Gレコは、富野監督が基本的な勘違いと、設定に酔って道を間違えた作品

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子ども向けって言うけど、中学生が納得するだろうか。メガファウナの大人クルーにしても、主人公が馬鹿な天才少年で利用しやすくて良かったと思ってる訳でもないし、クエスの「私みんな知っていたなーっ」じゃないけど、ベルリみたいな少年は危険だ、というメッセージがある（感じさせる）訳でもない。

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スコード教も進撃のカベ教と同じで空っぽだし。 （進撃批判ではありません、後で補足します） 自然現象を精霊に見立てて物語に仕立てるのが多神教。 神と対話するのが一神教、自分と対話するのが仏教。

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一方で、壁やエレベータが安全と幸せをもたらすから信じます、……それ宗教じゃないから。（日本人は神道でも仏教でも無く、人間教だと言ったのは山本七平だが、 これは日本人が神や自己ではなく、他人と話して自己規定しているから） 　参考：日本教　ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5…

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だからＧレコで「スコード！」と叫ぶのは「壁！壁！」と言うのと同じ。 スコードが一神教ならば、主人公が、「神よ、私は私の愛する女性の大切な人を誤って殺してしまいました。私に罪を償わせて下さい。そして彼女に安楽をもたらせて下さい。そのために私は、彼女をこの戦争から守るために、この命を

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あなたに捧げる覚悟です。神よ、どうか私をお守り下さい。」 とでも言えば、中学生にも一神教って何なのか分かるだろう、と言っても、 「壁よ、私をお守り下さい」は変だし、「3方向同時カベ！」ちょっと待てよと。

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注：ドサクサ紛れに進撃を批判する意図はありません。 進撃の壁教は、登場人物の多くが、憲兵団さえ空っぽの宗教を盾にした権力組織に懐疑的で、主人公達がその謎を解き、戦うべき相手になっているから、空っぽに意味があります。

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一方Gレコは、中身の無い空っぽの卵の殻に「スコード、壁」と書いて、主人公達がそれを妄信してるから、視聴者はオカシイと感じる。

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最近の話に戻りますが、 各軍のトップ、大人が会談してるのを無視して、子ども艦隊が勝手に戦闘を始めるのは、ボーイスカウトのチームが幾つか集まって、代表の大人達が難しい話してるけど、僕らは勝手に冒険行っちゃおうぜ！

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これって富野さんの子ども時代の夢かな？これが子ども（中学生）向けだ、ロボットアニメだ、必殺技もでるぞ、文句あるか！ちょっと待って下さいな。

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話変わって、勝手な想像ではあるが、バンダイ的にはDVDが売れなくても良いのかなとも思う。爆死でも何でもいいから、ガンダムワールドを広げてくれればそれでOK、的な。 ○○星まで行くてのは、確かに今まで誰もできなかったし、富野さん以外がやっても説得力がなかっただろう。

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もしかしたら、バンダイ的には、Gレコは収穫ゼロでも、富野さんに新たな農地を開墾してもらえばそれでいいや、かもねと。 宇宙世紀とターンAの間がポッカリ開いてたけど、Gレコで埋めたら、ココもこれから新作で耕せるね、と。「これでバンダイはあと10年戦える。」的な。

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ところで私はガンダムファンでない（Vガンで卒業した）。 エリア88 actⅢが好きだが、この作品を自分が20代の頃にボロクソに批判されたら真っ赤になって怒っただろう。誰にだって、作品の出来が良い悪いに係らずに、人生的にとても印象的な大事な作品というのは持っているものだ。

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すでにガンダムを卒業した私にとって、アナザーガンダムは視聴対象にならなかったが、わずかに観たシードでは、脚本の面で褒めることは出来なかった。 だからオールドファンがシードを評価しないのも理解できるが、彼らも大人なら、他人にとっての大事な宝をそこまで酷く言う必要もなかろうと思う。

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若いアナザーファンがそうやってイジメられるから、ガンダムオタク同士で争い続けるのだろうが、そもそも相手に不満があるのは、自分自身への不満を自分にでは無く、他人に向ける逃避行動に他ならない。だから問題が解決しないのだ。

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それはともかく、こういったファンの惨状に置いて、原作者の富野Gレコが現れて、何かしら指針となる回答でも出てくるかと、密かに期待したファンもいるかと思うが、出てきたのは「俺はクリエイターだ、文句あるか」だったので、そりゃ若い人が、富野要らないと暴言吐くのも分かるよ。ＳＷも似たような

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脚本的なことだが、○○星に行くなら、それを3話くらいまでに明確にすべきでは、と思う。 旧ヤマトなら最初に14万光年の星に行くよと言ってしまうが、それでも、目的を果たせるのか？と毎週ヒヤヒヤしながら楽しく観れた訳だ。そして目的地に着いたら、もう一つの目的地が現れる。

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明かして置いて、最後まで隠して置く。エヴァだって人類補完計画とか怪しさを匂わして引き付ける。Gレコなら3話くらいまでの内に、○○星に行かなければ、地球のエネルギー問題は解決しない！とかやれば、今のグダグダ展開でも多少はついて行けるかな。

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今は海図を見せないせいで、船員（客）がモチベーションを失って船を降りてる状態。富野船長、この船どこに行くんだー？宝はあるのかー？文句言うな、俺の気分次第だ！これじゃ逃げられても文句言えまい？ 最後にビックリさせようてのは、永野さんの「ゴティックメード」もだけど、似てるのかね

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ボーイスカウトのピクニック気分のロードピクチャと言えば、「ナントカ2199」というのがあったが、「ファイブスター物語」といい、最近はぶち壊すのが流行ってるのかと。

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「ただのロードピクチャだから楽しく作らなければいけない」とも言ってるけど、楽しくなければと自分に言い聞かせている時点で、あまり楽しんでないのかな、と。没入してれば、もっと作品に深みが自然と出てくるだろう。

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例えば、アイーダが女王になる、成長するのなら苦しみも味わうはずで、 周りから期待されたが、今のところ大した実力も人望も無いと、自分とのギャップに苦しむなのなら、今の若い子が、学校生活は楽しいはずなのに何でこんなに苦しいの？私の何が悪いの？みんなが悪いんじゃない！という悩みに近くて

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それなりに共感を得るかもしれない。 　参考：高畑勲 　[成功している素晴らしい自分という]きわめて有害なイメージを身につける危険性がある。　[現実に対処する訓練が不足し、肥大した自己イメージと現実の貧弱な自己とのギャップにさいなまれ、甘美な映像世界に逃避し、「ひきこもる」。

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参考：続き 　そういう世界から卒業しないまま現実世界を生きるなら～ 　d.hatena.ne.jp/kingfish/20140…

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こういうのには、プリキュア、アイカツも含まれるかな？～10歳までの子どもには、成功という大きな夢が必要だろう。 しかし10～15歳の中学生の時期には、夢と現実の差を知り始め、受け入れる準備を始める。だから1stガンダムや進撃の巨人が彼等に求められて来た。

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また、オンナというのは情にほだされやすい（人の気持ち、立場などにひきつけられて、自分も同じように感じてしまう）モノだから、 「そんな不安を支えてくれたカーヒルを殺したアイツは憎い！しかしこの小男は、なぜか私に優しく触れるのだ。