板書について考えてみる(CHALKの法則を中心に)

2014/12/21 21:00~ よい板書って何なのでしょうか。今回は、板書の利点とCHALKの法則について。 その1は(http://togetter.com/li/754532
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プレゼンたん @presen_tan

(プリンアラモードmgmg、紅茶gkgk)・・・さて、再開しましょう♪

2014-12-21 21:38:58
プレゼンたん @presen_tan

②Headline(見出し)。コンテンツがどういうものか、それを見ればひと目で分かるフレーズですね。スライドウェアのテンプレートには、上部にタイトルを入力するスペースがありますが、そのおかげで、聴衆は「自分は●●の話を聞いているんだ」と常に認識でき、迷子にならないのです。

2014-12-21 21:40:31
プレゼンたん @presen_tan

この親切さを、板書にも応用するのです。栗山さんは、見出しの役割として「学習内容や学習箇所を示す(例:数学C p.75 例題②)」「重要度を示す(例:試験のヤマ!)」「理解を補填するもの(例:追記、コメント)」の3つを提唱しています。 pic.twitter.com/065H2JqNOQ

2014-12-21 21:41:02
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プレゼンたん @presen_tan

スライド作成とも繋がるところがあって、ふむふむと思った記憶があります。

2014-12-21 21:41:25
プレゼンたん @presen_tan

③Account(説明)。授業内容の説明だけではなく、板書そのものの説明です。プレゼンでも、聴衆が迷子にならないよう、最初ないし途中でグランドルール(ロードマップ)を示すのが作法となっていますよね。それを、板書にも応用するのです。

2014-12-21 21:41:46
プレゼンたん @presen_tan

例えば「重要構文は赤色の下線を引く」というルールで板書するとしましょう。板書する側は(見れば分かるでしょ)と思って、説明なしに板書を始めがちですが、全員がその場でルールを理解できるとは限りません。疑問を解消する間もなく板書が進むと、一部生徒は「あぁぁぁ」ってなってしまいます。

2014-12-21 21:43:26
プレゼンたん @presen_tan

あとは、ノート取りの注意点。几帳面にノートを取る人ほど、予定外のことが起こって上手くノートが取れないと「あぁぁぁ」てなってしまい、その後の授業の集中力がダダ下がりします。彼らのことを思いやって「後で書き足すから、ここは2行ほど空けておいてね」みたいな声掛けが大事になるのです。

2014-12-21 21:45:22
プレゼンたん @presen_tan

余計な雑念を起こさずに板書とノート取りに集中してもらえるよう、御膳立てする必要があるのです。

2014-12-21 21:45:42
プレゼンたん @presen_tan

④Look back(振り返って見る)。板書の最中、ミクロ・マクロの双方の目線です。まず、文字やイラストといったパーツを丁寧に描けているか、板書を局所的に観察するのがミクロの目線です。狭義の「丁寧さ」とも言えますね。

2014-12-21 21:46:00
プレゼンたん @presen_tan

対するマクロの目線は、板書全体を俯瞰するためのものです。板書全体のバランスは良いか、線や枠が曲がっていないか、字の大きさやイラストは見やすいか… などを、遠巻きに観察するのです(教室の後ろに立つ、ビデオ撮影をするなど)。改善点があれば、適宜修正していくのです。

2014-12-21 21:46:31
プレゼンたん @presen_tan

ちなみに私は、問題の解答(数学の解法など)を板書する時、無意識の内に右肩下がりに描いてしまうクセがあります。描き終えて自分の席に戻り、自分の板書を俯瞰して愕然とする… こんなことはしょっちゅうです。1文字1文字に集中していると気づかないものなんですねぇ。

2014-12-21 21:47:08
プレゼンたん @presen_tan

プレゼンでも同じこと。一つ一つのパーツの美しさが大切なのは言うまでもありませんが、それをスライド上に配置した時に調和が崩れていては、よいスライドとはいえませんよね。

2014-12-21 21:47:45
プレゼンたん @presen_tan

???「プレゼンにおいて最も重要なこと。それはパーフェクトハーモニー、完全調和」

2014-12-21 21:48:58
プレゼンたん @presen_tan

⑤Kindness(優しさ)。聴衆の立場に立つということです。皆さん、こんな経験はありませんか?『スライドの内容をメモっていたら、何の断りもなしに次に進んでしまった…』。呆然としてしまいますよね。あの悲劇は、プレゼンターが『次行っていいですか?』と確認することで防げます。

2014-12-21 21:49:15
プレゼンたん @presen_tan

板書でも同じです。一生懸命ノートに取っている中で何の断りもなくバァーっと消してしまうと、生徒は呆然としてしまいます(私はノート作りに執念を燃やすタイプだったので、こういうことは日常茶飯事でした)。そうならないため、『消していいですか?』の一言をかけてあげるのです。

2014-12-21 21:49:52
プレゼンたん @presen_tan

あと、こんな経験はありませんか?会場の明るさや色使いなどの理由でスライドが見にくいのに、プレゼンターは意に介さず進行していくようなプレゼンテーション。聴衆のテンションはダダ下がりですよねぇ。

2014-12-21 21:50:28
プレゼンたん @presen_tan

板書でも同じです。最前列、最後列の生徒に『見にくくないですか?』の一言をかけてあげるのです。スライドと違い、板書であれば生徒からの『見やすい』『見にくい』の意見をすぐさま反映させることが可能です。ですので、サボらずに聞いてあげたいですよね!

2014-12-21 21:50:47
プレゼンたん @presen_tan

最後に一言。板書にせよスライド作成にせよ、最初に「ルール」を徹底することが必要となります。『このフォントはキーワードに適用する』『この色は補足事項を囲むときに使う』『この矢印は因果関係を表すための記号にする』『重要事項の傍には、この電球マークを使う』などなど。

2014-12-21 21:51:04
プレゼンたん @presen_tan

統一感のない見た目だと、手抜きだと一発でバレてしまいます。聴衆(生徒)は、自分たちが思ってる以上に敏感です。最初から聞く気がないのではありません。手抜きを見破って、聞くに値しないと判断したため、聞く気を失っているのです。これは、いつも私が気をつけていることです。

2014-12-21 21:51:17
プレゼンたん @presen_tan

最後に振り返っておきましょう♪ pic.twitter.com/8R2ppbNb2O

2014-12-21 21:51:58
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プレゼンたん @presen_tan

今回の参考図書は、栗田正行さんの『わかる「板書」伝わる「話し方」』(東洋館出版社)。塾講師や高校教師の仕事の中で身につけた、板書や伝え方のノウハウを余すことなく伝授してくれます。プレゼンのヒントになるネタも詰まっていて、とても参考になりました~。

2014-12-21 21:52:12
プレゼンたん @presen_tan

今後、気が向いたら板書やホワイトボードのレイアウトテンプレートについて取り上げる・・・かもしれません!

2014-12-21 21:53:06
プレゼンたん @presen_tan

以上、「プレゼンたん、板書について語る」をお届けしました。

2014-12-21 21:53:11