中国の都会ッ子と田舎ッ子を１週間入れ替えるドキュメント番組「変形計」まとめ第２回

井上純一（希有馬屋）『逆資本論』発売中 @KEUMAYA

しょうがないので八仙の少年は別の部屋に寝ることになるんですが、夜が更けると少年が泣いています。 バカ息子が聞くと「お婆さんと電話が通じない。お婆さんに何があったんじゃないかと心配」とのこと。 バカ息子は「俺は明日そのお婆さんのとこ行くから安心しろ！」と慰め、一緒に寝てあげます。

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もう、キャラ違うじゃん！！(;´Д`)

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翌日、いよいよバカ息子くんが田舎に行くばんです。 「６時起きはセットも化粧も中途半端になっていやだよなー」とかいいながら、空港に向かいます。 さてどうなることやら！

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さて、田舎に着いたバカ息子くんですが、まずは紅林の家に向かいます。途中でへばって、体の悪いお婆さんに荷物を全部持たせたり……。で、例によって「なんだこの汚い家！！」「虫だらけだ！　寝られネーよ！」「メシがまずい！　食べられない！」このためにいつもより豪華な食卓なのに……。

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まぁ、今までの都会の問題児と違う点は、「まずくて、不衛生で食えない」は寝たきりの父とお婆さんに直接言うわけではなく、一人になった時にスタッフに言ってるくらいは分別が付いてた。コレは大きな違い。けっこう偉い。

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翌朝、完全にぶち切れるバカ息子。「携帯電話の電波がとどかねーよ！！」スタッフ「いや、そもそも携帯は取り上げる決まりで……」「うっせー！！　交換条件だ！　携帯の電波拾えるとこまで車で行け！　じゃないと、俺は変形計に協力しない！　TV局訴えるぞ！！！」

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しょうがなく車に乗せ、雨の山道を行くことに。電波が通じると、真っ先に南昌のお母さんに電話です。「変形計の奴らは俺を脅すんだ！　これは人権問題だよ！　奴らを訴えてよお母さん！！」 どうにか、お母さんとスタッフでなだめすかして村に戻るんですが、バカ息子くんは全く協力する気ゼロ。

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ふて腐れて、カメラの方を向きもしません。「携帯取り上げるなら、協力しない。このまま一週間ここにいるよ」　スタッフ「あー、実はこの雨の中、学校の生徒たち、君を待ってるんだよ。ずっと」「ずっと？」「そう、何日もキミのために準備してたんだ。だから、君が来るまでずっと待ってるって。」

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そこで腰をあげたんで、俺的にはもうバカ息子ではないなと思いました。

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学校に行くと本当に雨の中、全生徒が彼を待ってました。歌と踊りと、生徒たちが山で集めた果物とか野草とか、中にはニワトリを持ってきた子がいて「いいよ！　その気持ちだけでいいよ！」と逃げる彼。ニワトリはもちろんすごい高価です。

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「●●兄。僕たちの友達になって下さい」とかプレートとかもらって、一緒に授業をうけることになります。１６歳なので、先生役。ところが都会から来た彼は教科書の漢字が読めません。「これ、なんて読むの？」「これなんて書くの？」の連続で、全員大爆笑。

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学校から帰り、今度は南昌の少年の家に行きます。少年のお婆さんに会う約束のためです。 お婆さんは実は一ヶ月前から電話は壊れてることと、今だから少年（孫）に伝えたいことがあると言います。 「じゃあ、俺の携帯に吹き込んでくれよ。スタッフが南昌に送ってくれるよ！」

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で、都会に行った八仙の少年と紅林ですが、珍しく都会側の小学校で全校生徒が校庭に出ての大歓迎を受けます。早々に打ち解ける少年。でも紅林との仲がうまくいきません。紅林は少年をクラスメートを避けるのです。

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紅林の担任の先生と少年は、なぜそんなに紅林がふて腐れているのかわけが分かりません。二人で色々と世話を焼くのですが、紅林はもっとへそを曲げ、関係は悪化していくばかりです。

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ところで、田舎ではあんなに内気だった少年が、なぜ都会ではこんなに簡単に皆と関係を築けたのか？　スタッフが聞くと「僕もこのままじゃいけないと思っていた。変わろうと思ってたんだ。今がいい機会なんだ」

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そこに、都会の彼が聞き出した、お婆さんからの映像ファイルが届きます。 クラス全員で視聴することになりました。 お婆さんは語ります 「お前が私のコトを思いやってくれるのはよくわかるよ。お前はいい子だ。でも、お父さんは死んだんだよ。もうここにはいない」

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「死んだお父さんのために、お前が苦しんでるのはおかしいよ。誰もそんなことは望んじゃいない。死んだお父さんも、再婚したお母さんも、お前の幸せを望んでるんだよ。これからの人生、お前は、お前のために生きるんだ」

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画面の人皆泣いてて。俺も泣いた。

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このインタビュー映像を撮った都会の彼も、この後、お婆さんと食事してた。もう汚いだのまずいだの言っていなかった。

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で、問題の紅林の親の方。寝たきりの父親から、紅林の複雑な事情を知った都会の彼は、紅林の母親の所に行きたいとスタッフに頼む。なぜ紅林を捨てたのか聞き出すのだと。

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噂の村に行くと、たしかにそこには二人の赤子と共に母親は暮らしていた。そして彼がなぜ紅林を捨てたのかと聞くと、そこで衝撃の事実が！ なんと、紅林の直接の父親、今の父親の弟は浮気をしていた。そのことがバレ、離婚をした後に炭坑の事故で死んでいたのだ。 そして、実家に

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そして実家に近づかなかったのは、お婆さん（父方の母）に止められていたのだ。 「兄も弟も不幸にしたアンタが、次は紅林までもっていくのかい？」と 「子供を愛さない母はいない」と泣くお母さん。

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憤慨した都会の彼は、まず母に紅林に会いに行くべきだと主張する。そこで今まで隠し持っていたお金を押しつけようとするあたりがバカ息子(;´Д`)　そして「紅林と暮らせるように、俺があの一家を説得する！！！」 えー、そんな展開！？

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紅林家に帰り、寝たきりの父を説得しようと試みる彼。しかし父は「あいつは俺が事故に遭ったら弟と結婚するような女だ。一緒には暮らせないし、会いたくもない」の一点張り。 長い話し合いの末、都会の彼が完全にぶち切れた。 「なんなんだよ！　わけわかんねぇよ！」

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テーブルを蹴り飛ばし、椅子を投げて破壊し、暴れ回るバカ息子。