伊豆の姫型道祖神にまつわる話

7
前へ 1 ・・ 3 4
海神絵里奈 @watatsumierina

@hunterslog はじめまして。海神、龍神関係の神話伝承が、物凄く好きなので、「エベスサマ」ツイートに、かなりテンション上がりました。興味深々です。

2010-10-28 20:42:12
HUNTER's LOG @hunterslog

やはりあの姫型単座の道祖神は内陸のそれではなかったのだ。あれは海上を行く船のための像である。セーノカミサンと呼んではいるが、その本質はエベスサマなのだろう。伊豆の鍵がこの像にあると初見で思ったオレ様ちゃんエラい(笑)。http://twitpic.com/2dz3vd

2010-10-28 20:40:35
拡大
HUNTER's LOG @hunterslog

このあたりの事情は伊豆半島の漁村のあれこれに深く結びついているように思う。オイベサマ(えびす)・リューゴンサン(龍宮)・ベンテンサンの中核には、船霊の化身であり、海神に仕える巫女である「エベスサマ」がいる。

2010-10-28 20:34:21
HUNTER's LOG @hunterslog

そして船霊は同様のものを浜の方にも祀ったとあり、これを浜の宮という。かつては船一艘につき一つの浜の宮があったという事になる。そしてその浜の宮を祀るのが生身の女性の方の「エベスサマ」なのだ。

2010-10-28 20:30:37
HUNTER's LOG @hunterslog

「エベスサマ」は他に神像として恵比寿さんが家の神棚にも祀られるので、両方が「エベスサマ」なのだ。しかも生身の女性のほうにもその時期初めて獲れたトビウオ(ハルトビ)が供えられたりと、祀る対象になっている。船に女性が乗るのは厳禁なのだが、その船の「エベスサマ」は例外で乗る事ができる。

2010-10-28 20:27:56
HUNTER's LOG @hunterslog

船霊がアツい。激アツである。三宅島ではオフナサマと言って、鼠の糞とかヒトガタとかサイノメ(さいころ)とかを併せて御神体とするのだけれど、重要なのが「女性の髪の毛」であり、多くは船主の奥さんの髪の毛だとある。で、なんとこの髪の毛の提供者の女性を「エベスサマ」と呼ぶのだそうだ。

2010-10-28 20:23:56
前へ 1 ・・ 3 4