JTF翻訳祭:青山南先生セッションの呟きまとめ

第23回JTF翻訳祭 トラック6セッション3 「小説の新訳、絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本の現場から~」 青山南先生(早稲田大学教授、翻訳家) 続きを読む
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井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

音楽も当時のものを聴いて訳そうとした。しかし、スピード感があるはずなのに、実際に聞いてみるとあまりスピード感がない。当時の人が聞いた感覚に近くなるモノをもう少しあとの時代から選んで聞いて参考にした。時代をずらして同時代性を確保したわけ。#jtf2013

2013-11-27 15:22:21
Sakino Takahashi @sakinotk

うぅん、小野さんにならって、O・ヘンリーの勉強会もやっちゃおうかしら。NYのころのころのことは、めっちゃ関心があるし(順序が逆のような……)。

2013-11-27 15:23:10
矢能千秋 @ChiakiYano

@sakinotk はい、司会を担当させていただいております。斜め後ろには、井口さん。とても面白いです。

2013-11-27 15:23:28
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

絵本などのおもしろさ……「大人である作家が本気で自分の感性をとぎすまし、子どもに語りかけなければならない。その作家の感受性の形がはっきりわかってくる」……吉行淳之介の言葉。#jtf2013

2013-11-27 15:25:25
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

自分が絵本の翻訳をするとは思っていなかったが、気づいてみれば、ずいぶんとたくさん訳してきた。#jtf2013

2013-11-27 15:26:10
矢能千秋 @ChiakiYano

いや、今日は翻訳祭に来てよかった。翻訳って、こうあって欲しい。

2013-11-27 15:26:42
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

子ども関連でなにか書いたら、それを読んだ編集さんから「絵本やりませんか」と言われ、「いいですね。字が少ないし」とやることに。(人によっては「字が少ないと考えなければならないから大変」とも言う)#jtf2013

2013-11-27 15:28:02
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

最初がナンセンス絵本だったので、ナンセンス系がよくくるようになった。#jtf2013

2013-11-27 15:28:35
矢能千秋 @ChiakiYano

イカはいかようにしてもイカだ。ナンセンス絵本について。後で調べてみよう。

2013-11-27 15:30:06
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

センダックの本に自分の考えに近いモノをみつけた。センダックは、「絵本は音楽を聴きながら描く。絵本は命を得ていなければならない。命のひとつの形が音楽」……「翻訳家とは演奏家である」が念頭にあったので、ああそうかとつながった。#jtf2013

2013-11-27 15:32:40
すーじー@わんっฅ^•ω•^ฅ @SusiePiyoko

『イカはいかようにしてもイカだ―イソップが生きていたら話していたにちがいない、いやらしいたとえ話(みずみずしい教訓つき)』 http://t.co/W0vQlWbHyZ 図書館だね…

2013-11-27 15:33:16
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

絵本の編集方法について。絵本は読み聞かせが前提(朗読と読み聞かせは似て非なる。読み聞かせは、子どもにとって、読んでいる人と一緒にいる、がある)。#jtf2013

2013-11-27 15:36:51
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

読み聞かせをうけている子どもは、絵を見つつ言葉を「聞いている」。読み聞かせをしている人は演奏しているに等しい。伝達のメディアは声であり、音であり、音楽であると言ってもいい。子どもたちは、そこにある種の充実感を感じる。#jtf2013

2013-11-27 15:38:26
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

子どもにとって、絵本は「さわるもの」でもある。はらぺきあおむしには、あちこち穴があいている。子どもに読み聞かせをすると、その穴に指を突っ込む。(大人の感性ではやらない)#jtf2013

2013-11-27 15:40:17
TerukoTamanoiwa玉乃岩輝子 @tamatel

おもしろそうですね。 @SusiePiyoko @ChiakiYano 『イカはいかようにしてもイカだ―イソップが生きていたら話していたにちがいない、いやらしいたとえ話(みずみずしい教訓つき)』 http://t.co/GWWYUzzO6y

2013-11-27 15:41:43
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

ページが縦に伸びるものもある。伸ばすのが子どもにとってはおもしろい。蜘蛛の巣がべとべとする絵本もある。……子どもは字を読んでいるのではなく、触るのを楽しみ、読んでくれる人の口からでる音を楽しんでいる。#jtf2013

2013-11-27 15:41:48
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

絵本の翻訳で注意していること(実は普通の翻訳でも同じ)。声に出したときどうなるのかを考える。難しい言葉を使わないとか、長くしないとか、そういう問題ではない。ある種の音楽性を持たせられるか否か。それが自分(青山さん)の翻訳のスタンス。#jtf2013

2013-11-27 15:43:26
矢能千秋 @ChiakiYano

@tamatel @SusiePiyoko 青山南先生のお話、面白いです。

2013-11-27 15:43:27
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

絵本の場合、編集さんもぼそぼそぼそぼそつぶやき、「ちょっとここ、どうにかなりませんか」などと言ってくる。みんなそう。クチに出して確認している。絵本の場合はそう。音楽性はあるのか、口に出したとき大丈夫なのかをチェック。#jtf2013

2013-11-27 15:44:57
TerukoTamanoiwa玉乃岩輝子 @tamatel

そうそう! リズム感! トーン! @BuckeyeTechDoc 絵本の翻訳で注意していること … ある種の音楽性を持たせられるか否か。それが自分(青山さん)の翻訳のスタンス。#jtf2013

2013-11-27 15:45:34
すーじー@わんっฅ^•ω•^ฅ @SusiePiyoko

@ChiakiYano @tamatel これもおもしろいっすよ 『ピーターとペーターの狭間で』 http://t.co/mN05HdkBxM

2013-11-27 15:46:49
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

実際の絵本を見せながら、絵の変化などから音楽性が感じられると例示。#jtf2013

2013-11-27 15:48:34
井口耕二 a.k.a. Buckeye @BuckeyeTechDoc

質問―絵本1冊にかける時間は? 資料は? 回答―だいたい1日。一気にやってしまう。そのあと、やりとりがいいかげんにしてくれというくらいある。通算するとよくわからない。資料……教育的なもので橋の作り方みたいなものだったりすると、資料で調べたりする。#jtf2013

2013-11-27 15:51:28