オーズ・ディケイド・平成ライダー 火を噴け!十二人ライダー 01

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=988909 pixivの方で掲載している仮面ライダーオーズの二次創作です。以前掲載していたWの二次創作( http://togetter.com/li/462856 )との関連性は全くありません。 pixiv掲載版とこちらでは若干タイトルが異なります。 次 http://togetter.com/li/562101
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イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

 各々武器を構え、緊張した面持ちで向かい合っていることから、少なくとも彼らが仲の良い間柄でないことは理解した。周囲の空気が徐々に張り詰めて行く中、先に言葉を発したのは鎧の男の方だった。男は歯を見せてにやりと笑い、向かい合うピンクの戦士にかかって来いと手招く。22

2013-08-27 23:14:20
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

「この『ドクトルG』相手にここまで粘れるとはな。敵ながら天晴れだ。しかしそれも終わり。この世界を貴様の墓標にしてくれよう」 「墓標を刻むってんならよ」ピンクの戦士が息を弾ませて言い返す。「刻む名前くらいきちんと覚えろ。俺は仮面ライダー・ディケイドだ」23

2013-08-27 23:16:43
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

 ”ディケイド”と名乗るピンクの戦士は言い返しつつ立ち上がり、鎧の男に向かって駆ける。男の方も待ってましたと言わんばかりに、手にした盾と斧を構え挑み来るディケイドを迎え撃つ。  映司と遊牧民たちの前に現れた謎の闖入者。不気味な風貌の彼らに皆困惑し、馬や羊が乱れ始めた。24

2013-08-27 23:19:01
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

「おいおい、エジィ、ありゃあ何なんだ」 「俺が聞きたいくらいですよ。それよりも早くここから離れましょう。この壁を伝って行けばどこかで切れ目に辿り着ける筈です」25

2013-08-27 23:21:12
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

 異様な光景だが、それに気を取られて困惑している場合ではない。とばっちりを食う前にこの場を離れなければ。幸い、彼らはこちらに気付いておらず、自分たちの戦いに集中している。逃げるには今しかない。26

2013-08-27 23:22:32
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

「サヴァンおじさん、みんなに合図を。兎にも角にもここから離れなくちゃ」 「分かった。とっとと逃げるぞ!」  サヴァンは馬の尻を叩いて走らせ、家族に羊たちを囲い込んだ上で自分の後に続くよう指示を飛ばす。遊牧民たちが離れて行く中、ディケイドとドクトルGとの戦いが始まった。27

2013-08-27 23:25:39
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643

羊とオーロラとピンクの男」終わり、02:斧と鎧と甲殻類メダル に続く

2013-08-27 23:26:13