[ @nobara_sin ]
0
前へ 1 ・・ 6 7
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

二人を待ちながら、片腕では動きづらいと、ばさりと着ていたパーカーを脱ぎ落とす。黒い袖無しの服で、強欲の彼が何時も袖無しを着てた理由が今なら分かるとぼんやり思う。 見せたくなかった継ぎ接ぎだらけの痩せっぽっちの体を見られる事ももう厭わない。これも自分。皆を愛し愛された自分。 →

2013-07-12 03:21:59
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

→ 潜る直前、ふと思い出したように、並んだ二人――アドウェナを見やる。 「そうだ。君の事真名で呼んでるのに、まだきちんと名乗って無かったよね」 一歩踏み出しながら、笑う。とても嬉しげに、誇らしげに。 「『ウーヌス(唯一)』それが僕の、黒の皆を愛したインヴィディアの『真名』」 →

2013-07-12 03:29:19
ウーヌス(インヴィディア) @nobara_sin

刻は、満ちた。 『大罪』に命も言葉も要らない。心があるから。 答えも何もない。不透明な未来。交差する想い。 それでも確かな思いを持って、3つの影は狭間へ足を踏み入れた。 きっとそれは、物語の終わりの始まりへと―――

2013-07-12 03:30:07
【アーチェディア】 @klown_sin

「あぁそうだ。お前はもう、自分を偽らなくていい。自分を、押し殺さなくていいんだ」 もう『コレ』は必要ない。お前は、『黒の大罪』(ノワール)の『嫉妬』(インヴィディア)。黒に愛し、黒に愛された、掛け替えの無い『唯一(ウーヌス)』。ソレ以外の、何者でもない。

2013-07-12 03:34:44
【アーチェディア】 @klown_sin

「行け。行って……戻って来い」 男の身体が薄らぎ振れる。一瞬の残影は霞み、また形作る。 悔いていた。だが今、アイツに呼び戻されたのは僥倖だったと改めて思う。 見届けなくてはいけない。『嫉妬』(アイツ)を、『黒の大罪』(アイツら)を、その結末を。 俺は、見届けなくてはいけない。

2013-07-12 03:35:06
前へ 1 ・・ 6 7