中国の都会ッ子と田舎ッ子を1週間入れ替えるドキュメント番組「変形計」まとめ第2回
- nakashima723
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興奮が収まった彼は、うずくまる。誰も何も言わない。 「スミマセン、弁償します」 お婆さん「テーブルも椅子も借り物でね。うちのものじゃないの。だからいいのよ」 暴れたのに、誰もそれをとがめないことに、彼は初めて涙した。
2014-02-23 17:43:03で、まぁ、この後、都会の彼は破壊した机と椅子を買おうと街にいくんだけど、炭坑で死ぬもの狂いで一日働いて50元(850円)しか儲からない。結局最後は手持ちの携帯と交換して、机と椅子を揃える羽目になったり……。
2014-02-23 17:48:16でも、この炭坑で働き口を見つけるまでの『ナンバーにぞろ目がたくさんある車を見つける』→『このナンバーすげっスね。おじさん資産家でしょ?』→『そのおじさんが炭坑持ってた。うちでバイトしなよ』コンボは、バカ息子さすがと思いました。
2014-02-23 17:51:52で、肝心の9歳の紅林の方ですが、小学校は折しも運動会。生徒たちの親がいっぱいやってきます。 唯一友達になった同室の子にも親がやってきて、紅林はあからさまに機嫌が悪くなります。 それに対してみんなが「コレが終わったらお母さんに会えるんだから我慢しなよ」とか言って火に油注いだり…
2014-02-23 17:56:10最終日、変形計おなじみの「みんなで遊園地に行く」イベントです。さすがに機嫌が良くなり、笑顔を見せる紅林。 そして、そこに、紅林のお母さんも来ていました。
2014-02-23 17:58:18「娘にどんな顔して会っていいか分からない…」と言っていた紅林の母。 でも、紅林を見ると、いてもたってもいられず、走り出します。唖然とする紅林。何も言わず抱きしめる母親。
2014-02-23 18:00:01ここでリアルだなぁ、と思ったのは、紅林は抱きしめられたあと、ボロボロ泣くんですが、一切表情を変えないのです。口をきつく結んで、母親の顔を絶対に見ない。見ないまま、声を出さないで泣いてる。
2014-02-23 18:01:57紅林には辛い思い出があって、それは子供の頃、母親がいなくなったあと、村で母親らしき後ろ姿を見たこと。そして走って、走って、お母さんと抱きしめたら、別人だったこと。
2014-02-23 18:03:11最初に言ったのは「お母さんは私を愛してないでしょ」 でも、お母さんを拒絶するわけでもなく、ずっと抱かれたままで、涙だけ流していました。
2014-02-23 18:06:42あと、もう一つリアルだなと思ったのは、ドラマだったらこの後「そんなことないわ! 私はいつもあなたのことを!」とかいって「おかーーーさーーーん!!!」とかになりそうじゃない? でもならない。そんな都合良く行かない。お母さんずっと喋り続けるんだけど、紅林はまったくこのままなのです。
2014-02-23 18:09:56このあと、「じゃあお母さんと一緒に遊園地で遊びましょう!」となり、遊んでるうちに笑顔を見せるようになり、手を繋ぐようになり、番組の最後あたりに「もう恨んでいない。お母さんを愛してるから」になってました。
2014-02-23 18:12:33たぶんスタッフはリアルは母親に会う→二人大泣き→二人許し合うの構図→音楽最高潮 で、大盛り上がりに終わるつもりだったんだろうけど、現実はグラデーションなのでそう劇的には行かないです。
2014-02-23 18:14:08例の都会から彼の方ですが、最終日、寝たきりの父から刺繍を送られます。かなりの大作です。その時父はこういいます。 「この刺繍は時間がかかったが、そんなことは意味が無い。いくら時間がかかったか、いくらお金がかかったかなんて意味が無い。 重要なのは、始めたら終わらせるってことだ」
2014-02-23 18:18:29職人としてすげぇ! と思った言葉ですが、同時に彼の頑固さも垣間見えました。 都会の彼「あんだけ帰りたいと思ってたけど、帰れる今はなんだか寂しいよ」という言葉で、このドキュメンタリーは終わります。
2014-02-23 18:20:16俺が変形計すげぇ! と思ったのは、今回の異例中の異例、「交換する子供同士が会う」の件がないと、このドキュメンタリーが成立しないこと。この構成を思いついたスタッフは本当に偉い。と、同時に、少しやらせ臭い(;´∀`)
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