続・文部科学省はアルファ通信にリアルタイム線量測定システムの数値をどうしろと言ったのか?:裁判記録から浮かび上がる予想外の実態
- parasite2006
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(↑ヘッダーは「11/9に役員がメールで送付、Cs137」と読めます。ブログ記事の1つめの表に対応し、右の2列が2台のDoseRAE2の表示値です)
(↑左上隅に「Co60」の文字が見え、右の2列の数字はブログ記事の3つめの表、検査当日にメールで送信されたエネルギー特性データの2台のDoseRAE2の表示値に対応します)
データの詳細は後でブログに掲載します。 検査直後に役員が文科省にメールで送ったデータと、翌日に営業部長が手渡ししたデータを比較すると、赤色の箇所が数値変更または削除されています。
2014-02-17 22:06:27この数値変更や削除により、指示誤差は-30.94%~15.79%だったのが-19.53%~15.79%に、エネルギー特性は-18.60%~60.03%だったのが-16.28%~14.20%に、いずれも要求仕様の範囲に収まることができました…。
2014-02-17 22:07:23㈱アルファ通信は、この数値変更や削除を「転記ミス」と言っているのですが、流石にそれは…。 あと RAE SYSTEMS (Shanghai) Inc. が発行した校正証明書(10台)も写してきました。
2014-02-17 22:08:46(↑ヘッダーは「RAE Systems (Shanghai)、137Cs」と読め、ブログ記事の最後の表、上海のRAE Systems社が出した校正証明書に対応します)
1.25mSv/hと9.865mSv/hの照射線量率に対し誤差は-8.80%~16.17%ですが、要求仕様(0.1μSv/hにて±20%)と比較すると照射線量率が大きすぎますし、文言も肝心な部分『国家基準』のnationalとすべきところがnatinalとなっています。
2014-02-17 22:10:26(まとめ主はこの校正証明書は市販品のDoseRAE2のものではなく、これをライノテック工業が改造したものを(おそらくはモニタリングポストの筐体に入れない状態で)校正測定した結果だろうと考えていましたが、まとめ公開後に次のご指摘をいただきました↓)
@parasite2006 いつも有難うございます。RAE上海の校正証明書ですが、校正証明書には機種名として(ライノテックの『GIM-04』ではなく)『DoseRAE2 PRM1200』と書かれていることから、この検査は改造前のDoseRAE2に対して行なわれたものと思われます。
2014-02-18 12:22:53@ye2cun ご指摘有難うございます。校正証明書が改造前と改造後のどちらのDoseRAE2に対して出されたものかは重要なポイントで、もし改造前の製品について出されたとすれば、実際にリアルタイム線量測定システムに組み込まれた改造後製品の校正の正しさの証明は何もないことになりますね
2014-02-18 15:05:31@ye2cun 余談ながら、放射線計測協会が2011年11月2日に行ったリアルタイム線量測定システムの校正測定http://t.co/spH3CK5IRL では検出器(改造後のDoseRAE2)を筐体から出して測定したのでしょうか?それとも筐体に入った状態で測定したのでしょうか?
2014-02-18 15:44:07@parasite2006 仕様の『検出器』の項に指示誤差等について書かれているのとは別項で筐体について書かれており「遮蔽は3%以内」とされています。別扱いになっているので、(明確な記述を確認しておりませんが)、(筐体から出された)検出器に対して検査を行なったのでは?と思います。
2014-02-18 16:55:44@ye2cun ご確認有難うございます。これですっきりしました。検出器を筐体から出して校正測定を行ったということは、筐体に入れた状態での性能は遮蔽の影響でまた話が別、ましてそれを一方向からではなく全方向からγ線が入射する野外に設置した場合はさらに話が別になってもしかたありませんね
2014-02-18 17:00:40(本論に戻ります)
RAE SYSTEMS (Shanghai) Inc. の校正証明書のデータも後でブログに掲載します。 今日見てきたのはこんなところです。 では、いつもの定時定点測定に行くのでこれで〆ます…。 毎度長々と失礼致しました。
2014-02-17 22:11:24(データはこちらのブログ記事でご覧いただけます↓)
㈱アルファ通信製リアルタイム線量測定システムの検査のデータ 【ア社】 【RAE SYSTEMS 上海】 http://t.co/vKeRCcxIJb
2014-02-18 02:32:24反響続々
(その1)