文部科学省はアルファ通信にリアルタイム線量測定システムの数値をどうしろと言ったのか?:裁判記録から浮かび上がる予想外の実態
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@clear_wt ・放射線検出器に対する線量率を急に変化させ、指示値がNからN´(N´/N=10、N=0.01μSv/h)になる時、指示値がNからN+0.9(N´-N)になるまでに要する時間が30分以内であること。
2014-02-08 00:35:21@ye2cun ありがとうございます. エネルギー特性:±25%(60Kev~1.25MeV 137Cs基準) 何気にかなり厳しい要求ですね.DoseRAE2にガワをかぶせただけでは無理な気がします.特性の良いほうの検出部をパラレルにしていたら別ですが.
2014-02-08 00:42:02@ye2cun あと,玉野中では確かアルファ通信の方が高い値でしたでしょうか(手元の写真が不鮮明で確信が持てませんが).というわけで,低すぎとも断じきれないように思います.いずれにせよ,要求仕様および,そこから導き出される範囲におさまっていたかどうかですね.
2014-02-08 00:30:34玉野=相馬市玉野地区は相馬市の西の端の山間地で、特定避難勧奨地点があった伊達市霊山町の東隣に当たり、相馬市内で一番空間線量率が高く、相馬市が実施したガラスバッジ測定の測定値も一番高かった地域です。2012年4月から生徒の自宅、学校の教室、通学路の要所などにリアルタイム線量計100台が設置され、リアルタイムで測定された空間線量率が(個人の住宅内を除いて)市のホームページの地図 http://bit.ly/11noLX8 上に表示されています。
@clear_wt 私も玉野でのア社製とTCS-172Bの測り合わせの際、「なんだか妙に違う値…」と思った記憶はあるのですが、具体的にいくらだったか記録していなかったのが悔やまれます…。
2014-02-08 00:38:09@ye2cun @h_okumura 先生の写真で確認できました.富士電機0.345,TCS-172Bが0.33,アルファ通信のが00.70でした. http://t.co/lHPFqXLUNb
2014-02-08 00:53:31(↑写真を拡大して画面表示を見ると、電光表示板のないアルファ通信製の装置の液晶画面の表示は「000.70」と読めます)
(同時進行していたもう一つの議論)
@ye2cun @clear_wt これ、散乱線のエネルギー特性の反映、液晶に表示される数値の時定数、USB経由で引き出せる数値、など、色々考えられる要因はあります。が、どうやって検証したものか ^^
2014-02-08 00:41:29@kaztsuda どうせ使われて無いから線源近づけて…(←いやダメです) @ye2cun RT 散乱線のエネルギー特性の反映、液晶に表示される数値の時定数、USB経由で引き出せる数値、など、色々考えられる要因はあります。が、どうやって検証したものか ^^
2014-02-08 01:00:11(ブログ「ガイガーカウンターカタログ」http://bit.ly/qhWpg8 の@GCC_001 さんもご意見をお寄せ下さいました)
@ye2cun H(10)もしくはその類のことに関して仕様書で明記されていたかどうかが知りたいですm(_ _)m 「1cm線量当量」という日本独特の曖昧な記載があったか、そういう記載が一切なかったか、じゃないかと邪推ちう
2014-02-08 12:31:06@GCC_001 H(10)や1cm線量当量などの用語は、裁判記録にその記載があれば私も「お?」と思うはずですが、見ていません…。来週、再度閲覧する際に、もう一度気を付けて探してみます。
2014-02-08 13:59:31(↑1 cm線量当量についてはATOMICAに解説 http://bit.ly/A4lU8K があります。単位時間あたりに吸収する1 cm線量当量が後ろに「率」(英語だとrate)の字がついた「1 cm線量当量率」で、時間の単位としては1時間あたりが最もよく使われます。1 cm線量当量率には周辺1 cm線量当量率(場所に関わる1 cm線量当量率)と個人1 cm線量当量率(個人に関わる1 cm線量当量率)の二通りがあります。前者はH*(10)、後者はH(10)と略記し、単位はどちらもSv/h、原発構内でもない限りふつうはμSv/hが使われています。個人1 cm線量当量率の測定には人体表面に装着して検出器が一方向からだけ放射線を受ける個人線量計を使うのに対し、周辺1 cm線量当量率の測定には検出器が全方向から放射線を受けることができるサーベイメーターあるいは放射線測定器を使います。リアルタイム線量測定システムが表示するのは周辺1 cm線量当量率(単位はμSv/h)です。ATOMICAの解説を読んでもピンと来ないという方には、ブログ「ガイガーカウンターカタログ」の記事「放射線測定器と個人線量計 ~何が違うの?」http://bit.ly/Pmx5E5 をお勧めします。アルファ通信が文科省から受注したリアルタイム線量測定システムに検出器として組み込んだDoseRAE2は本来個人線量計であり、放射能測定器ではありませんでした。もし文科省が入札の仕様書に測定対象量としてH*(10)、すなわち周辺1 cm線量当量率を指定していたとすれば、個人線量計を検出器として組み込んだ測定装置は仕様に適合していないことになります)
DoseRAE2をめぐる@namururu さんの感慨
(財)放射線計測協会でのア社製リアルタイム線量測定システムの検査(校正)結果 137Cs基準 50μSv/h +9.58% +10.26% +11.28% 5μSv/h -21.0% -21.0% -21.4% 0.5μSv/h -48.0% -44.0% -46.0%
2014-02-07 17:27:43DoseRAE2の英文製品カタログ http://bit.ly/ZyGIzE のp.2にある製品仕様書を見ると、低線量用のCsI(ヨウ化セシウム)検出器と高線量用のエネルギー補償付きPINダイオードの2つの検出器が組み込まれています。低線量と高線量の境目はどのあたりかが興味深いところですが、線量率の正確度の項に
±20%(10 μSv/h - 10 Sv/h)
±30%(0.01-10 μSv/h)
とあるので、どうやら10 μSv/hあたりで高線量と低線量の線引きが行われているようです。また低線量領域の測定精度が高線量領域より低いこともわかります。
文科省が要求した仕様は「0.1 μSv/h、Cs137標準線源に対し±20%」ですから、これを満足するには低線量領域の測定精度を現行製品仕様より一段改善する必要があります。
(メモ;ええと137単純線源では低くでて、フィールドでは高く出ていたという事かな・・それはつまりモニポスに組み込んだ分遮蔽されて校正場では低く出て、散乱多きフィールドでは高く出たって事かなー)
2014-02-07 18:40:28