再定義的本格ミステリと本格原理主義

限界研[編]『ポストヒューマニティーズ』所収の、蔓葉信博「科学幻視――新世紀の本格SFミステリ論」を巡る蔓葉信博さんと杉本@むにゅ10号さんのやりとりをまとめました。
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蔓葉信博🌿 @tsuruba

ただ、ある程度本格ミステリについて考えている人ならば、議論の筋道は追えるかと思いますので、気になりましたならば『ポスヒュー』と「CRITICA」を手に取ってみてください。

2013-08-01 00:54:20
蔓葉信博🌿 @tsuruba

50年後や100年後、自分が考えた用語や仮説が使われる可能性があるかと思うと、それはそれで楽しいのでした。

2013-08-01 00:56:17
蔓葉信博🌿 @tsuruba

あと『ポスヒュー』収録の「科学幻視」は、『21世紀探偵小説』に収録した「後期クイーン問題論」と「新本格論」でやり残した課題を解決するために書かれてもおります。なので、できればそれぞれ比較いただけるとありがたいです。

2013-08-01 01:01:30
蔓葉信博🌿 @tsuruba

考えてみれば「後期クイーン的問題論」も「新本格論」も、その前の『探偵小説のクリティカル・ターン』収録の「本格ミステリのトリック論(北山猛邦論)」と「本格ミステリのプロット論(道尾秀介論)」の宿題として書いているので、問題意識はずっと続いているともいえるのでした。

2013-08-01 01:03:19
蔓葉信博🌿 @tsuruba

ただこうした問題意識の継続は、特筆するべきことではなく、多くの評論家の方が内心秘めつつ書いていることと思います。僕がいまさらこうしたことを強調するのは、少々みっともないことでして、伝えたいことをしかと伝えるようがんばりたいところです。

2013-08-01 01:10:03