[第1回]中ザワヒデキから学ぶ 日本現代美術史のABC

青山ブックスクールにて行われた『現代美術史日本篇1945-2014』刊行記念講座に出席したのでその実況の記録 2014年12月12日
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※基本的に個人的な講義受講メモのつもりです

青山ブックスクール
『現代美術史日本篇1945-2014』刊行記念講座
中ザワヒデキから学ぶ 日本現代美術史のABC ~戦後1945年から現在2014年まで日本の現代美術のムーヴメントを追う 

[第1回] 総論・美術家の美術史書・循環史観 

場所:青山ブックセンター本店
日時:2014年 12月12日(金)

http://www.aoyamabc.jp/culture/contemporaryart-abc/ 

[第1回]http://togetter.com/li/756961
[第2回]http://togetter.com/li/770860
[第3回]http://togetter.com/li/782571
[第4回]http://togetter.com/li/794561
[第5回]http://togetter.com/li/809598
[第6回]http://togetter.com/li/821873


みそむーおでん @misoni_2013

中 ザワヒデキから学ぶ 日本現代美術史のABC ~戦後1945年から現在2014年まで日本の現代美術のムーヴメントを追う aoyamabc.jp/culture/contem…

2014-12-12 19:00:34
みそむーおでん @misoni_2013

ARTDIVERを通じて出された現代美術日本篇だが、改訂版。 これまでプロの編集者と一緒に書きたいと思ってた頃それがかない、なおかつ文字数が改定前を超えるもので新著と言ってもいい。

2014-12-12 19:13:13
みそむーおでん @misoni_2013

今回の講座は中村さんからの打診。面識はなかったが、改定をWEBを通じて行っていてそれを見て。 日本現代美術は要素が多く良く分からないが、中ザワさんの話を通じてならわかりやすい、と今回の話に。

2014-12-12 19:13:23
みそむーおでん @misoni_2013

現代美術日本篇は「現代美術史」の「日本篇」として捉えている。 つまり世界動向のうちの日本篇。

2014-12-12 19:15:43
みそむーおでん @misoni_2013

日本の現代美術史を書いている人が三人いる。 針生一郎「戦後美術盛衰史」東京書籍1979年。戦後美術をドキュメンタリータッチで楽しく読める。社会のための芸術として書かれている

2014-12-12 19:16:38
みそむーおでん @misoni_2013

千葉成夫現代美術逸脱史 千葉と同じ時期期に出た彦坂尚嘉や堀浩哉などの美共闘を中心に。 具体以降の日本美術史。日本の美術は世界動向からはずれ美術から逸脱している。芸術、類のための美術。 具体をちゃんと評価してないと針生を非難。二人の対立へ

2014-12-12 19:19:09
みそむーおでん @misoni_2013

[追記・修正]千葉成夫現代美術逸脱史 1986年。 日本概念派を規定し美共闘を中心に。「類のため」でなく「類としての美術」。

2014-12-15 23:11:51
みそむーおでん @misoni_2013

椹木野衣「日本・現代・美術」 中黒が入ってることが重要。つまり日本現代美術は成立しない。分離しているし、そんな美術史を書く大それたこともしないスタンス。

2014-12-12 19:21:59
みそむーおでん @misoni_2013

[追記]椹木野衣「日本・現代・美術」 1998年発刊

2014-12-15 23:13:31
みそむーおでん @misoni_2013

「日本・現代・美術」冒頭から千葉茂夫によりコペルニクス展開と評したグループ「位」に疑問。また千葉が無視した岡本太郎をきちんと触れる。 また歴史を逆順に触れていくという文学的。また歴史自体が生成しない「悪い場所」。だからこそ逆説的に愛着がわくというスタンス

2014-12-12 19:23:37
みそむーおでん @misoni_2013

[追記]逆説的に愛着が湧く、つまりロマン主義的アイロニーと中ザワが言ってることで、美学校中ザワ研究ではここ→   geocities.jp/bunkenkenkyu/2…  なお例示としては、男はつらいよの虎さん。男は辛いと言いつつ実は逆説的にそれを肯定し評価してるということ

2014-12-15 23:25:03
みそむーおでん @misoni_2013

いずれにせよ、三人共ちゃんと美術史を語ろうとするスタンスではない。そうであれば、目次を立て、章立てすることでちゃんと語ろうとしたのが中ザワヒデキによる現代美術日本篇

2014-12-12 19:24:25
みそむーおでん @misoni_2013

時代を2014年まで、10月の動向まで。 ある意味美術書としては危険w 針生が1979年?、千葉が1986年、椹木野衣が1998年。 現代美術日本篇の初版が2008年。

2014-12-12 19:27:28
みそむーおでん @misoni_2013

戦前は日本の美術を打ち立てようと、洋画、それに対抗する意味で日本画を出した。むしろある時代には日本画が本命だった。戦争画も描かれる。 それが戦後、現代美術という枠組みが入ってくる

2014-12-12 19:29:04
みそむーおでん @misoni_2013

一方、美術のための美術もある。 数学の定理(例えばピタゴラスの定理)が変わらないように、時代が変わっても不変な美術もあるはずだ。

2014-12-12 19:29:48
みそむーおでん @misoni_2013

中ザワは美術家だ。 作品を作るが、作品以外も作る。それは作品解説にもなっている。 音楽や方法主義宣言、また美術史テキスト。

2014-12-12 19:30:38
みそむーおでん @misoni_2013

現代美術日本篇の特徴は「循環史観」。歴史は繰り返す。 この逆は単線。つまり進歩史観。人類は未来に向けて良くなるというモダニズム。歴史学を見ればキリスト教にもつながるかもしれない。

2014-12-12 19:31:31
みそむーおでん @misoni_2013

つまり「歴史」は「目次」である。それをきちんと書いた本。

2014-12-12 19:32:18
みそむーおでん @misoni_2013

「日本現代美術」の魅力。改訂版4P。 九州派の菊畑茂久馬。半芸術綺談。一生懸命真面目に書くことがいかに甘ったれたことがわかった、、、という。 これは作る側の話。つまり美術は美術家にとって学ぶものではない。

2014-12-12 19:33:47
みそむーおでん @misoni_2013

美術はもともと学んで正解が導き出せるものではない。 算数であれば、たとえば3+5=8で正解がでる。 何が美しいかそうでないか正解はなく、学ぶとは本質的に違う。

2014-12-12 19:34:34
みそむーおでん @misoni_2013

美術そのものは学べない。しかし美術史には知ることができるかもしれない。

2014-12-12 19:35:17
みそむーおでん @misoni_2013

近代美術史テキスト。1989年。26歳の時に書いた。 当時はアクリル絵の具で楽しみのため絵を書いていたが、ある時美術史を書くことに迫られ書いた。文字、中身の図版も全て手書き。 ふざけて書こうとしたがむしろ本気で書くことがふざけたこと=面白いことになるので教科書的に

2014-12-12 19:36:58
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