紅鎮守府日記　7/9～7/15

戦争さん @RAKUNYA

―紅鎮守府　朱提灯― 「珍しいな。貴様が私を誘うとは……おや、旗艦殿も一緒か」 「やっと来たか」 「お邪魔しているよ」 「何になさいますか? 」 「そうだな……せっかくだ、日本酒を冷やで頼む」 「かしこまりました」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「……しかしまぁ、なんだ」 「？」 「自発的にそういうことができるようになってきているんだな」 「……寂しいかい？」 「少しな。だが嬉しさの方がでかい」 「……そうか」 「あぁ……」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「どうする司令官？」 「傍観を決め込んだ方が、発展にはいいんだがな……少し干渉するか。響、手伝ってくれ」 「行動は？」 「まずは潜水艦ズに連絡してお前が入会。その後俺に招待を送ってくれ。あとは適宜、俺の意図を汲み取って行動してくれ」 「了解」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「やっぱりそういう問題も出てきたか……」 「あと、今はあるゲームが流行っているみたい」 「ゲーム？」 「私や司令官みたいな不参加者を勧誘した人が勝ち、みたいなゲーム」 「……最近妙な視線がくると思ったらそういうことか」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「あと、この前の七夕祭り。あれもそのSNSで話題が出て実施されたって聞いているよ」 「完全に女子校のノリだな。まぁ、好ましいことではあるが」 「でも消灯後もヒートアップしちゃって寝不足の子もいるって聞いていたりするから、いいことばかりではないかも」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「しかし身内だけで単文投稿して楽しいもんなのか？」 「そうだね……人気なのはやはり船外で活動している霧島さんや扶桑さんかな。その土地のお祭りの様子とかが人気みたい」 「あぁ、あいつらもやってるのね」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「そのSNS作ったのはしおいさんを代表にした潜水艦たちなんだ」 「……まさかの自作か」 「内容も完全招待制のクローズドネットワークだからね。外に漏れることも、外から入られることもない……って言っていた」 「……まぁ、潜水艦のやつらがやってるなら心配はないか」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「なにか知っているのか？」 「それ、いまうちで流行っているやつだと思うよ。私も何度か誘われたから」 「……おい、うちの立場上、この情報化社会でそれはわりとシャレにならないんだが」 「それも心配ないと思うよ」 「……どうしてそう言える？」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「なんか、単文投稿系SNSの招待が何件かあったんだよ」 「へぇ……それで？」 「登録はしていないんだが、聞いたこともないSNSで、しかも投稿や招待文をみる限り……」 「？」 「どうも、うちの鎮守府のやつらなんだ。比叡とか天津風とか」 「……あぁ、なるほど」 #紅鎮守府日記

戦争さん @RAKUNYA

「なんとなく私用のアドレスに来た迷惑メール一覧を見ていたんだがな」 「なんだい司令官……藪から棒に」 「響、お前けっこう言い回し古いときあるよな」 「誰かさんが古い人間だからね」 「そうかい。で、まぁ大半はスパムメールだったんだがな」 「うん」 #紅鎮守府日記