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イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
オーズ・ディケイド・平成ライダー 火を噴け!十二人ライダー』06 もうそろそろスタートします
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それでは、スタートします。 平成ライダーカプセルトイ二次創作シリーズ 「オーズ・ディケイド・平成ライダー 火を噴け!十二人ライダー」 06: 監獄と腕相撲と龍のメダル
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 オーズ・ディケイド・平成ライダー 燃えろ! 十二人ライダー! 前回までの三つの出来事!  一つ! 旅を続ける火野映司の前に、ドクトルGと仮面ライダーディケイドが現れる!
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 二つ! 世界の壁を越えて、謎の怪人集団『アポロショッカー』が襲来。日本の殆どを手中に収めてしまう!  三つ! 鴻上からもたらされたプロトタイプ・オーズドライバーと、クウガ・ブレイド・キバのライダーコアメダルを使って、映司は仮面ライダーオーズに変身した!
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「これが……、これがあの夢見町だって言うのか……」  アポロショッカーからの刺客・コウモリ怪人のゴオマを倒した火野映司一行は、その後何の問題もなく東京に到着し、変わり果てた町の様相に愕然としていた。
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 高いビルの殆どがセルメダルの山と化し、街の人々は皆誰しも元気が無く、黒タイツの怪しい集団が肩で風を切って歩いている。映画か何かと見紛う程現実感の無い光景だが、頬を抓って痛みを感じる以上、現実と認めざるを得ない。
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 映司たちはアポロショッカーの雑兵たちに気取られぬよう身を隠しつつ、鴻上が捕まっているという『監獄』を目指し、先を急いでいた。
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「しっかし物騒だな」士が思わずぼやく。「そこらかしこに戦闘員がうじゃうじゃと……。大丈夫なのかよ」 「それを言うなら士さんだって」映司が言葉を返す。「さっきから妙に顔色が悪いですし、俺がメダルを奪った時だって、士さんの変身が解かれなければ簡単に勝てた筈です。一体どうしたんですか」
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 確かにここ数時間の彼はどこか妙だ。鴻上や里中との会話でも変に苛立っていたし、変身を持続させられないでいる。士は誤魔化しても無駄かと溜め息をつき、後ろ手で後頭部を掻いた。
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「察しの通り、今の俺は絶不調の真っ只中さ。あのサソリ野郎に喰らった毒のせいだろうな。イマイチ疲れが抜けねぇし、変身も長く続かねぇ。一人で戦い続けるのは、正直……厳しい」
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 やや青ざめた顔でそう語る士に対し、映司は辛そうな顔をして項垂れる。自分を庇って、カニレーザーの攻撃を受けさえしなければ――。  苦し気な表情で頭を下げる映司に対し、士は謝るなよと彼の頭を小突いた。
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「お前らを助けたからこそ、お前はオーズになれたんだし、奴らを倒す突破口が見えたんだ。別に後悔なんかしてねぇよ」 「でも、このまま治らなかったら……」 「俺に対して申し訳ないって思うならよ、その分しっかり働いて貰うだけだ」 「は……はいッ」
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 映司の顔に再び明るさが戻って来た。その最中、先導する里中の足が止まる。いよいよかと構える二人だが、里中の示した”監獄”を前に、映司はそんな馬鹿なと声を上げた。
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「ちょっと待ってくださいよ里中さん、ここがその監獄だって言うんですか!?」 「間違いありません」 「いや、でも、おかしいですよ。だってここ……『クスクシエ』じゃあないですか!」
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 多国籍料理店”クスクシエ”。かつて火野映司が住み込みで働いていた場所だ。たくさんの思い出が詰まったこの場所が、まさか監獄なんてものにされていようとは。  里中の言葉や態度に嘘や誤魔化しはない。となれば比奈や店長の知世子は。狼狽える映司に対し、士は彼の頬を引っぱたき、胸倉を掴む。
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「俺たちはそいつらを助けるためにここに来たんだぜ。狼狽えてちゃあ守れるものも護れねぇ」  そこに里中が口を挟む。「会長からの情報によれば、泉さんも店長も無事とのこと。ここを攻め落とせば大丈夫です」  二人でようやく我に返った映司は、痛む右頬を擦り、非礼を詫びて平静を取り戻す。
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「あそこが監獄になったのは理解しました。でも特に変わった所はありませんよ。囚人たちは何処に」 「それも分かっています。会長以下アポロショッカーに歯向かった者たちは『地下』の牢屋に捕まっています」 「地下……?」 「穴を掘って特別に作ったそうです。地下への通路は厨房の中にあるとか」
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「おい、ちょっと待てよ」士が待ったと割って入る。「いくら何でも情報が筒抜け過ぎるぞ。罠じゃねぇのか」  里中は即座に言葉を返す。「このことは街の人間全てが周知しています。それに正面口以外には特殊なセンサーが仕込まれていて、侵入しようとすれば瞬く間に発見されてしまうのです」
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 言われてクスクシエの看板に目をやる。よく見ると、看板の前にホワイトボードを持ち上げた、不気味な瞳に、レスリングウェアを身に纏った小さな人形が立っている。  ボードには蛍光ペンをふんだんに使い、女性らしい丸文字で『囚人救出! 秋の行楽アームレスリング大会会場』と描かれている。
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 訳が分からないと渋い顔をする二人に対し、里中は坦々とその理由を語る。 「ここは監獄兼組織上位の怪人が陣取る総督府。そしてこれは暇を飽かした『彼』が作ったたちの悪い余興です。『腕相撲で勝てば、捕らえた囚人を全て開放する』という、ね」
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 ここを根城にしている怪人が、悪趣味で意地の悪い奴だと言うことは理解出来た。しかし、人質の開放条件が腕相撲とは、子ども染みて拍子抜けしてしまう。士は上等だと腕を捲り、クスクシエに乗り込もうとするが、店から出てきた一人の男の姿を目にし、踏み出した足を引っ込めた。
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「そんな……おれが、あんな“ガキ”に……。うっ、うぅ……」  士たちは自分の目を疑った。男の頭だけが灰に変わり、風に舞ってさらさらと散ってしまったのだ。 「馬鹿な、一体何が!」 「オルフェノク、か……」男性の奇妙な死に方を目にし、士は真正面から見据えて呟く。
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「しかし頭だけ器用に灰にするとは、監獄の番人を務めるだけのことはある」 「俺に考えがあります」間髪入れずに映司が言う。「勝負を受けるんですよ。俺が親玉を引きつける囮になりますから、二人は厨房から監獄に向かってください」
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「しかし……」  無鉄砲で向こう見ずな映司の考えに、里中は困惑して言葉に詰まってしまう。士は里中の肩に優しく触れ、「もういいだろう」と彼女を御した。
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