紅鎮守府日記(2015年2月7日~2016年1月2日)

紅鎮守府日記のまとめ(一部プリンツ編混ざる)です。
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戦争さん @RAKUNYA

「…………」 「……まぁ編成権はこちらにあるからな」 #紅鎮守府日記

2015-11-21 23:18:32
戦争さん @RAKUNYA

「誰のせいだと」 「悪かったって。感謝するぜ」 「……ところで限定出撃命令が来ているんだがな」 「んあ?」 「輸送作戦らしい」 「…………」 「ドラム缶」 「さーて解析結果がそろそろ出てるだろうからお邪魔するぜー!ありがとな大将!」 #紅鎮守府日記

2015-11-21 23:17:57
戦争さん @RAKUNYA

「興味もなくして研究もしてないだろ」 「うっ……」 「……まぁ、もしそうならむしろ歓迎だ」 「?」 「物質特許は出しているだろう?」 「あ、あぁ……まぁ……」 「まだ切れてないはずだ。騙られたなら搾り取っておこう」 「……大将」 「なんだ」 「あんた鬼だな」 #紅鎮守府日記

2015-11-21 23:13:12
戦争さん @RAKUNYA

「じゃあなんなんだよ」 「……ジェネリック」 「なんだって?」 「新薬だ。別の薬品で同じ効果を得られたとしたら?」 「…………それこそありえねぇだろ」 「だが」 「だって元は瑞雲だぜ!?」 「……六三四は?」 「あっ」 #紅鎮守府日記

2015-11-21 23:10:34
戦争さん @RAKUNYA

「私は悪くねぇ!」 「科学者はいつもそう言うんだ!」 「……マジな話、ドリンコそのものをぶち込んだわけじゃねぇはずなんだが」 「蒸留なり濾過なりで抽出?」 「水溶性だぜ?おまけに元は瑞雲だ。熱耐性なんて……うちがハック受けた?」 「それはない」 #紅鎮守府日記

2015-11-21 23:07:09
戦争さん @RAKUNYA

「……長波?」 「その手があったか」 「おい」 「いやだってジュース血液にぶち込むとかフツー考えねぇだろ大将!ズイズイエキスが何をしたっていうんだ!」 「中毒者を増やしたんだよ!」 #紅鎮守府日記

2015-11-21 23:04:01
戦争さん @RAKUNYA

「少し、マズいかもしれない」 #紅鎮守府日記

2016-01-02 16:43:45
戦争さん @RAKUNYA

「……あ」 「どうした?」 「……司令官と、同じだ」 「……?」 「傷の位置。司令官の傷と同じ場所じゃないかい……?」 「…………まさか。いや、だが」 「司令官、もしかして……」 「……ああ」 #紅鎮守府日記

2016-01-02 16:43:28
戦争さん @RAKUNYA

「よし、じゃあ司令官……」 「あぁ、見せてくれ」 「ん……」 「……痛みは?」 「気づかなかったくらいだから、ないね」 「触るぞ。どうだ?」 「感覚はいつも通りだ」 「痛みはなし。広がる様子もない……他に症状は……む、中指にも似たようなものが……?」 #紅鎮守府日記

2016-01-02 16:41:21
戦争さん @RAKUNYA

「あぁ、人差し指が一部赤くなっているが……」 「本当だ。気がつかなかったよ」 「火傷か?」 「今日は書類仕事しかしていないよ」 「挟んだりは?」 「していない。……蕁麻疹なんかでもなさそうだ」 「よく見せて見ろ」 「包帯、巻き終わってからね」 「ああ」 #紅鎮守府日記

2016-01-02 16:37:36
戦争さん @RAKUNYA

「抗生剤も消毒も早かったし、矢矧さんたち医療班の腕もあったから、破傷風の心配はほとんどないけども」 「指を噛まれると、最悪落とさなくちゃならないからな」 「まったくだよ……包帯、押さえて」 「あぁ……響?その指はどうした?」 「……指?」 #紅鎮守府日記

2016-01-02 16:34:21
戦争さん @RAKUNYA

―紅鎮守府 提督棟 夜― 「……また、無茶をしたね?司令官」 「……すまない、響」 「責めているわけじゃない。私がいたら、警戒されていたんだろう?」 「…………」 「でも、少しやりすぎだ。出血するほど噛まれるなんて」 「……そうだな」 #紅鎮守府日記

