伊藤剛氏らによる漫画の描き方に関する「デクパージュ」と「ミザンパージュ」の話
今日1年の実技でハリウッド脚本術にのっとった典型的ネームの作り方の講義をしたが、自分は青年誌だったし変わったストーリー作りたかったから結構当てはまらなかったりする・・
2010-09-23 23:39:22@goito うん、まあ簡単に言うと起承転結なんだけど(笑)。「サグ」って中だるみって意味で意識的に入れると効果的・・みたいな。
2010-09-23 23:46:40@ishikawatoshiki 起承転結って本によってそれぞれの定義が違うじゃない。人によって言うことが違ってる。とくに「承」って何さw だから論理的に明快なハリウッド流の三部構成を使ってる。映画理論の蓄積も使えるし。さすがに英語の本を参照するのはツラいのでやってないけど。
2010-09-23 23:53:45マンガにおいて、ハリウッドのシナリオ作法で用いられる三部構成よりも「起承転結」という四部構成が好まれてきた理由は、デクパージュよりもミザンパージュの卓越と捉えられるかもしれない。見開きを上下二つに分割すれば四つ。あるいは四段のストリップ。これらミザンパージュによる規定という仮説。
2010-09-24 00:00:40日本語で適切な用語がないので、仕方なくフランス語の用語を使ってますが、「デクパージュ」「ミザンパージュ」ともに、マンガを描いてるひとであれば「なんだ、そんなことか」というくらい身近なことを言っています。ただ説明するのは結構しんどいんで……@3_po君にキラーパスして逃げるか?
2010-09-24 00:04:20おっと RT @goito: 日本語で適切な用語がないので、仕方なくフランス語の用語を使ってますが、「デクパージュ」「ミザンパージュ」ともに、
2010-09-24 00:07:25いま本が大学にあるので引用など出来ないんだが、荒川弘が四コマのような「起承転結」を繰り返して作品を作っていくという話がインタビューに出てるでしょう。「ユリイカ」にもあったと思うし、「ぱふ」でも話していたと思う。直接にはこれがヒントです。
2010-09-24 00:12:36雑に言ってしまえば、「デクパージュ」は、作品世界のなかで起きている出来事を切り取り、コマに配分すること。『ナルト』の最初のほうの巻の作者コメントページに、これをきわめて具体的に語っているのがあるので、見たことのあるひとはそれを参照してほしい(これも本が大学にあるので以下略)。
2010-09-24 00:14:22これなんかアマチュア実作の実例ですまさに http://neetsha.com/inside/main.php?id=9291&story=59 RT @goito: 荒川弘が四コマのような「起承転結」を繰り返して作品を作っていくという話がインタビューに出てるでしょう。
2010-09-24 00:16:11「ミザンパージュ」は、「ページを・コマで・割ること」。これも雑に言えば、ページ上のレイアウト的なもの。テヅカイズの用語では「コマ構成」。@3_po君のグルンステンの本の訳ではミザンパージュの訳語にコマ構成は採用されていない。「ページを」というニュアンスが消えてしまうから。
2010-09-24 00:16:52@kurage3104 小説はマンガと違ってコマで区切ってないからいろいろ要素が入れ子になってるんじゃないすかねえ。章で分かれてるという事でもないし。
2010-09-24 00:19:20すいません、ちょい邪魔しちゃいました RT @goito: @izumino あ。「違う」ってのはぼくが考えてるモデルとは違うよって意味。これを否定してるわけではないので。
2010-09-24 00:20:51