六ヶ所村の再処理工場と十和田湖からの火砕流
- HayakawaYukio
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六ヶ所村の再処理工場は、1万5000年前に十和田湖から流れたきた火砕流に飲み込まれただろうと私は予想する。しかし、その証拠はまだみつかっていない。科学者は予想(願望)と事実を峻別しないといけない。予想(願望)に惑わされて事実を見失ってはいけない。
2014-01-19 20:09:21ひとの歴史に書かれなかった遠い過去の事実は、泥まみれの地道な地質調査を経て初めて明らかになる。その労力を惜しんではいけない。
2014-01-19 20:11:56青森・六ケ所村に火砕流の痕跡 再処理工場の敷地に2回 - 47NEWS(よんななニュース) http://t.co/c8g5u0S2XZ
2014-01-19 20:31:182010年2月にこんな資料が公開されてたのをいま知った。十和田湖からの火砕流と原発の関係 http://t.co/m7LdM0Or7S
2014-01-19 20:41:46陸奥横浜まで届いたってほんとだろか。75キロだという。陸奥湾沿いなら届くかもだが、ちゃんと証拠写真見せてくれなくちゃだわ。(南へ盛岡市付近まで届いた話は、土井さんの説明に納得した記憶がある)
2014-01-19 20:43:58「カルデラから約 75km の陸奥横浜付近において、風化火山灰層中に角閃石を含む数ミリの軽石を新たに確認した。この付近には角閃石を含む火山灰層が八戸火砕流堆積物以外に存在しないことから、この軽石を八戸火砕流起源であると判断した。」 http://t.co/GDZ6kx3Rej
2014-01-19 20:55:20こりゃダメだわ。火砕流の直前の水蒸気プリニー式噴煙柱から降下した八戸火山灰(軽石含む)であることが否定できない。いや、それよりも、海に入った火砕流が海面に軽石を浮かべて、それが海岸に漂着した軽石の可能性のほうが大きいか。海岸なら。
2014-01-19 20:59:53まあ、十和田湖からの火砕流が六ヶ所村の再処理工場に届くときは、青森市も弘前市も八戸市もその前に全滅してる。つまり青森県全滅なんだけどね。原発だけの問題じゃない。
2014-01-19 21:16:29長い記事が日経新聞に出ました。十和田湖火砕流の火山学を解説したもっと長い記事もどこかの新聞に出るかもしれません。「六カ所村再処理工場の敷地 過去に2度、火砕流到達か :日本経済新聞 http://t.co/5snvncj8cC
2014-01-19 21:59:06(日本経済新聞)
六カ所村再処理工場の敷地 過去に2度、火砕流到達か
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の敷地に、火山噴火に伴う火砕流が3万2千年前と1万5千年前の2回到達した可能性が高いことが19日、原燃が原子力規制委員会に提出した資料で分かった。いずれも南西約60キロの活火山「十和田」(青森、秋田両県)の噴火によるもので、原燃の調査で痕跡が確認された。
規制委の「火山影響評価ガイド」は、火砕流が及ぶ可能性が小さいと評価できない場合は原発の建設を禁じており、規制委が進める再処理工場の審査で、これらの痕跡をどう判断するか注目される。
十和田は約20万年前に活動を開始、大規模噴火による陥没(カルデラ)に水がたまって十和田湖ができた。原燃は「敷地は火砕流の到達した末端部分。カルデラができるような大規模噴火が発生するとしても数万年先だ」と主張。再処理工場の運用期間中に再び火砕流が到達する可能性は十分に小さいが、火山活動を監視するとしている。
敷地に到達したとみられるのは3万2千年前の「大不動火砕流」と、1万5千年前の「八戸火砕流」。八戸火砕流は敷地内で軽石の混じった斑点状の火砕流堆積物を確認。厚さは約20センチだった。敷地南の鷹架沼付近では大不動火砕流の堆積物が見つかった。敷地内でも、大不動火砕流によると考えられる小さな軽石が確認された。
敷地北側でも2つの火砕流に由来するとみられる軽石が見つかっており、火砕流が敷地北側まで広がった可能性がある。
群馬大の早川由紀夫教授(火山学)は「火砕流の挙動と十和田湖からの距離を考えると、到達していても不思議はない」と指摘。ただ、原燃の資料は不十分で「火砕流の直前に高く上がった噴煙から降り積もった軽石を見ている疑いがある」として、規制委による再調査が必要ではないかとしている。〔共同〕
六カ所村再処理工場の敷地 過去に2度、火砕流到達か :日本経済新聞 http://t.co/jyH2gaKDMt
2014-01-19 22:04:26六カ所村のサイトは十和田の火砕流の末端部分かもしれないが、薩摩川内市のサイトは姶良入戸火砕流の分布域。姶良カルデラの中心から50kmしか離れていない。
2014-01-19 22:12:31六カ所村再処理工場の敷地 過去に2度、火砕流到達か :日本経済新聞 http://t.co/J4w7pB3Tyt
2014-01-19 22:16:481月20日 各紙朝刊に記事掲載
六ヶ所村の再処理工場に十和田湖からの火砕流が到達していると初めに言ったのは、事業者である日本原燃。2011年8月以前のことである。
2014-01-20 07:00:58その前の2010年8月には、六ヶ所村より遠い陸奥横浜まで十和田湖からの火砕流が到達したとした原子力安全・保安院の報告書が存在する。陸奥横浜まで到達は、平林ほかによる2006年5月のポスター発表に依拠する。
2014-01-20 07:01:51しかし、どの見解も地質学的証拠の提示が不十分である。示された地層断面写真のどこも、火砕流が残した堆積物だと認めることはむずかしい。1万5000年前の八戸火砕流は高速火砕流に分類される。六ヶ所村の再処理工場まで届いただろうと十分に類推されるが、物的証拠はまだない。
2014-01-20 07:05:28共同通信記者からの取材に「火砕流ベニア堆積物」などと火山学の専門用語を使って答えました。その部分も掲載された新聞記事を見たら教えてください。まだ日経新聞の分量の記事しか知りません。 http://t.co/Ah1CkjE34I
2014-01-20 07:10:00今回、六ヶ所村の再処理工場と十和田湖からの火砕流が取りざたされているのは、17日に規制委員会がポロッと発表したから。時事通信が注目して短く配信した。
2014-01-20 07:13:31過去の火砕流が重要施設まで届いたかどうかの歴史的事実は、事業者が決めるものではない。規制側が決めるものでもない。ましてや業務受注した民間会社が決めることでもない。その道の唯一の専門家である火山学者が決める。
2014-01-20 07:15:57その火山学の専門家は、この国には、大学と産業技術総合研究所(つくば)にいる。火山学者ならだれでもよいというわけではない。火山学がカバーするスキルは幅広い。地層と地形を見てこの判定ができる火山学者はいま10人くらいであろう。
2014-01-20 07:20:20