続・文部科学省はアルファ通信にリアルタイム線量測定システムの数値をどうしろと言ったのか？：裁判記録から浮かび上がる予想外の実態

野々村 @ye2cun

本日再び裁判記録を閲覧してきます。予定では ①ア社が自ら行なった検査データ ②DoseRAE2を改造した検出器をア社に卸したライノテック工業の検査データ ③DoseRAE2をライノテック工業に卸したRAE SYSTEMS (Shnaghai) の検査データ を確認します。

野々村 @ye2cun

その他、リクエストやアイデアがあればお寄せ下さい。 宜しくお願い申し上げます。

野々村 @ye2cun

すみません。 Shnaghai じゃなくて Shanghai です。 スペルミスがあると不審がられます、中国の国家基準を満たすとする校正証明書と同じく…。

野々村 @ye2cun

朝から長らく電車が止まっていて、混雑のため駅構内に入れず、ホームにたどり着いたところで乗車口に近付くこともできず、諦めてタクシーの列に並び、今ようやく自宅最寄り駅を離れたところです。 「東京地裁まで」と告げると、饒舌だった運転手さんが急に無口に。 怪しまれるのにも慣れました。

Ｎ崎 @Nzaki0716_sub

@ye2cun そちらはまだ電車が止まっているのですか。お疲れ様です。

野々村 @ye2cun

@Nzaki0716_sub 今朝、電車のドア不具合、急病人、乗客の携帯電話から発煙、車外に逃げる人など、大混乱だったようです。 雪の影響ではありません。 乗車したタクシーは雪の影響による首都高一部通行止めの影響で渋滞にはまり、動きません…。

Ｎ崎 @Nzaki0716_sub

@ye2cun 本当にお疲れ様です。最近、内容が難しくてなかなか付いていけてませんが、Tweetは追って勉強させて頂いてます。外野で何も出来ず申し訳ありませんが、応援していますので、くれぐれもお気を付けて行ってらっしゃいませ。

野々村 @ye2cun

@Nzaki0716_sub お心遣い痛み入ります。 実は来週の月曜日、公判があります。裁判記録は裁判官の方も使うので、その前に私が閲覧できるのは今日しかないのです。 なので、何が何でも東京地裁にたどり着こうとしている次第です…。

野々村 @ye2cun

正午直前に東京地裁に到着し、裁判記録閲覧の手続きは済ますことができました。 昼休みが13時までなので、閲覧はそれ以降になります。 先週末に、この裁判の担当書記官の方に、週明け月曜日に閲覧したい旨伝えておいたのが良かったです。 地裁でも顔見知り、声見知り？ができたっぽいです…。

野々村 @ye2cun

東京地裁には、食道、喫茶店、郵便局、コンビニ、書店などがあり、お昼ごはんを食べてから、建物内で暇をつぶしています。 玄関のセキュリティチェックを何度も受けるのも申し訳ないので…。

野々村 @ye2cun

㈱アルファ通信が文科省を訴えている件。今日も東京地裁を訪れ裁判記録を閲覧してきました。 朝9時には地裁に着くつもりで自宅を出たのですが、中央線がドア不具合やら乗客の携帯から煙が出たやらで運転を見合わせ、タクシーで向うも雪の影響が残る首都高に乗れず、結局着いたのは正午直前でした…。

野々村 @ye2cun

まず読み直したのは『なぜリアルタイム線量測定システムの中にDoseRAE2が“紛れ込んだ”のか？』についてです。 体に身に付けて使うはずの個人線量計が、なぜあの中に入り込んでしまったのか？ サーベイメータの代用としてもそこそこの値が出るといっても、やはり合点が行かないのです。

野々村 @ye2cun

リアルタイム線量測定システムの要求仕様の『概要』の項目に「福島県全域の“空間線量”を測定し…」との記述があります。 空間線量を測るのに個人線量計であるDoseRAE2を使うのは変です。

野々村 @ye2cun

㈱アルファ通信にリアルタイム線量測定システム用の検出器を卸したのはライノテック工業㈱。 ライノテック工業㈱が卸した製品の資料を見ると不思議な言い回しが登場します。 「米国RAEシステムズ社製個人線量計を内臓することにより、安価に空間線量をモニタリングすることができます」

野々村 @ye2cun

“個人線量計”で“空間線量”を測る。世にも奇妙な製品の始まりです。 ライノテック工業㈱は、DoseRAE2のディテクタから信号を取り、時定数を5分に改造。 ここでDoseRAE2はラ工業製の『GIM-04』という“空間線量”を測る機器に化けます。

野々村 @ye2cun

この奇妙な事態に、㈱アルファ通信あるいは文科省は気付かなかったのでしょうか？ 入札が行なわれる2日前、文科省はデータの提出を求めますが、翌日ア社は「製品はライノテック工業㈱で開発中。完成時点で提出する」と回答、明けて平成23年7月29日、運命の入札を迎えます…。

野々村 @ye2cun

㈱アルファ通信が3億5255万8千円で落札。 他4社が入札に参加していますが、裁判記録では社名・金額は黒塗りです。 （最下位の1社だけ金額の黒塗りが一桁分長くなっているのが気になりました）

野々村 @ye2cun

入札前のデータの確認がもっと入念に行なわれていれば、今回のような奇妙な事態は防げたかもしれません。 （でもそれをやるには時間が短すぎたかもしれません）

野々村 @ye2cun

次に読み直したのは『10月末に「11月14日までに完納できなければ文科省からの御沙汰を甘受します」と誓約した㈱アルファ通信は、11月14日に「本日中に完納できない」との文書を文科省に提出しているにも関わらず、なぜ契約を解除されたことをごねているのか？（甘受しないのか？）』です。

野々村 @ye2cun

㈱アルファ通信は「11月14日中に完納できない」との文書を文科省に提出した後も作業を続け、（性能はともかく）17日に全て設置を完了した（と主張している）のです。 文科省が契約解除を通告したのは翌18日。 つまり『通告前に設置は完了したのだから、契約解除は無効』という主張です。

野々村 @ye2cun

もう…始めも終わりもドタバタです。 それだけ急を要した事業だったということかもしれませんが、入札前の1日、契約解除通告前の1日、たった『1日』が、リアルタイム線量測定システムを福島県全域に設置するという重要な事業を茶番にしてしまいました…。

野々村 @ye2cun

たった1日の『隙』があったとしても、私は、㈱アルファ通信が契約を解除されたのは正しい結果だったと思っています。 それでは、製品が仕様を満たすことを証明するデータを出すよう文科省に求められたア社が11月9日に自ら行なった検査の結果を見てみましょう。