【記事の在り方】新聞記事の読み方と記者の行く末について【記者の在り方】
記者の問題点(´・ω・`)
考察をする記者が、 1)判断材料を十分に集められていない 2)不十分な判断材料から不十分な理解をし、不十分な判断をする>小川一 3)記者の能力が不十分である(主に取材キャパと勉強時間の不足と能力適性の不一致で) 4)複数の視点を網羅できていない たぶん、このへんが問題なんだと思う
2014-10-03 07:32:401~4)ともに割と重なってる話で、時間がないから十分な取材ができず、能力がないから「自分の取材が十分かどうか取材者当人に判断できない」、そして能力適性が一致している記者が、該当するテーマに取り組めると限らない。
2014-10-03 07:33:57また、「社として読者を正しい正解に導かねばならない」という意識があるから、問題提起の段階から一貫して【正解】の提示と誘導を行い続けなければならない。間違いを認めると集中攻撃受けるから、32年もほっかむりしてきたのが朝日。
2014-10-03 07:34:47何が正解か分からないなら、「正解を提示する」なんてことはせずに、「複数の立場、複数の正義、複数の利害がある」ってのを全部提示した上で、どれを選ぶかは読者に委ねる、とかすりゃよかったんだとは思う。そのとき、「うちとしてはこれが正解です」ってのを煽らずに。
2014-10-03 07:35:41@azukiglg つまり ①新聞は速報性重視で締め切りまでに出さねばならないので、拙速主義 ②社風を変えると読者に嫌われるため、締め切りまでに「その新聞らしい解釈」をつけた記事を量産したがる ③そもそも人材養成にあまりリソースを使う気がない ④社風に反する記事は怖くて出せない
2014-10-03 07:36:17記者自身のキャパとスキルの欠落は、これは致し方ない話で、その上で「門外漢なのに判断をしなくちゃならない」てのは読者も同じ。だけど判断をするのは読者であって記者じゃないのに、記者は「読者を代表したつもりで、紙面で個人の判断を【正解】として発表」してしまってる。ここが問題なんだと思う
2014-10-03 07:36:54@azukiglg つ「社の方針として出したい結論のアウトラインが既に決まっていて、事実関係よりもそれを優先せざるを得ない場合」を追加で。
2014-10-03 07:36:55「我々はこう考えました。これが正解」ってやらずに、「皆さんはどう思いますか?」ってできないのが、民業としての新聞社の限界であり、「これこそ正解です。皆、怒れ!群がれ!」ってのは、社会の公器としての機能じゃなくて、自社への利益誘導のための扇動。
2014-10-03 07:38:19……と、そんな偉そうな新聞読み方話をぶっこいていますが、僕の本業は【実話怪談作家/監修者/編集者】です(・ω・)ノ 【「超」怖い話 怪顧】(仮)近日刊ヽ(´∇`)ノ
2014-10-03 07:39:29でもこの、「新聞記者の能力の限界論」をすると、新聞記者系の人からはけっこう嫌な顔をされるんじゃないかなとは思う。そこは自覚してる。 「お前は無能だ!」って言われてるのと同じような受け取り方をされても仕方ないなと思ってる。
2014-10-03 07:42:12が、無能とは言わないけど、人は【万能】にはなれない。新聞記者だけが特別に訓練されて万能だってんなら話は別だけど、新聞記者も生物学的には人間に許された時間と空間の使い方しかできないわけで、万能に後からなるのは無理だし、万能の人間ばかりを選んで採用することも難しかろ。
2014-10-03 07:43:12社会の様々な課題、問題に着目して取り組み紹介することが期待されている新聞記者に、ありとあらゆる事柄のエキスパートになれ、と期待するのが、【そもそも間違ってる】んだとは思うんだよね。これは新聞記者へのdisではなく、むしろ憐憫だと思って頂きたい。
2014-10-03 07:44:45その意味で、新聞記者が万能たり得ないことは自明の理であり、万能であることを前提とした偏向しない、裏付けが常に確実な記事作りをせよ、と期待するのがムリゲーだとは思っている。だから、今後も新聞は間違える。テレビも雑誌も同様に間違える。 間違えるものなのだ、という前提に立つしかない。
2014-10-03 07:45:55なので、もういっそ「あれはフィクションかポエム」だと思うようにしたうえで、必要な「辛うじてポエムじゃない部分」だけ読み取る能力を読者の側が備えたほうがいいんじゃないかなと思ってるし、もう長いこと新聞はそういう読み方しかしてない。
2014-10-03 07:46:41@azukiglg そこで怒る記者ってたいてい、「現地で取材してしか分からないことがあるんだよ、取材してないお前に批判する権利はない」って取材記事の存在意義をジャイアントスイングしてくることがよくある。
2014-10-03 07:46:59「木を見ることは大事だが、木を見ても森は見えない」と切り返したいヽ(´∇`)ノ QT @tyurukichi_AA:そこで怒る記者ってたいてい、「現地で取材してしか分からないことがあるんだよ、取材してないお前に批判する権利はない」って取材記事の存在意義をジャイアントスイングしてく
2014-10-03 07:47:41監視カメラは大切だが、そこに映ってるのがいつものおばちゃんなのかふりこめ詐欺の受取人なのか、判断するのは監視カメラの仕事じゃないもんな。
2014-10-03 07:48:15記者個人の才覚に依存しない「組織としての新聞社」
その意味でも、新聞記者は「情報を集める(木を見る)センサー群としての取材者」と、「集められた情報を解析する(森を見る)解析者」に完璧に職能を分けたほうがいいんじゃないの?と思うことはあるなあ。
2014-10-03 07:49:21センサー群としての取材者は、「情報は集めるが自分では考えない」に徹する。諜報員が情報を集めても使い道の判断をするのは「中央と政治家」みたいなもんだな。
2014-10-03 07:50:34「記者個人の才覚に頼る」っていうのが、今の仕組みの限界なんだとは思うんですよね QT @JesusKillist: @azukiglg 概ね同意します。ただ、記者にも色々ありますから、やはり記者機能の限界を自覚してる人もたくさんいると思いますけどねー。
2014-10-03 07:54:04「誰がその立場、職分になっても、ノウハウがあれば同じように機能できる」のが、会社組織としての能力の安定化、平均化、合理化に繋がると思うんだけど、現状の新聞社の仕組みは「記者の個別の能力」に左右されすぎじゃないかなあ、とは。 QT @JesusKillist: @azukiglg
2014-10-03 07:55:06ただ、「自分でなくても他の誰かがいつでも代わりを務められる」というのは、記者の矜持が許さないというところはあるんじゃないかな、とは思っています。誰だってナンバーワンとオンリーワンを同時に成立させたいものですし。 QT @JesusKillist: おっしゃる通りだと思います。
2014-10-03 07:56:03