従軍慰安婦を巡る様々な議論:韓国女性の問題?日本女性の問題?いいえ、全女性の問題です。
- tkatsumi06j
- 11637
- 34
- 3
- 30
まずは他者の議論に並行した自分の連投ツイート
@tawarayasotatsu @TrinityNYC @tabisaki 慰安婦問題の件で昨日、米在住なのに慰安婦問題等無い!全部捏造だったのだと仰る方に捕まって嫌な思いをしました。なんか、私を改宗させたかったみたいですが、無理と判ると悪態をついて去っていきました。
2014-08-18 06:23:55@tawarayasotatsu @TrinityNYC @tabisaki あの種の人達は同じ女性の問題にも関わらず、まるで現政府の代弁者みたいな主張で辟易しました。何があっても日本が正しいはずだという典型ですが、戦前以来日系米人の努力を壊すことに気がついているのでしょうか。
2014-08-18 06:28:21@brainseceartdub @TrinityNYC @tabisaki 朝日新聞の記事の影響で、そういう人がしばらく続くかもしれませんね・・・。もちろん朝日新聞の無責任ぶりは予想されたものの、がっかりです。
2014-08-18 06:30:20@brainseceartdub @TrinityNYC @tabisaki 従軍慰安婦の問題の影に隠れて、名称はともかく、同じような境遇にあった日本女性やその家族たちはどう思っているでしょうか。引き上げ途中で暴行された女性も数しれず…彼女たちへの配慮のない言葉が一番残酷ですね。
2014-08-18 06:35:15@tawarayasotatsu @TrinityNYC @tabisaki 「日本女性の元慰安婦は一切名も挙げず、賠償も要求せずにいるのに、やっぱり民族性が悪い」みたいなことを言う人もいますが、それだけ日本社会には女性への重圧がかかっていたという証拠ではないかと思います。
2014-08-18 06:37:59@brainseceartdub @tawarayasotatsu @TrinityNYC 韓国も日本以上に名乗りを上げるのは難しい環境だったものの、社会から完全に疎外され身寄りもない悲惨な状況ゆえ逆に可能になった部分も。日本はプラス個人がお上に楯突くのは困難な空気ありますよね。
2014-08-18 07:02:22@tabisaki @tawarayasotatsu @TrinityNYC そうですね。韓国は儒教社会だし、苦労されたでしょうね。
2014-08-18 07:11:281.従軍慰安婦の「強制」事実の有無の問題に絡んで、俄かに国際性犯罪の定義に関する議論が高まっている。が、その議論の趣旨は後ろ向きで、21世紀現代の定義が20世紀の戦時中に遡及して適用できるのかという話が軸になっている。何かがずれている。
2014-08-18 18:05:332. 寧ろ逆で、1945年に国際性犯罪だった行為は、2014年の現在においても犯罪なのである。違いは、それを裁く常設の機関が1945年当時には存在しなかったのに対し、2014年の現在は存在するということだ。
2014-08-18 18:12:273. 性犯罪を含む国際人道法に対する違反行為は、1993年に旧ユーゴ戦犯法廷ITCYが、 1994年にルワンダ戦犯法廷ICTRが 設置されるまで、ほぼ罰されることなく看過されてきた。しかしこれら各法廷は、それぞれ時限的にしか機能しない。
2014-08-18 18:14:334.本格的にあらゆる国際性犯罪が処罰の対象となったのは、常設の国際刑事裁判所(ICC)が設立された2002年以降の話だ。それまで、ニュルンベルク裁判、東京裁判をはじめとし、特別設置された時限的な法廷でしか、同種の犯罪は裁かれなかった。
2014-08-18 18:16:065. 勿論法的には、罪刑法定主義の原則に従い、2002年発足の国際刑事裁判所は遡及的にそれ以前の犯罪を裁くことはできないので、1945年当時の犯罪に2002年の体制で訴追しようとしても、これはできない。
2014-08-18 18:17:106. ただし、その定義自体は1945年当時から大きく変わってはいない。国際刑事裁判所ローマ規程とこれまでの国際戦犯法廷規約との決定的な違いは、管轄とするあらゆる犯罪についてその免責を認めず罰するという普遍性と常設性にある。
2014-08-18 18:18:417. 遡及して訴追はできなくても、2002年以降の犯罪であれば時間的制約はない。犯罪の諸要素に照らして、犯罪の重大性が判断され、公正な裁判に基づき量刑が決定される。そして、ICCでは、被害者が公判に参加できる。
2014-08-18 18:19:258. 国際刑事裁判所ICCは常設の国際司法機関として史上初めて、被害者信託基金を設け、被害者の公判への参加の権利と被害者自身の安全を確保する機構を備えた。これは、過去の数々の国際裁判からの大きな前進である。
2014-08-18 18:20:499. 過去からの大きな前進という意味では、従来の国際性犯罪の定義に加えて現代的要素が追加されていることもICCローマ規程について特筆すべきことだろう。そこで、冒頭で触れた「強制」の概念の話となる。
2014-08-18 18:21:5010. 改めて指摘するが、国際刑事裁判所ICCは国家でも集団でもなく、個人を裁く裁判所である。つまり、国際性犯罪という文脈においても「強制」は集団ではなく個人によって行われる行為を指す。つまり、個人的な性的行為の強要である。
2014-08-18 18:22:4211. 従軍慰安婦問題において旧日本軍の犯罪性を示す焦点となっているのが、「軍による強制連行」である。これは集団による、計画的かつ組織的、体系的な犯罪を表し、これ自体も国際性犯罪を構成するが、「集団による強制」がなくとも、国際性犯罪は成立する。
2014-08-18 18:26:3612. とくに国際刑事裁判所においては、集団的でない行為の中での個人の刑事責任が問われる。日本政府は、この規定に同意し、2007年にローマ規程に批准した。つまり21世紀現代において「集団」に拠らない「強制」は犯罪であるという認識を、日本政府は有している。
2014-08-18 18:27:4313. これは、集団的、組織的、体系的でないからといって、それによって一人一人の被害者が救済されないのでは、「あらゆる管轄犯罪の免責を認めず罰する」という国際刑事裁判所の設立理念に反するからである。
2014-08-18 18:28:3714. 現在、我が国日本を含む全世界122カ国がこの価値観を共有し、その管轄犯罪を裁く体制の必要性を認めている。加盟していないのは、米中ロ等の一部大国と、主に北アフリカ中東領域をまたがる前時代的な価値観を持つ国々である。これは、言い切らせてもらう。
2014-08-18 18:30:0115. つまり我が国日本は、世界で最も先進的な考えを受け入れ、その考えに基づき同種の犯罪は免責されず、裁くべきという価値観を共有しているのである。それが、単なる国際条約ではなく、国際刑事司法制度の設立条約に批准するという意味であり、意義である。
2014-08-18 18:31:3416. だが、この理念は国民に広く共有されているのだろうか。とくに、男性は、この価値観を共有しているのだろうか。現在行われている「強制性」を巡る議論の中身を見ていると、疑問に思えてくる。 (注: ここからかなりぶっちゃけます。)
2014-08-18 18:33:0117. 女性であれ男性であれ、異性であれ同性であれ、一個の人間に対する「強制」とはどのようなことを意味するか、「強制性」に関する議論に参加している人間は理解しているのだろうか。何が「強制」であり「嫌がらせ」であるか、その境目を理解している人間はこの国にどの位いるのだろうか。
2014-08-18 18:38:04