地獄鎮守府の日常 #１８～２０

白金桜花 @YamanekoOuka

彼女の唇がそっと、私の唇から離される。 彼女の瞳は潤み、顔は赤みを帯び、口元には笑みが浮かぶ。 「……とりあえずこれで宣言は終わり、だからほら、始めましょ？」 そう、先ほどとはまた別の顔を彼女は見せながら私を誘惑した。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

互いにシャワーを浴び、清潔な状態にする。 そして2人で裸になり、ベッドの上で互いに向き合う。 紅く、しっかりとした芯の強い瞳。 美しい、水色がかった銀色の髪。 小柄でスレンダーな体格、だけど無駄が一切ないぐらいに引き締まった筋肉。 どこか少年のような雰囲気。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

それが私の、私が愛を誓った駆逐艦叢雲だ。 「何ていうか、恥ずかしいわね、見つめ合うのは」 そう言って顔を赤らめ、目を逸らす彼女を抱き寄せ、キスをする。 唇を合わせ、先ほどのフレンチキスではなく、舌を絡み合わせるディープキスを行う。 #自鎮

白金桜花 @YamanekoOuka

彼女の暖かな舌が、私の舌と絡み合い、口を離してもその舌と唇の感触が余韻として残る。 そのまま私は彼女を押し倒し、その綺麗で小ぶりな胸に口づけをする。 「あっ……」 嘆声を彼女は漏らす、胸を優しく吸いながら、彼女の淫裂に手を当て、指でなぞる。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

徐々にだが、淫裂に湿り気が帯びてきた。 指を彼女の膣内に入れると、にゅるり、とまるで膣が吸い付くように指に入る。 ゆっくり、ゆっくりと指を出し入れしながら、私は胸の愛撫を止め、また、舌を絡ませ合う。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

ぬるぬるとした膣内に、どんどんと愛液が溢れ出してる感触が指に伝わる。 「……そろそろ、入れて」 口を離し、彼女は笑みを浮かべながら言った。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

そして彼女は私から離れ、壁に手を付け、その臀部を私に突き出す。 臀部の形はスレンダーながらもしっかりと丸みを帯びた形であり、太腿の細さと引き締まった筋肉が、それを性交のための道具と意識させる濡れ切った膣との対比を出す。 #自鎮

白金桜花 @YamanekoOuka

また背には艤装のコネクタや剥きだした金属部露出しており、機械的な部分がさもそれを性交の道具として使うのをタブー視するような意識を何時も与え、逆に気分を興奮させる。 その背徳感を味わいながら、私は彼女の臀部を掴み、濡れた膣に陰茎を入れていった。 #自鎮

白金桜花 @YamanekoOuka

彼女の膣は柔らかいが、締め付けてると言う実感はあり心地よく、彼女の方から、腰を押し付けてくる。 まるで陰茎を捕食し、味わうように、締め付けを可変させながら、娼婦のように腰をくねらせ臀部と太腿が下半身に当たり、肌の感触の快楽と陰茎を刺激する快楽を二重に与える。 #自鎮

白金桜花 @YamanekoOuka

臀部を押し付けながら、彼女が私の方を向く。 紅い瞳が、妖しさを醸し出していた。 「動かなくていいわよ、気持ちよくしてあげる」 彼女が私に淫らな笑みを向けながら、宣言する。 このまま受け入れれば、陰茎から受ける快楽を甘受したまま至福の絶頂を迎えれるだろう。 #自鎮

白金桜花 @YamanekoOuka

だけど私も男だ、腰をゆっくりとだが、打ち付ける。 膣の締め付けが強くなった感じがして、徐々に打ち付ける速度を強める。 兵器である艦娘を、性処理のモノとして、妻として扱う快感を味わっていく。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

まるで道具のように、乱暴に腰を打ち付けると、強い締め付けと愛液の潤滑する感覚が股間を刺激し、快感を打ちだす。 「はぁ……はぁっ……！」 彼女の吐息が、私に伝わる。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

抱き締めるような体勢を取ると、コネクタ等の露出した機械部が肌に当たり、ひんやりとした感触を覚える。 だがそれも密着して腰を振る状況ではすぐに暖かいものになる。 「まるでわたし、ぶたさんみたいね……！」 最高に可愛らしい豚だな、と私は思った。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

そして私は抽挿を強め、乱暴に抱かれ、愛液でぐちゃぐちゃになった叢雲の膣内に精液を放った。 どく、どくと精液が彼女の体に流し込まれる。 余韻を味わいながら、膣から陰茎を引き抜くと結構な量の精液が毀れ出る。 彼女はそのままベッドに倒れ込み、私は彼女の隣に寝転がる。 #自鎮

白金桜花 @YamanekoOuka

「可愛い豚さんだったよ」 そう私が言うと、彼女は、叢雲は顔を紅潮させる。 「う……あれはちょっと、勢いで言っちゃっただけよ！」 強気な反応、だけど、彼女の本質はモノとして扱われる事、隷属を快感と思っている。 つまり、この拒絶の反応は照れ隠しでしかない。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

私は彼女を抱き寄せる。 「……とりあえず、初夜はどうだったかしら？」 「いつもよりは興奮したさ。形上は夫婦になったわけだしね」 そう私は気取った返しを選ぶと、彼女は私を抱き返す。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

「こんなわたしでも、こんな化け物みたいなわたしでも、好きなんだよね？」 叢雲が、心配そうな顔で聞く。 ある日雷が言った、彼女の本性の片鱗を、彼女は私に見せた。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

だが、雷と違って何故か、このまま彼女に溺れた方がいい、彼女の傍らで、繋ぎ止めるような関係で居た方がいいと考えていた。 私は彼女を抱き寄せ、口づけをする。 ただの、素っ気ないフレンチキスをさっと行う。 深くはない、だけど、愛情を示すには十分なキスだ。 #地獄鎮守府の日常

白金桜花 @YamanekoOuka

「当たり前さ」 そう私が言うと、彼女も笑顔を浮かべる。 笑顔の彼女のその瞳には、涙が浮かんでいた。 #地獄鎮守府の日常