- ryusukematsuo
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思想史を謳っているが、ヒロ・ヒライ=小澤実のインテレクチュアル・ヒストリーとの落差は大きい感じだな。miraisha.co.jp/np/isbn/978462…
2014-09-02 19:56:43@tatewakiyokado ちょっと極端かもしれませんが、こういう本は歴史プロパーの身として手に取りづらいんですよね・・・
2014-09-02 20:01:59@t_ohnuki @tatewakiyokado ええ。思想史とインテレクチュアル・ヒストリーは、かなり違うものだと思いますよ。とくに、おそらくこの本の場合は、歴史の名を借りた一種の哲学書ではないですか?
2014-09-02 20:04:56@t_ohnuki このタイプの議論の着想源であるクェンティン・スキナーはケンブリッジのRegius Professor of Historyだったんだよね。研究伝統ごとに思想史や文化史と「歴史プロパー」との距離には違いがありそうね。
2014-09-02 20:10:34@kunisakamoto そうなのかー。まあ思想史に近い歴史プロパーの人もいるけど、インテレクチュアル〜の方が僕は親近感を抱くかな
2014-09-02 20:48:18@t_ohnuki 過去の出来事を、なるべくそれが起きた時点での状況から理解しようという姿勢があれば、すべて「歴史プロパー」なんだと私なんかは思うけどね。もう考古学を入れてもいいお!
2014-09-02 20:50:43@microcosmos001 @t_ohnuki @tatewakiyokado @kunisakamoto 哲学になるのであれば、それはそれで価値あるものだと思うんですが、この手合いは思想(哲学)も歴史も「自分語り」のエセーを記すために使う傾向がありますよね。
2014-09-02 22:05:20@concentusmn @microcosmos001 @t_ohnuki @kunisakamoto 言い得て妙、「自分語り」のエセーは。
2014-09-02 22:13:49(MA in Intellectual History and the History of Political Thoughtという課程で勉強したけど、対立するディシプリンを勉強していた気はしない・・一応カリキュラム上は分かれていたけど・・)
2014-09-02 23:36:48「政治学研究にとって思想史研究の存在意義とは?」という問いがあるみたいだから、しがらみ(?)のない思想史とは自ずと異なった相貌を帯びてきますわなあ。>『思想学の現在と未来』
2014-09-02 23:39:31@tatewakiyokado @concentusmn @microcosmos001 @t_ohnuki 史料の文脈に沿った理解や、レトリカルな次元への着目というのが今日当たり前に思えるなら、それは少なくとも部分的には政治思想史の領域からもたらされた成果ではないでしょうか。
2014-09-03 01:22:46@odg1967 原理原則として、文学部の歴史学と政治学や法学の一部門としての「〇〇史」は、重なるところもありますが手法や目的が根本的に異なりますよね?
2014-09-03 04:23:31@odg1967 あ、文脈を誤解していました!失礼しました。近年学部や分野の溝・壁の性質が変わってきているので、色々考える必要があるなと思っております。関心としては、例えば法制史の人があの分野をどう守ろうとしているのか、そしてそれは可能なのか、があります。
2014-09-03 04:30:42@t_ohnuki 政治思想史は丸山眞男の孤軍奮闘(例えば『忠誠と叛逆』所収のそれ)にはじまり、故・塚田富治さんや半澤孝麿先生ら「歴史」学派のお仕事などに見られるように、政治学の学問体系を前提とした「政治学史」とは明らかに一線を画するヒストリカルな思想史を志向してきたと思います。
2014-09-03 04:32:07@t_ohnuki 法制史は法思想史へと変化しつつあるようで、これはインテレクチュアル・ヒストリーへの接近であるように思うのですが、この傾向が法制史という研究分野にとって望ましいかどうかについては意見がわかれるでしょうね。
2014-09-03 04:40:01@odg1967 おーなるほど。勉強になります。素朴な疑問なのですが、政治学史と区別される政治思想史とは、対象を同時代の文脈に置いて理解しようとする姿勢を有するってことですよね?(続く)
2014-09-03 04:43:36戦後の西洋史学や日本史学はそれに比べると、思想史研究というものに、どちらかといえば、かなり冷淡であったような印象を持っています。
2014-09-03 04:44:15@odg1967 そういうヒストリカルな姿勢は、例えば議会制民主主義の起源探しとか自由とは何かみたいな法学部的姿勢・問題設定と相容れないところがありそうですが、そのあたりどう折り合いをつけているのでしょう。
2014-09-03 04:46:00