秋田書店にブラックジャックのメスを - ブラック企業とたたかう首都圏青年ユニオン山田真吾事務局長

ブラック企業「秋田書店」とたたかう首都圏青年ユニオン事務局長・山田真吾さんのインタビューを紹介
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国公一般 @kokkoippan

休みたくても休めないというのは本当に深刻なもので、からだが悲鳴をあげているにもかかわらず、それを無視して働かせるということは、結果的にはからだを壊す、心を壊す、ひどくなると過労死・過労自死(自殺)というような状況になるわけです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:45:27
国公一般 @kokkoippan

労働力を再生産するために休暇を取ることが必要なのに、それをさせない会社が増えているのです。こうした「違法の3点セット」をすべて行っていない会社を探す方がむずかしいような状況が広がってきています。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:46:02
国公一般 @kokkoippan

首都圏青年ユニオンは依頼されて高校で労働法の講演を行うことがあります。私立高校や公立高校、大学も含めて年間10校ほどに呼ばれて、私たちが労働法を教えるわけです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:46:54
国公一般 @kokkoippan

どこの学校でもアルバイトをしている生徒は多いのですが、その生徒たちの労働条件もユニオンにくる相談と同じように労働基準法がまったく守られていません。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:47:15
国公一般 @kokkoippan

つい先日、埼玉の県立高校に講演に行きました。その高校では生徒のアルバイトは学校の許可制だったので先生に「アルバイトをしている生徒の労働契約書や雇用契約書、給与明細を先生方は見ていますか?」と聞くと「そこまではしていない」とのことでした http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:48:20
国公一般 @kokkoippan

つまり、生徒たちがどこでアルバイトをしているかは知っているけれども、生徒たちの労働条件が守られているか、埼玉県の最低賃金が守られているか、夜10時以降に18歳未満の生徒たちが働くことはないかなどの確認までは先生はされていないのですね。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:48:55
国公一般 @kokkoippan

教える先生自身も派遣教師のような状況にもなっていますから、生徒たちを守ることが難しい状況で先生も生徒も労働法を知らないし知らされていません。多くの人が労働法を学ぶ機会もないまま学校を卒業し社会に出て行っていることが大きな問題です。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:51:09
国公一般 @kokkoippan

若者の劣悪な労働を改善していく大事な点は、どんな会社の法律違反でも正すことができるということです。1人で悩んでいてもそれを解決することはできませんが、労働組合に加入し団体交渉を申し入れ声をあげるということを考えて欲しいと思います。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:54:03
国公一般 @kokkoippan

「声をあげる」とか「たたかう」ということは実際にはハードルが高いように感じるわけですが、でも言い方を変えると、「おかしいことをおかしいままにしない」ということです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:54:36
国公一般 @kokkoippan

本当に会社に対して言いたいことはありませんか? 「おかしいことはおかしい」と労働組合がいっしょになって言うことができますので、それをいっしょにやっていきませんか?と若者に呼びかけていくことが労働組合の1つの役割だと思います。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:55:06
国公一般 @kokkoippan

声をあげづらい人たちの声を代弁して会社や社会を変えていくというポジションで、若者に対して青年ユニオンは訴えていきたいですし、職場の悩みを「1人で悩まず労働組合に相談しませんか」ということはずっと言っていきたいと思っています。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:55:29
国公一般 @kokkoippan

◆自己責任だけ強調するのはおかしい  若者に自己責任を迫る人がいますが、多くの若者が労働法も教えられない中で自己責任だけ強調されていくのは問題です。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:56:31
国公一般 @kokkoippan

いまでも長時間残業でからだを壊したのは自分が会社にとっての必要なスキルを身につけられなかったせいじゃないかと思わされている若者はものすごく多いのです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:57:03
国公一般 @kokkoippan

残業代を請求したら、会社から「スキルがないせいで仕事が終わらなくて残って働いているあなたに対し、なぜ残業代を払わなければいけないのか」などという言い方を若者はされているわけです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:57:26
国公一般 @kokkoippan

そもそも守られなければいけない法律が守られた上で働いて若者が失敗をしてしまったのならまだしも、守られなければいけない法律すら守られていない中で苦しみながら働いている若者に対して、さらに追い打ちをかけるように自己責任だと言われるわけです http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 12:58:30
国公一般 @kokkoippan

いまブラック企業と呼ばれるような労働基準法違反の会社が広がっています。いまの若者たちは、言ってしまえば「ブラック企業の濃度」を見極めながら働かざるを得ないのです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:00:12
国公一般 @kokkoippan

自分が我慢できる濃度のブラックなのか、それともすぐに辞めたほうがいいようなブラックなのか、その濃度を見極めながら働かざるを得ないというのが現実なのです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:00:33
国公一般 @kokkoippan

労働法が100%守られている会社というのがほとんどないような状況にあるわけですから、若者は「ブラック企業の濃度」を見極めながら働かざるを得ません。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:01:04
国公一般 @kokkoippan

その濃度を薄める役割として労働組合があるわけですし、もし自分の会社のブラックが濃くなってきたと思ったら、労働組合にいっしょに加入して団体交渉していきながらブラックの濃度を薄める必要があります。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:01:24
国公一般 @kokkoippan

また、ブラックの濃度を薄める作業が1人ではむずかしかったら、会社の中で仲間を増やしていって会社に「これ以上は僕らは働けません。長く働ける環境を労働組合といっしょにつくっていってください」と要求していく。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:02:00
国公一般 @kokkoippan

労働組合を見たことがない経営者が、個人加盟の労働組合に対しそれを商売にする社会保険労務士や弁護士などブラック士業を使ってくる中で、そうではなくて、労働組合というものは会社に必ずしも敵対するものではないという立場で交渉するわけです。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:05:51
国公一般 @kokkoippan

その中で組合員も会社に対して恨みつらみがあったけど、それが改善することができて少しは会社に対する見方も変わっていったし、労働組合に入って良かったということで自分の交渉が終わっても組合にずっと入っていろんな活動をする人もいるのです http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:06:52
国公一般 @kokkoippan

組合に自分の交渉で得た経験をほかの組合員に伝えるために団体交渉に積極的に参加している組合員もいるわけです。そういった形で「助けられた輪」と「助けていく輪」と「改善していく輪」を広げていくことが労働組合の役割の1つだと思っています。 http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:07:33
国公一般 @kokkoippan

★このインタビューの全文は、『国公労調査調査時報』2013年4月号(第604号) に掲載しています。 http://t.co/ehQFhr1cnR http://t.co/GjD01amdAu

2013-08-22 13:08:33
国公一般 @kokkoippan

また、インタビュー動画はネットで視聴することができます。 ▼いまの若者はどんな世界で働いているか:首都圏青年ユニオン山田真吾事務局長インタビュー① http://t.co/PMw1t47cEm

2013-08-22 13:09:15
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