島田雅彦『カオスの娘』がフランスの文学賞、マスタートン賞の最終候補に!(その他の最終候補作の内容紹介付き)
フランスの文学賞で、ホラーやダークファンタジー、サイコサスペンス、SFなどを対象とするマスタートン賞(Prix Masterton)の今年の最終候補作が2015年2月4日に発表された。翻訳長編部門の最終候補作は島田雅彦『カオスの娘』やジョー・ヒル『NOS4A2 -ノスフェラトゥ-』など6作品。
【追記】3月10日、受賞作発表。翻訳長編部門はジョー・ヒル『NOS4A2 -ノスフェラトゥ-』。
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島田雅彦作品のその他の仏訳書および英訳書
仏訳書
フランスではほかに、2004年(2003年?)に『彼岸先生』の仏訳『Maître Au-delà』が出版されている。(日本のamazonにはデータが登録されていない。→フランスamazon)
『カオスの娘』はフランスの出版社、ウォンバット社の日本文学レーベル「イワザル」(Iwazaru)の第4弾として出版された。同レーベルのその他の出版物は以下の通り。
- 第1弾 北野武『少年』
- 第2弾 奥田英朗『イン・ザ・プール』(精神科医・伊良部シリーズ1)
- 第3弾 筒井康隆『ヘル』
- 第5弾 奥田英朗『空中ブランコ』(精神科医・伊良部シリーズ2)
Natalia
@ARRIBASNatalia
#MardiConseil : La fille du chaos - Masahiko Shimada #ThrillerFantastique #Japon #Chamanisme nouvelles-editions-wombat.fr/livre-T4.html pic.twitter.com/h7I1RhSb1C
2014-04-08 16:20:47
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英訳書
英訳書は、『夢使い レンタルチャイルドの新二都物語』(The Dream Messenger)と『自由死刑』(Death By Choice)が出ている。
関連Togetter
まとめ
伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』がフランスの文学賞、マスタートン賞とズーム・ジャポン賞を受賞
伊坂幸太郎のデビュー作『オーデュボンの祈り』(2000年)が2012年にフランスで、ホラーやダーク・ファンタジー、サイコ・サスペンス、SFなどを対象とする「マスタートン賞」を受賞していた。
マスタートン賞公式サイト: http://masterton.noosfere.org/
『オーデュボンの祈り』仏訳版(2011年2月刊): http://www.amazon.fr/dp/280970242X
【2013年11月16日 15:27追記】
2012年に伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』、2013年に中村文則『掏摸(スリ)』が受賞したフランスの「ズーム・ジャポン賞」についても追加でまとめました。
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