定説?「霧島ネキ、サウスダコタをボコる」

『第三次ソロモン海戦で「霧島」が「サウスダコタ」をボコってたところに横から「ワシントン」が現れて逆襲された』ってのは、ずっと以前からの定説だと思ってたのですが、どうもそうではないらしいという話が流れてきたので、まとめてみました。 お歴々の話は確かに納得のいくものではありますが、自分はまだ「霧島がダコタをボコった」という通説以外の資料を確認したわけではないので、その点の結論は保留です。
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JSF @obiekt_JP

あと霧島とサウスダコタのダメージレポート見る限り、サウスダコタに最も大きなダメージを与えたのは第三砲塔を使用不能に追い込んだ36cm一式徹甲弾の一撃と、それと艦首部で火災を引き起こした36cm零式通常弾。36cm三式焼夷弾も2発当たってるけど目立ったダメージが無いような・・・

2013-10-25 20:24:38
JSF @obiekt_JP

サウスダコタの上部構造物にダメージ与えたのって、むしろ高雄と愛宕の20cm砲弾じゃないかなぁ。

2013-10-25 20:31:34
JSF @obiekt_JP

資料をよく読んだら「サウスダコタの第三砲塔が発砲不能になったのは電気系統の故障のせいで、それは第三砲塔自身の発砲の衝撃によるものだった」「霧島の一式徹甲弾は厚いバーベットに命中角度が浅く着弾したので貫通していないが、直撃していたらやばかった」という感じですね。あまり霧島の戦果が…

2013-10-25 20:35:20
JSF @obiekt_JP

@BB_H44 @tsumuji_wind あんな至近距離で戦ったら装甲の差は関係なくなるので先手を取った方が普通は勝つんですが、仕留めそこなったのは不手際ですよ。相手は2隻居るので結局は負けますが。

2013-10-25 23:47:03
つむじ伯(混沌・善RX) @tsumuji_wind

@obiekt_JP @BB_H44 先手を取るどころか反撃も退避もままならない盲状態の相手に攻撃して命中が少ないのは、日本海軍の夜戦としてはかなり問題がありますね。実際、重巡二隻は大量に命中させているわけで(それでも重要部分に打撃が無いあたりが8インチの限界ですね)

2013-10-25 23:52:50

戦史考察でいつの間にか話が膨らむのはよくあること

迅鯨@銃刀法爆砕!日本国憲法に修正第二条を! @jingey

第三次ソロモン海戦は夜戦だ。命中してもその損害は日本側からは観測しづらい。だが三式弾の派手な炸裂音と、炎を引いて飛んでく弾子。それらのいくつかはサウスダコダの甲板の上でしばらくは燃えただろう。宵闇にこの情景は映えると思うんだよね。まぁ自分の憶測だけど

2013-10-25 21:45:42
迅鯨@銃刀法爆砕!日本国憲法に修正第二条を! @jingey

米軍からの評価は今ひとつ三式弾でも使ってる日本側はいささか買いかぶってる様子だし、伝説ってのはそれを最初に流布した人間の印象に尾ひれ背びれがついてできたたもんじゃないかとも思うんで、定量的な評価は難しい

2013-10-25 21:22:56
迅鯨@銃刀法爆砕!日本国憲法に修正第二条を! @jingey

実際に与えた損害と見るものに与えた心理的印象が正比例するとは限るまい。

2013-10-25 21:46:21
迅鯨@銃刀法爆砕!日本国憲法に修正第二条を! @jingey

後世の人間は日米双方の記録が読めるから色々いえるけど、当時の人間には常にどちらかしか見えないわけで。そうして流布された説は大衆の耳に心地よく人語に膾炙されるので、印象だけがひとり歩きする。戦場伝説なんて得てしてそんなもんじゃないだろうか

2013-10-25 21:06:25
迅鯨@銃刀法爆砕!日本国憲法に修正第二条を! @jingey

こういうのは資料的裏付けをとるのは難しいし、勢い憶測だけが先行しちゃうんだけど、なぜ広まったかを考えると当時の現場の雰囲気が逆説的に伝わってくる感じがするので楽しい。

2013-10-25 22:03:05
迅鯨@銃刀法爆砕!日本国憲法に修正第二条を! @jingey

ときおり学者やヲタ達の論争の上澄みを掬った歴史トリビアが新たに流布され、やがて新説として認知されるのではと思ったり

2013-10-25 21:24:42