第52回生物物理学会年会@札幌・1日目

 '14 年 9/25~27 に札幌コンベンションセンターで開催の日本生物物理学会第 52 回年会の模様(道中の記録も若干含む)をメモしてまとめてあります。
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#phdjp科学と社会ワーキンググループ @sf2_jp

#bpam14 では、ランチョンへ。1LB「自発的明滅機能を有する超解像撮像プローブの開発」。東大医・神谷さん他。同氏は東大薬学部出身。超解像とは光の波長以下の分解能を得る顕微鏡技術。ニコンのこちら bit.ly/1usRydy を参照。(続く)

2014-09-26 07:33:50
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#bpam14 (承前)この顕微技術と応答の速い蛍光試薬を用いて、最小で 22 nm の分解能で実時間測定出来るようにしたという話。開発した試薬はローダミン誘導体の一種。有機化学方面の方々には「分子内スピロ環化平衡」といえばピンと来るかな? そのスピロ環が開いたとき(続く)

2014-09-26 07:40:42
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#bpam14 (続き)分子が蛍光を発するようになり、その開環反応を pH で制御できるようになっているらしい。

2014-09-26 07:42:06
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#bpam14 ちょっとここまでで一旦中断。また後程。

2014-09-26 07:42:55
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#bpam14 メモ再開。すでに2日目午前。いつも通り順調メモが遅れていますw では、1日目のポスターを。凡例は bit.ly/1mw6bdx を参照。

2014-09-26 09:27:36
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#bpam14 1P047「家族性ALSに関連したA4V、G93A変異SOD1の酸化促進機構」。東北大薬・西屋さん他。全身性エリテマトーデス(ALS)の病態に関連した分子レベルの話。過酸化水素不均化酵素(SOD)のサブタイプSOD1の変異体の話。メモのみ。

2014-09-26 09:31:06
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#bpam14 1P083「ラマン分光法による高濃度蛋白質溶液の分子間相互作用の評価」。堀場製作所・赤路さん他。メモのみ。一応、参考: bit.ly/1mw73Pl

2014-09-26 09:33:49
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#bpam14 1P104「分子動力学計算から明らかにされた細菌SAチャンネルMscLの開閉におけるN末端領域のメカノセンサーとしての役割」。名大医・澤田さん他。機械作動性(SA)チャンネルで名大といえば曽我部さん。MscLのアミノ末端が機械刺激を感受するという話。(続く)

2014-09-26 09:37:28
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#bpam14 (承前)内容的には bit.ly/1mw8Tj5 (pdf 形式)の延長線上の話。

2014-09-26 09:48:08
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#bpam14 1P105「改良多リン酸力場を用いたATP/ADP結合状態の筋小胞体Caポンプの分子動力学」。中央大理工・小室さん他。メモのみ。

2014-09-26 09:49:39
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#bpam14 1P109「チャンネルロドプシンの構造変化における陽イオンの効果」。名工大・伊藤さん他。緑藻類などが持つ光感受性のイオンチャンネル「チャンネルロドプシン」の機能に、溶液中の金属員が影響するという話。(続く)

2014-09-26 09:55:34
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#bpam14 1P119「転写因子はいかにして障害物を迂回するか・分子シミュレーションによるアプローチ」。京大・斎藤さん他。メモのみ。

2014-09-26 09:57:19
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#bpam14 1P191「単離マウス気管上皮繊毛が生み出す力の3次元顕微計測」。学習院大・加藤さん他。学習院で分子モーターといえば西坂さん。気管の上皮組織を単離して、運動する繊毛にかかる力を光ピンセットで計測。ばね定数の値が 6 pN/μm 程度とか。

2014-09-26 10:05:01
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#bpam14 1P204「リン脂質/水界面における水和構造の分子動力学シミュレーション」。理研・李さん他。留守にしていて話聞けず。メモのみ。膜界面における水の配向は、実はあまり良く分かっていない。

2014-09-26 10:08:14
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#bpam14 1P215「粘弾性流体を内包したリポソームの膜変形」。九大・柳沢さん他。彼女は生物物理若手の会の元会長。お茶大時代から膜変形の研究で鳴らしてきた。今回は高濃度の蛋白質水溶液を内包するリポソームを作って調べたとのこと。時間の都合でメモのみ。

2014-09-26 10:11:34
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#bpam14 1P218「X線1分子追跡法による5量体リガンド作動性イオンチャンネルGLICのpH依存性3次元分子内運動マップ」。東大・佐々木さん他。興味深い内容だったが、時間の都合でメモのみ。GLICはある細菌由来の水素イオン依存性チャンネルで(続く)

2014-09-26 10:15:26
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#bpam14 (承前)酸性条件下でイオンを通す。その開状態になる際の膜貫通へリックスの回転運動を検出したとのこと。参考: bit.ly/1puPFW6

2014-09-26 10:19:01
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#bpam14 ちょっとここで時間切れw また続きはのちほど。

2014-09-26 10:19:33
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#bpam14 では、年会の模様の記録の続きです。1日目のポスターの模様から。凡例は bit.ly/1mw6bdx を参照。

2014-09-27 02:41:17
#phdjp科学と社会ワーキンググループ @sf2_jp

#bpam14 1P219「電位依存性 H+ チャンネルのゲート電流」。阪大医・川鍋さん他。興味深い内容だったが、時間の都合で止む無く質疑パス…。電位依存性イオンチャンネルのゲート電流に関しては、例えば bit.ly/1rypFil を参照。

2014-09-27 02:48:48
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#bpam14 1P221「カリウムチャンネルKscAのゲート開閉と連動した膜中集散」。福井大(老木研)・角野さん他。老木さんは日本のイオンチャンネル研究の代表的な1人。KscAはpH依存性カリウムチャンネルで、pH=7.5 の時閉じ、同 4.0 の時開く。(続く)

2014-09-27 02:54:38
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#bpam14 (承前)で、開く時に配座変化を起こして膜の法線方向に縮む。その開口時に縮む現象を利用して、閉口時にチャンネル分子がクラスター形成する様子を高速 AFM でとらえたとのこと。ちゃんと分子の高さの分布を捉えており、お見事。

2014-09-27 02:58:14
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#bpam14 1P220「再構成した電位依存性プロトンチャンネルの電気生理学的計測」。阪大医・川鍋さん他。電に依存性イオンチャンネルの中には、プロトンを選択的に通すものもある。その名は VSOP(経緯は bit.ly/1ryr74n を参照)。(続く)

2014-09-27 03:02:57