主人公の描き方(ラノベ読者と「最強主人公」)

ラノベ読者の傾向への対策として「主人公は最初から最強でなければならない」というものがあるといいます。 ただ、単純に「俺は最強だ」という快感だけがラノベにおいては最大化されているというわけではないようにも思えます。 周辺の話題も併せてまとめました。
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提案:ラノベ作家のテクニックのひとつとしての「最強主人公」の可能性

ヒグチ🍳 @yokoline

ラノベの「最強主人公」が作劇上のテクニックであるという可能性はないのかな。たとえば主人公をラスボスに見立てて、各キャラに主人公を狙わせることで、主人公を中心にした群像劇を形成する。ストーリーの山・谷は主人公でなく、敵やライバルを使って表現する。利点は本編の延長が容易なこと。

2014-05-06 12:24:05
ヒグチ🍳 @yokoline

ラノベの最強主人公が作劇上のテクニックである可能性2。ラノベ1冊(投稿作)の文量は意外に少なく、主人公の人生を1から10まで描くことは不可能。見せ場の連続を描きたい場合、物語を語り始める場所は限定される。主人公の弱かった過去を描くのは、読者がノッてきてからでいい。

2014-05-06 12:32:37
ヒグチ🍳 @yokoline

ラノベが一見して「最強主人公」を好みがちに見えるのは、ラノベが1冊完結の投稿作からシリーズ化すべきこと、1冊あたりで見せられるシーンの少なさといった、メディアのフォーマット・展開上の制限に由来する可能性がある。これは批判の前に検討すべき事項だと思う

2014-05-06 12:45:37