2016-01-02 16:31:18
戦争さん @RAKUNYA

「冷静に考えればおかしい、百機同時運用をこなす雲龍さん。怪奇現象を起こしてしまう初霜さん」 「響さんに関しては……言うことはありませんね」 「そう、みながみな、何かしらの“異質”を持っている……そんな印象でしたが……これ、合っているんですかねぇ? 」 #紅鎮守府日記

2016-01-01 03:18:28
戦争さん @RAKUNYA

「取材して感じたイメージ……」 「……みなさん、どこか浮き世離れというか……そう」 「艦娘らしからぬ何か、を持っていましたね」 「神速の居合いを体得した金剛さん。同じ剣術ながらも、別系統の大鳳さん――」 #紅鎮守府日記

2016-01-01 03:18:16
戦争さん @RAKUNYA

「……さて、ここまで金剛さん、雲龍さん、大鳳さん、初霜さん」 「あとはここに響さんを加えた五名、ということですが」 「…………共通する点が見つかりませんね」 「大型……高練度……特殊武器?うーん、違う……」 「…………なんでしょうね、ほんと」 #紅鎮守府日記

2016-01-01 03:18:04
戦争さん @RAKUNYA

「えー、ではとりあえず」 「あ、はい」 「このことは内密にしておきます。またの機会にでも」 「すみません。お願いします」 「いえいえ。月刊クレチン、よろしくお願いしますね」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:59:13
戦争さん @RAKUNYA

「それでも、やめてやってくれ」 「若葉……」 「これを今バラされると、私たちが稼げなくなる」 「えっ」 「ああ、姉としてかばっているわけじゃなくて、小遣い稼ぎですか」 「……なにか問題が? 」 「問題だらけですよ」 「期待した私が間違っていたわ……」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:59:02
戦争さん @RAKUNYA

「ごめんなさい……」 「ではまた、よくなってから」 「ごめんなさい、これはその……あまりにも」 「“異常”、だからな」 「あー、まあ……そうですか」 「本気で落ち込んでいるな」 「そりゃあ若葉さん……こんなの特ダネですから」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:53
戦争さん @RAKUNYA

「私の改装後、すぐに欧州輸送作戦の関係で、提督とはあまりお話できてなくて」 「うーん、また一つ謎が」 「こんな感じでいいですか……?」 「ええ、十分です。最後にすごいことが……」 「あ、えっと……その、あんまり大きな感じで注目されるのは……」 「……ダメですか」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:45
戦争さん @RAKUNYA

「しかし、本当にどうしてこんな……」 「最近、少し集中したらコントロールできる時もあるんですけども」 「なんだ、できるのか? 」 「ちょっとだけ、ね」 「すごいな」 「一体、司令官はなにをしたんですかね」 「さあ……」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:36
戦争さん @RAKUNYA

「……ちょっと写真用に、もう一回投げてもらえますか? 」 「あ、はい」 「……また立った」カシャッカシャッ 「これのせいで、ほかの子たちとのゲームとかできなくって……」 「ああ、コントロールできるわけじゃないんですね」 「コントロール、できるといいんですけどね」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:26
戦争さん @RAKUNYA

「さあ……?」 「いやさあって……これ言っている間にも倒れませんし……磁石とか仕込んであるんじゃ……」 「触ってみてください」 「……崩れましたね。つまり――」 「偶然にも投げたサイコロが、奇跡的なバランスで立っていた……それが毎回だ」 「どうなっているんですか」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:17
戦争さん @RAKUNYA

「――だってこれ、どうやったら“サイコロが角同士でつながって、地面に垂直に立つ”んですか……」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:10
戦争さん @RAKUNYA

「…………へ? 」 「…………」 「いや、あの……え? 」 「私も最初は驚いたな」 「……私自身、どうしてこうなるのか見当もつかなくて」 「いやあ……どうなっているんですか、これ……だって――」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:58:02
戦争さん @RAKUNYA

「あるんですか」 「……それはさておき」 「(若葉さんとは賭け事をしないようにしないと……)」 「ごく普通のサイコロだって、わかったところで、今度は私が振ってみますね」 「あ、はい。お願いします」 「はい、では参ります」 #紅鎮守府日記

2015-12-31 23:57:54
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